シェル・パーソン - オモイカネデータベース＠WAPスレ

シェル・パーソンとは

某国が密かに行っていた、BD被験者（これは完全に脳を摘出された者、或いはBDとし使用された胎児の脳を指す）の救済処置。

BD化された脳に何らかの刺激を与え、人格を取り戻すと言う試み。
これにより、人格に目覚めさせられた者は、二択を与えられる。

一つは、シェル・パーソンとなり、政府の為、仕事を行うか。

一つは、人格を手放し、静かに眠りに付くか。

シェル・パーソンとなる事を選んだ者は、莫大な借金を課せられ脳を甲殻（シェル）に収められ、機体へ組み込まれる。
（この借金とは、機体費、シェルの費用、その他諸々の維持費である）
借金を完済するまで間、政府の元で仕事を与えられる。

救済処置とはいうものの、実際は政府の道具となる法である。
しかし、一応の救いとして、借金（もっとも通常、完済できる様な金額ではない）を
完済しきった者は、ソフトスキン（高度なバイオ技術によって作られたサイボーグボディ）に脳を移し、ようやく自由の身となる。

現在、完済しきった者は、 ひのえ 、みずのえ含む極少数のみである。

この法は、現在に至っても密かに続けられているが、当然ながら非公式で、一般が知る所ではない。

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注・元ネタ：アン・マキャフリーのSF小説、歌う船。
主人公含むサイボーグ宇宙船がこのシェル・パーソンに該当する。