2,出会い

    

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 雨の中、一人の少女が歩いていた。

 その少女は、何所か人を寄せ付けないようなほどの綺麗な顔立ち、漆黒の闇よりも黒い長い髪、何所かの女子高生だろう何処かの制服を着ていた。

 少女が通っているのは表通り

 少女はふと当たりを見回した。 

  サラリーマンや傘をさす子供など人がいた。

 少女の目に映るのは、何時も雨の日の風景だった。


  だが、何かの気まぐれだろうか・・・

  少女の目は裏地に眼が行った。

  「人?」

  少女は裏地を歩く黒い影を見た。


  その影は、足元がおぼつかない足取りをしていたが、何かにつまずいて倒れてしまった。

  少女は驚いた顔をして、倒れた影の方へ歩いていった。




  裏地は、少女が何時も通る表通りとは違って、ビルとビルの間にあった。それは、まるで自分が囚人の様にも感じられた。

  少女はそんな幻想的な風景に目を奪われていたが、倒れた影のことを思い出した。

  裏地をしばらく歩いていた。

  そして、影の正体を見つけた。

 黒いフード付きのローブを着た何者かだった。

  少女はその人物の顔を覗き込んだ。

  「え、雪咲・・・蒼樹?」

  倒れていた少年は少女の学校の同級生だった。

  蒼樹と言う少年は、少女とクラスは違うが同じ同級生だった。

  少女の知る蒼樹のうわさは、まず人が近寄りがたい雰囲気を持っていること、成績は学年の中間ぐらいで友人は一人か二人ぐらいしか居なく、学校で孤立をしている・・・それくらいだった。

  少女は、図書室で偶然にも蒼樹と会ったことがあった。

  彼女が実際に会った彼は、一切の感情が顔に写っていなかった。

  そう、ただ宿題を機械のようにこなしていた。

  そして、友人らしき人物が来て話していたときだけ顔に唯一感情が見えた。


  そんな少年が裏地に、なおかつ学校が今日はあったはずなのに、こんなところに居る。

  少女は困惑していたが、かばんから携帯電話を取り出してた。

 「あ、冬那です・・・今すぐ車をください」

  神城 冬那は家に電話をした。 
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