バルーザ
聖刻群龍伝シリーズに登場する民族。
普段は西方南部の草原地帯を根城とする遊牧民だが、数十年〜百年ごとに領域内に複数ある自動生産装置より大量の人馬操兵が造られるや、毎回伝承にある彼らの主〈龍の王〉が生まれ変わっているのでは…と、霊峰を勢い任せに(といっても一番標高の低い所をいつも)踏破して西部域へやってくる。
本人たちはまだ見ぬ〈王〉へ挨拶しに来た程度のつもりだが、猪突猛進で兵站無視による物資の現地略奪や、現在まで一度も意思疎通できず、出会えば徹底した見敵殲滅など、その度ごとに西部の人々へ衝撃と混乱を与え、侵攻周期と進路を予測して被害を最小限に食い止める〈神聖ロタール帝国〉成立の名目となった。