ゾマ
「聖刻1092」の登場人物。
その正体は、フェンの父親であるハオ・イーシュの細胞から外道門?を用いて生み出された創り出されし者(すなわちクローン)。八の聖刻の乗り手「選ばれし者」の代替品として用意され、ハイダル・アナンガを操縦するためにダム・ダーラに肉体を乗っ取られた事がある。
カロウナ村でリムリアを拉致されたフェンの前にフェノ・ベルガ・ラハンとともに現れ、聖都計画にまんまと巻き込んだ。
聖華八門の錬法師カルラと愛し合う様になったが、この事すらもダム・ダーラに仕組まれた事だった。しかし、ダム・ダーラによって仕組まれ引き裂かれた関係であったとしても互いを想いあう心は本物であったため、死に分かれた後もゾマはカルラの事を想い続け、カルラは己の仮面に宿した意識で自身の影武者であったラーパティにゾマを託している。
元々急造の代替品として生み出されたためにその寿命は長くなく、徐々に肉体が腐りゆく病を患っていた。ダム・ダーラから離反した後は、遺品であるカルラの仮面と呪操兵ユィノ・ルーズ・ルゥと共に東方の山中にある遺跡で村娘のテラ?に神人と勘違いされつつ崇められ、死の時を静かに待ち続けていた。
しかし、そこでソティスの命でやカルラの遺産を狙って襲ってきた影武者達の一人ラーパティと出会い、絶体絶命の窮地に遺跡から出現した八機神フェノ・タイクーン・ロウ・ブライマの操手に選ばれた事で、自分にはまだ生きて成すべき役目があることを悟り、テラとラーパティを伴い再び戦いの渦中へと舞い戻る。
患っていた病はフェノ・タイクーン・ロウ・ブライマと共にある事で完治しているが、それは機体と運命共同体になった事でもある。