狗王朝(くおうちょう)
古代東方に繁栄し、3700年前に終焉を迎えた文明。
かつては東方全土を版図に収めていたといわれる超広大な国家で、現在でもキ・ロウホウ?などの様々な遺跡が各地に遺されているだけでなく、梗醍果の首都関撰や南部の街クン・トも、〈狗〉の遺跡の上に建てられたものである。
聖刻世界に超生物として受肉し降臨した〈神〉と、その眷属たちが実体化した怪異として君臨するアハーン大陸東側において(後世まで彼ら人外が顕現し続け、使命を果たしやすいようにか?)、絶頂期の技術で東方全域に魔力・呪力を浸透させて現在まで影響を与えるなど、興隆から滅亡まで謎の多い古王朝であるが、どうやら人狼族が建国し穏やかに統べ、それを九尾獣が守護していたものであったらしい。