ギルダル・ドアーテ・ムーンナル(ギルダール)
西方暦830年代では最大規模の版図を持つ、〈ダカイト・ラズマ帝国〉が所有する旗操兵(古操兵の扱い?)の一体、その名は「黒と黄金の狩人」を意味する狩猟機。通称ギルダール(狩人の意)。一般に帝国最強といわれる、「黒の軍団」の ムーン・ドアーテを超える能力を持つといわれているが詳しい事は不明。
高位の操兵鍛冶師が手掛けた強力な機体や、「力ある古操兵」によく見られる強烈な自我がこの操兵にも存在しており、自らが認めた操手以外は乗せようとせず、また誰が乗っていなくともある程度自立した行動を取る事も可能。
他のドアーテ種と異なり表舞台に出てくることは一切無く、主に極秘任務・隠密行動に使用されているらしい。全身は漆黒に塗られているが時折、光の加減で金色に輝く事があるという。
工呪会のとある天才が連綿と伝わり、失われていなかった超技術(黒の帝国最高の鍛冶師、ソリック・ローマスが「工呪会はどうなっているのか??」とこぼし、見当もつかない)を用いて作った、古代西方北部を古の種族とグリム氏族ごと葬った巨人、ギルダール・ドアーティの複製機である。
装備 両手剣ノン・リムボアール BN値+4、ダメージ修正値2D5+13。1日3回まで、命中した対象から精神力を吸収して精神耐久度を重傷にする、または、仮面のランクを1D5だけ、1刻のあいだ下げる(ただし仮面ランクの最低はIで、それ以下になったら仮面は死んでしまう)。