J 胃潰瘍・十二指腸潰瘍
102D31
65歳の男性。夕食3時間後に生じた急激な上腹部痛のため搬入された。体温 37.8℃。脈拍 72/分,整。血圧 108/58mmHg。血液所見:赤血球 482万,白血球 12300。腹部単純CTを別に示す。

診断はどれか。
a 腸閉塞
b 急性胃炎
c 急性膵炎
d 急性胆嚢炎
e 消化性潰瘍穿孔
× a
× b
× c
× d
○ e
正解 e
100A26
36歳の男性。心窩部痛を主訴に来院した。10年前から十二指腸潰瘍の再発を繰り返している。夜遅くまで残業することが多く,食事も不規則になることが多い。喫煙60本/日を15年間。2週前から会社の決算期にあたり毎晩遅くまで仕事をしていたところ,心窩部痛が強くなった。血液所見:赤血球 454万,Hb 13.4g/dl,白血球 7800。血清生化学所見:尿素窒素 14mg/dl,クレアチニン 1.1mg/dl。13C尿素呼気試験陰性。
対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 禁煙の指導
b 絶食の指示
c 酸分泌抑制薬の投与
d 非ステロイド性抗炎症薬の投与
e ヘリコバクター・ピロリの除菌
○ a
× b
○ c
× d
× e
正解 ac
診断 再発性十二指腸潰瘍