B 嚢胞腎
102I12
常染色体優性遺伝多発性嚢胞腎症に合併するのはどれか。2つ選べ。
a 高血圧
b 肝硬変
c 脳動脈瘤
d 腎細胞癌
e 褐色細胞腫
○ a
× b
○ c
× d
× e
正解 ac
99A42
13歳の男子。学校検尿で微少血尿を指摘され来院した。浮腫と乏尿とには気付いていない。血圧 108/62mmHg。眼瞼に浮腫を認めない。心肺に異常はない。腹部は平坦で,肝・脾を触知しない。尿所見:蛋白(-),糖(-),沈渣に赤血球 10/1視野。血液所見:赤血球 424万,Hb 12.4g/dl,白血球 8200。血清生化学所見:尿素窒素 15mg/dl,クレアチニン 0.6 mg/dl,Na 142mEq/l,K 4.4mEq/g,Cl 104mEq/l。腹部造影CTを別に示す。家族内に同様のCT所見を示す者がいる。
この疾患について正しいのはどれか。
a 常染色体劣性遺伝である。
b 皮膚に結節性病変がみられる。
c 肝に同様の病変がみられる。
d 難聴の合併が多い。
e 予後は良好である。
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
診断 常染色体優性多発性嚢胞腎
99G36
51歳の男性。透析導入を目的として入院した。血清クレアチニン 12.0mg/dl。腹部単純CTを別に示す。
この患者で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 両親のどちらかがこの疾患をもつ。
b 患者の娘はこの疾患を発症しない。
c 脳動脈瘤を合併する。
d 腎移植の適応がない。
e 腹膜透析が第一選択となる。
○ a
× b
○ c
× d
× e
正解 ac
診断 常染色体優性多発性嚢胞腎の終末期慢性腎不全