R 上咽頭癌
102A47
66歳の女性。1か月前から続く左耳のつまるような違和感と左上頚部の母指頭大の腫瘤とを主訴に来院した。CRP 0.4mg/dl。頭部単純MRIの水抑制T2強調像〈FLAIR〉を別に示す。
治療法として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 手術
b 放射線治療
c 抗癌化学療法
d 副腎皮質ステロイド薬投与
e 非ステロイド性抗炎症薬投与
× a
○ b
○ c
× d
× e
正解 bc
99H26
63歳の男性。複視を主訴に来院した。4か月前から少量の鼻出血を繰り返していた。2か月前から右難聴と鼻閉とを自覚していたが放置していた。最近になり右方視での複視を認めたため来院した。右上頸部に直径3cmの硬い腫瘤を触知する。インピーダンスオージオメトリで左耳はAタイプ,右耳はBタイプである。副鼻腔単純CTを別に示す。
この患者で正しいのはどれか。
a 鼻閉は副鼻腔炎による。
b 嗅覚低下を認める。
c 複視は外転神経障害による。
d 閉眼不全を認める。
e 耳管の開放症を認める。
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c
診断 上咽頭癌(頭蓋内進展)
添付ファイル