フォトニ(国家)
この国はデーズ湖沿において唯一の海軍力を持ち、初代アトカ(王)のアトカ・フォトニが現在でも王位に就いている。
この国はニナ・デーズで最南に位置している。ここは、周囲をマーサリーの丘陵地帯と広大な湿地帯に囲まれているため、水上が最も効率のよい交通路になっている。湖畔は天然の港になっており、この国の地理的悪条件を助けている。
この国はニナ・デーズ3国で唯一海軍力(?)と呼べるものを持っている。ただし、どの船も軍船として建造されたものではなく、非常に貧弱な構成である。この海軍は、主に中継貿易の船舶の護衛や、湖の巨大生物を監視するのが主任務で、対外勢力と交戦する事は考えられていない。
この国の主な収入源は、漁業によるものである。このほか、海軍を船団護衛に用いて得られる保証金(特にピモ・ルルニンから)も、この国の大きな収入源となっている。
人物
- 政治
- フォトニ アトカ(国王)・フォトニ
水軍
- 艦船
- 中型船 3隻
- 小型船 10隻
フォトニ(人物)
ニナ・デーズの最南に位置する都市国家、フォトニのアトカ(王)。
フォトニは熱心な東方聖刻教会の信者であり、この教会の託宣によって方向を決定している。当初は国家としての体制が完成されていないため、フォトニが単独で政治を行っていたが、老齢――90歳を越える老年と思われる――にある現在では、ただ政権にしがみついているの感もある。
フォトニは公式の場にめったに姿を現さず、現すときも頭から全身を隠すようにローブを羽織っているため、顔を見る事はできない。顔を偶然見た者の話によると、不気味な面をはめているらしい。また、アトカ・フォトニは怪しげな力で宙に浮いたり、強烈な光を体から発したりできるという噂もよく聞かれる。
なお、フォトニが信仰するこの地の聖刻教会の高位聖職者(「コロシ」と呼ばれる)は、噂されるアトカ・フォトニと同様に仮面をつけていることがあり、彼らコロシも怪しげな力を使うといわれている。