B 疫学指標
小項目
- 率と比,罹患率と有病率,年齢調整率,標準化死亡比(SMR),相対危険度(relative risk),寄与危険度(attributable risk),オッズ比(odds ratio)
102B14
大腸癌に対して感度80%,特異度70%の検査がある。ある地区でこの検査を施行したところ,100人の陽性者が見つかった。
真に大腸癌を有すると予測される人数はどれか。
a 20人
b 30人
c 70人
d 80人
e 予測できない
× a
× b
× c
× d
○ e
正解 e
101H4
人口20万人の都市。現在,1000人の住民がある疾患に羅患している。この都市では,この疾患に毎年50人の住民が新たに羅患し,20人の患者が死亡している。また,この疾患は治癒しない。衛生当局が現時点におけるこの疾患の有病率を計算した。根拠となる計算式はどれか。
a 50÷200000
b 1000÷200000
c (50-20)÷200000
d (1000+50)÷200000
e (1000+50-20)÷200000
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
99F3
ある疾患のA町での罹患率が郡内で高いかどうかを調べるために,郡全体を標準集団として,A町での標準化罹患率(%)を求めた。
郡全体 | A町 | |||||||
年齢 | 人口 | 罹患数 | 罹患率 | 年齢 | 人口 | 罹患数 | 罹患率 | |
20~39歳 | 2500人 | 50人 | 2% | 20~39歳 | 100人 | 1人 | 1% | |
40~59歳 | 1500人 | 30人 | 2% | 40~59歳 | 100人 | 3人 | 3% | |
60~79歳 | 1000人 | 50人 | 5% | 60~79歳 | 300人 | 15人 | 5% |
正しいのはどれか。
a 2.4%
b 2.8%
c 3.0%
d 3.6%
e 3.8%
○ a
× b
× c
× d
× e
正解 a