B 新生児の生理
小項目
- 呼吸,循環,体温,腎臓・体液,肝臓・ビリルビン代謝,消化,血液・免疫
備考
-
循環
- 臍帯脱落
-
肝臓・ビリルビン代謝
- 生理的黄疸
-
消化
- 胎便,移行便,生理的体重減少
-
血液・免疫
- IgG,IgA,IgM
102B49
生後10日の新生児。黄疸を主訴に入院している。在胎39週3日,体重 2950gで出生した。出生後の血清ビリルビン値の変動を表に示す。
(単位:mg/dl)
出生当日 | 生後2日 | 出後5日 | 出後10日 | |
総ビリルビン | 1.0 | 5.0 | 13.2 | 4.5 |
直接ビリルビン | 0.4 | 2.0 | 2.6 | 2.8 |
異常なのはどれか。
a 出生当日の直接ビリルビン値
b 出後2日の総ビリルビン値
c 出後5日の総ビリルビン値
d 出後10日の総ビリルビン値
e 出後10日の直接ビリルビン値
× a
× b
× c
× d
○ e
正解 e
102E12
1歳で成人と同じになるのはどれか。
a Hb値
b IgM値
c 視力
d 腎濃縮能
e 肋骨の走行角度
× a
○ b
× c
× d
× e
正解 b
100I38(試行問題)
1か月の乳児。1か月健康診査で来院した。在胎37週,自然分娩で出生した。出生体重 2700g,身長 48.0cm。日齢6にビタミンKを内服した。母乳栄養。排便回数1日5~7回。便は黄色が多いが緑色を呈することがある。便性は柔らかく粘液が混じることもあり,酸臭がする。哺乳時間は15分で,1日哺乳回数6~8回。母親は,大きな音にぴっくりしたように両手を大きく拡げて足をすくめる動作が気になるという。来院時体重 3600g。肋骨弓下に肝を2cm触知する。
正しいのはどれか。
a 母乳不足がある。
b 肝機能検査を行う。
c 脳波検査を行う。
d ビタミンKの内服を指導する。
e 止痢薬の投与が必要である。
× a
× b
× c
○ d
× e
正解 d
診断 正常に発達している1か月児
99D61
正常早期新生児で誤っているのはどれか。
a 臍帯脱落は生後1週ころに起こる。
b 動脈管の閉鎖は酸素分圧に影響される。
c 血中lgM濃度は母体と同一である。
d 胎児ヘモグロビン〈HbF〉が存在する。
e 体温は環境温度に影響されやすい。
○ a
○ b
× c
○ d
○ e
正解 c
99D62
生後3日の正常新生児でみられるのはどれか。
a 胎便排泄の開始
b Moro反射の消失
c 卵円孔の機能的閉鎖
d 15%の体重減少
e 生理的黄疸の消失
× a
× b
○ c
× d
× e
正解 c