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*渓谷 ティア「ちょっとルーク!?何してるの!?」 ルーク「何って・・・寝て・・・」 ティア「・・・忘れたのかしら?今日が何の日か?」 ルーク「はぁ・・・?何の日って・・・休日」 ティア「・・・・・・・・」 ルーク「な、なんだよ?」 ティア「・・・・・・もういいわ・・・あなたにとってこの日がどういう日なのかわかりました! あなたはず~っと寝てるといいわ!」 ルーク「お、おい!?ちょっと待て・・・」 ティア「・・・何?」 ルーク「いや、あの・・・本当に何の日?」 ティア「・・・・・・自分で考えて」 ばたんっ! ルーク「お、おい・・・」 弟「母上~・・・父上は行かないんですか?」 ティア「ええ、あんな人はもういいから行きましょう」 姉「父上が何かしたんですか?」 ティア「何もしてないわ。行きましょう」 姉&弟「・・・は~い」 ルーク「え~っと日記日記・・・っと。去年の今日は・・・と」 [今日は疲れた・・・もう寝よう] ルーク「・・・何の日かさっぱりわからねぇ・・・もう一つ前の年は・・・」 [今日は俺が帰って来た日だ。毎年どおりタタル渓谷へ行くことに・・・] ルーク「・・・・・・・・・・・俺が戻ってきた日か・・・」 ティア「どうしたの?早く行くわよ」 姉「・・・父上は本当に行かないんですか?」 ティア「・・・忘れてる人が行っても意味ないわ。・・・まったく」 弟「ね~今日って何の日なの?昔から特別って言ってるけど・・・」 ティア「・・・ええ。すごく特別よ」 姉「それとタタル渓谷へ行くことは関係あるんですか?」 ティア「・・・あるのよ。とっても・・・」 ルーク「俺の服どこだ!?やべ!もう船いっちまう!だーくそ!」 姉「・・・結局父上は来ませんでしたね・・・」 弟「・・・特別な日って父上関係ないの?」 ティア「・・・関係、あるわよ。だってルークの特別な日だもの」 姉「じゃあ父上が行かなければ話しにならないではありませんか!」 ティア「・・・忘れてるから・・・いいのよ」 ルーク「ナ、ナタリア!」 ナタリア「ルーク・・・?そんなに急いでどうかしまして?」 ルーク「た、頼みがあるんだ・・・」 ナタリア「なんですの?おだやかではございませんわね」 ティア「・・・ケセドニアに着いたわね」 姉「・・・うっぷ・・・」 姉「こ、この後はどうやって行くんでしたっけ?」 ティア「辻馬車で行くわよ?」 姉「う・・・酔い止めを売っている店ありませんか・・・」 ティア「そうね・・・じゃあ先に薬屋で酔い止めでも買いましょう」 ルーク「・・・着いた!特例で船出してもらって悪かったな!ナタリアに よろしく言っといてくれ!」 キムラスカ兵「いってらっしゃいませ!ルーク様!」 ルーク「くそ~あいつらもうタタル渓谷行っちまったのか・・・?」 がやがや・・・ざわざわ・・・ ルーク「・・・?何かあったのか・・・?」 ティア「これで平気かしら?」 姉「はい・・・多分」 弟「こうやって毎年来てるのに、何で父上忘れてんだろ?」 ティア「本当にね!」 姉「・・・は、母上?」 ティア「だいたい普通忘れる!?それに考えても思い出してなかったみたいだし!」 弟「・・・・・・やっぱ父上と一緒に来たかったんでしょ?」 ティア「そ、そういう意味じゃなくて・・・毎年の習慣になってたから別に ルークがいなくても・・・」 ルーク「・・・なんだ?騒ぎか・・・?」 「ふざけるな!そんな値段で買えるか!」 「そういうなら・・・買わなくてもいいんだぜ?」 「な、なんだと!こんなの違法だ!」 「何言ってんだ~?貴重な品を譲ってやるんだ。多少の値上がりは 仕方の無いことだろ~?」 「く・・・貴様!」 ルーク「だ~・・・もう!お前らな~街の真ん中で騒動起こすなよな」 「何だお前は!」 「商売の邪魔だ。消えな!」 ルーク「なんだと!お前らがぎゃーぎゃーうるさいからだろ!」 「なにを・・・」 兵「貴様らか!街内で騒動を起こしている奴らは!」 「ち・・・憲兵か!ずらかるしかねえな」 「あ、くそ!」 ルーク「・・・ったく」 ぽんっ ルーク「へ?」 兵「君も関係あるんだろ。ちょっと来てくれないか」 ルーク「お、おい!俺は関係ないって!なあ、そこの人!」 ・・・・・・・・・ ルーク「あ、あの野朗も逃げやがった~!」 兵「ほら!ぐずぐずするな」 ルーク「誤解だ~!」 ティア「・・・何の騒ぎかしら?」 弟「ね~早く行こうよ~」 ティア「あ、ええ。そうね」 兵「・・・で、君は喧嘩を止めに入ったと・・・?」 ルーク「ああ!そうだ!俺急いでるんだからもういいだろ!」 兵「急いでいるのに喧嘩を止める余裕はあったのか?」 ルーク「喧嘩してたら他の人に迷惑だろうが!だから止めたんだ!」 兵「しかしねぇ・・・・・・」 ルーク「だぁーもうやってらんね!じゃあな!」 兵「待て!そういう態度はますます怪しいな・・・お前が騒ぎの中心 だったんじゃないのか・・・?」 ルーク「な、なんだと!?」 ティア「遅くなったけど、着いたわね」 姉「こうやって自然を散歩するのも悪くないです。むしろ私は好きです」 弟「タタル草とかいっぱい生えてるなぁ~あいかわらず」 ティア「変わらないな・・・」 ルーク「あ~・・・やっと解放された・・・さてと・・・辻馬車は」 [ローテルロー橋方面の馬車は本日もうありません] ルーク「・・・・・・くそ!走っていくしかないか!」 ティア「・・・・・・ふぅ・・・・・・」 弟「べーっだ。こっちまで来な~」 姉「待て!この!」 ティア「・・・ん~・・・落ち着くわね・・・ここは」 ティア「・・・もう・・・ルークのばか・・・」 ルーク「・・・・・・・・・・ばかでわるかったな・・・」 ティア「ルーク!?なんでいるの!?」 ルーク「なんでって・・・お、思い出したからきたんだだよ!」 ティア「よくすぐに追いついて来れたわね・・・」 ルーク「い、色々無理したからな!まじで」 ティア「・・・そう。でも来てくれてほっとしたわ」 ルーク「あ、いや・・・悪かったな。忘れてて」 ティア「・・・もういいわ、来年から覚えていればいいんですもの」 ルーク「・・・あぁ、もう忘れないよ」 ティア「こうやってここには毎年来てるけど・・・私たちにとって 一番縁のある土地なのかもしれないわね」 ルーク「そうかもな・・・」 姉「父上!いついらしたんですか!?」 弟「ほんとだ!いつ来たの!?」 ルーク「さっき・・・な。頑張ったぜ色々。ナタリアに無理言ったり、捕まったり 走ったり・・・」 ティア「・・・捕まったり?」 ルーク「あ~あ~そこはなんでもない!」 ティア「・・・?」 ざぁ・・・ざぁ・・・ 姉「・・・海がきれいですね」 弟「港や船で見るより綺麗に見えるね」 ティア「・・・・・・ねぇルーク」 ルーク「ん?」 ティア「なんでもない」 ルーク「・・・・・・変なティアだな」 ティア「そうね・・・変ね」 ルーク「・・・なぁティア」 ティア「何かしら?」 ルーク「・・・・・・来年も、これからも・・・一緒にいような」 ティア「・・・ええ」 終わり ---- - すばらしい -- けんしん (2006-04-08 20:01:20) - ほんと、すばらしい! -- 瑠紅 (2006-10-14 13:28:47) - やはりルークとティアはこうでないと -- 条威 (2007-12-10 14:15:42) - 二人が出会った場所。 &br()そして二人がまためぐり合えた場所。 &br()素敵な場所だね♪ &br() -- YOSHI (2008-01-01 01:56:12) - いい話だwww -- リー (2011-02-07 00:27:52) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)
*渓谷 ティア「ちょっとルーク!?何してるの!?」 ルーク「何って・・・寝て・・・」 ティア「・・・忘れたのかしら?今日が何の日か?」 ルーク「はぁ・・・?何の日って・・・休日」 ティア「・・・・・・・・」 ルーク「な、なんだよ?」 ティア「・・・・・・もういいわ・・・あなたにとってこの日がどういう日なのかわかりました! あなたはず~っと寝てるといいわ!」 ルーク「お、おい!?ちょっと待て・・・」 ティア「・・・何?」 ルーク「いや、あの・・・本当に何の日?」 ティア「・・・・・・自分で考えて」 ばたんっ! ルーク「お、おい・・・」 弟「母上~・・・父上は行かないんですか?」 ティア「ええ、あんな人はもういいから行きましょう」 姉「父上が何かしたんですか?」 ティア「何もしてないわ。行きましょう」 姉&弟「・・・は~い」 ルーク「え~っと日記日記・・・っと。去年の今日は・・・と」 [今日は疲れた・・・もう寝よう] ルーク「・・・何の日かさっぱりわからねぇ・・・もう一つ前の年は・・・」 [今日は俺が帰って来た日だ。毎年どおりタタル渓谷へ行くことに・・・] ルーク「・・・・・・・・・・・俺が戻ってきた日か・・・」 ティア「どうしたの?早く行くわよ」 姉「・・・父上は本当に行かないんですか?」 ティア「・・・忘れてる人が行っても意味ないわ。・・・まったく」 弟「ね~今日って何の日なの?昔から特別って言ってるけど・・・」 ティア「・・・ええ。すごく特別よ」 姉「それとタタル渓谷へ行くことは関係あるんですか?」 ティア「・・・あるのよ。とっても・・・」 ルーク「俺の服どこだ!?やべ!もう船いっちまう!だーくそ!」 姉「・・・結局父上は来ませんでしたね・・・」 弟「・・・特別な日って父上関係ないの?」 ティア「・・・関係、あるわよ。だってルークの特別な日だもの」 姉「じゃあ父上が行かなければ話しにならないではありませんか!」 ティア「・・・忘れてるから・・・いいのよ」 ルーク「ナ、ナタリア!」 ナタリア「ルーク・・・?そんなに急いでどうかしまして?」 ルーク「た、頼みがあるんだ・・・」 ナタリア「なんですの?おだやかではございませんわね」 ティア「・・・ケセドニアに着いたわね」 姉「・・・うっぷ・・・」 姉「こ、この後はどうやって行くんでしたっけ?」 ティア「辻馬車で行くわよ?」 姉「う・・・酔い止めを売っている店ありませんか・・・」 ティア「そうね・・・じゃあ先に薬屋で酔い止めでも買いましょう」 ルーク「・・・着いた!特例で船出してもらって悪かったな!ナタリアに よろしく言っといてくれ!」 キムラスカ兵「いってらっしゃいませ!ルーク様!」 ルーク「くそ~あいつらもうタタル渓谷行っちまったのか・・・?」 がやがや・・・ざわざわ・・・ ルーク「・・・?何かあったのか・・・?」 ティア「これで平気かしら?」 姉「はい・・・多分」 弟「こうやって毎年来てるのに、何で父上忘れてんだろ?」 ティア「本当にね!」 姉「・・・は、母上?」 ティア「だいたい普通忘れる!?それに考えても思い出してなかったみたいだし!」 弟「・・・・・・やっぱ父上と一緒に来たかったんでしょ?」 ティア「そ、そういう意味じゃなくて・・・毎年の習慣になってたから別に ルークがいなくても・・・」 ルーク「・・・なんだ?騒ぎか・・・?」 「ふざけるな!そんな値段で買えるか!」 「そういうなら・・・買わなくてもいいんだぜ?」 「な、なんだと!こんなの違法だ!」 「何言ってんだ~?貴重な品を譲ってやるんだ。多少の値上がりは 仕方の無いことだろ~?」 「く・・・貴様!」 ルーク「だ~・・・もう!お前らな~街の真ん中で騒動起こすなよな」 「何だお前は!」 「商売の邪魔だ。消えな!」 ルーク「なんだと!お前らがぎゃーぎゃーうるさいからだろ!」 「なにを・・・」 兵「貴様らか!街内で騒動を起こしている奴らは!」 「ち・・・憲兵か!ずらかるしかねえな」 「あ、くそ!」 ルーク「・・・ったく」 ぽんっ ルーク「へ?」 兵「君も関係あるんだろ。ちょっと来てくれないか」 ルーク「お、おい!俺は関係ないって!なあ、そこの人!」 ・・・・・・・・・ ルーク「あ、あの野朗も逃げやがった~!」 兵「ほら!ぐずぐずするな」 ルーク「誤解だ~!」 ティア「・・・何の騒ぎかしら?」 弟「ね~早く行こうよ~」 ティア「あ、ええ。そうね」 兵「・・・で、君は喧嘩を止めに入ったと・・・?」 ルーク「ああ!そうだ!俺急いでるんだからもういいだろ!」 兵「急いでいるのに喧嘩を止める余裕はあったのか?」 ルーク「喧嘩してたら他の人に迷惑だろうが!だから止めたんだ!」 兵「しかしねぇ・・・・・・」 ルーク「だぁーもうやってらんね!じゃあな!」 兵「待て!そういう態度はますます怪しいな・・・お前が騒ぎの中心 だったんじゃないのか・・・?」 ルーク「な、なんだと!?」 ティア「遅くなったけど、着いたわね」 姉「こうやって自然を散歩するのも悪くないです。むしろ私は好きです」 弟「タタル草とかいっぱい生えてるなぁ~あいかわらず」 ティア「変わらないな・・・」 ルーク「あ~・・・やっと解放された・・・さてと・・・辻馬車は」 [ローテルロー橋方面の馬車は本日もうありません] ルーク「・・・・・・くそ!走っていくしかないか!」 ティア「・・・・・・ふぅ・・・・・・」 弟「べーっだ。こっちまで来な~」 姉「待て!この!」 ティア「・・・ん~・・・落ち着くわね・・・ここは」 ティア「・・・もう・・・ルークのばか・・・」 ルーク「・・・・・・・・・・ばかでわるかったな・・・」 ティア「ルーク!?なんでいるの!?」 ルーク「なんでって・・・お、思い出したからきたんだだよ!」 ティア「よくすぐに追いついて来れたわね・・・」 ルーク「い、色々無理したからな!まじで」 ティア「・・・そう。でも来てくれてほっとしたわ」 ルーク「あ、いや・・・悪かったな。忘れてて」 ティア「・・・もういいわ、来年から覚えていればいいんですもの」 ルーク「・・・あぁ、もう忘れないよ」 ティア「こうやってここには毎年来てるけど・・・私たちにとって 一番縁のある土地なのかもしれないわね」 ルーク「そうかもな・・・」 姉「父上!いついらしたんですか!?」 弟「ほんとだ!いつ来たの!?」 ルーク「さっき・・・な。頑張ったぜ色々。ナタリアに無理言ったり、捕まったり 走ったり・・・」 ティア「・・・捕まったり?」 ルーク「あ~あ~そこはなんでもない!」 ティア「・・・?」 ざぁ・・・ざぁ・・・ 姉「・・・海がきれいですね」 弟「港や船で見るより綺麗に見えるね」 ティア「・・・・・・ねぇルーク」 ルーク「ん?」 ティア「なんでもない」 ルーク「・・・・・・変なティアだな」 ティア「そうね・・・変ね」 ルーク「・・・なぁティア」 ティア「何かしら?」 ルーク「・・・・・・来年も、これからも・・・一緒にいような」 ティア「・・・ええ」 終わり ---- - すばらしい -- けんしん (2006-04-08 20:01:20) - ほんと、すばらしい! -- 瑠紅 (2006-10-14 13:28:47) - やはりルークとティアはこうでないと -- 条威 (2007-12-10 14:15:42) - 二人が出会った場所。 &br()そして二人がまためぐり合えた場所。 &br()素敵な場所だね♪ &br() -- YOSHI (2008-01-01 01:56:12) - いい話だwww -- リー (2011-02-07 00:27:52) - ルークって、捕まるの2回めだし。捕まりすぎ。 -- 無季 (2011-07-26 16:29:22) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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