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―ここはタタル渓谷、ティアとルークの始まりの場所、そしてそしておよそ10年前の旅の終点地でもある― 今日は家族4人でタタル渓谷にピクニック。初めてみた大自然に子供達はおおはしゃぎ。 姉「ここがタタル渓谷?随分と綺麗な所だな♪」 弟「わ~い!こんな大きな木や川なんて久しぶりに見たよぉ!母上も父上も早く早く~!」 ティア「ちょっ、二人ともあんまりはしゃいじゃ駄目よ。って全然聞いてないわ・・・」 ルーク「まぁ元気がよくていいじゃないか(笑)ここに来て正解だったよ。」 ティア「そうね、屋敷からあまり出られない二人からしてみれば見るもの殆どが新鮮でしょうがないんでしょうね。」 弟「もう僕おなかペコペコだよ~!ね、お弁当食べよう??お弁当!」 姉「私も賛成です。久々にに遊びつかれたので・・・」 ルーク「ティア、そろそろ昼をとってもいいんじゃないか?」 ティア「そうね、じゃあお昼にしましょ。」 そして4人はルークとティア、そして仲間との再会を果たした場所でお弁当を食べることになった。 弟「あっ!姉上のお弁当に僕の大好きなタコさんウィンナーが3コもある!僕のには1コも入ってないから姉上の1コわけてよ!!」 姉「こ、こら!勝手に取るな!大体、人の弁当を勝手に取って食べるものがあるかぁ!(私の可愛いタコさんが1つなくなっちゃったじゃない・・・泣)」 ルーク「おいおい、食べ物のことでケンカするなよ~。ウィンナーは俺のをあげるからさっ(困)」 姉「ありがとうございます父上。あ、こら!箸をバッテンにするな!お前(弟)も少しは父上を見習って紳士のたしなみを身に付けたらどうなのだ?」 弟「うるさいやい!姉上だって母上を見習って言葉遣いも上品で容姿端麗な女性になってみろだぁ!」 ティア「////(あ、ありがとう)」 姉「何を!私の何処が上品じゃないというのだ!」 弟「全部だよぜ ん ぶ !女のくせして剣術は僕より長けてるし、ただの体力バカじゃじゃん!!」 姉「お、お前だってみみっちい譜術や学問ばかり勉強して、女の私よりも剣の腕は劣ってるくせに・・」 弟「何を!」 姉「なんだ!やるのか!?」 ルーク「こらこら二人とも、いい加減にしろよ。その自分より劣ってるだとか上だとかいう話はさ。」 ティア「そうよ、あなたたち二人にはそれぞれいいところがあるんだから。それを女っぽくないとか男っぽくないとかの理由でけなし合うのはよくないわ。」 弟「でも母上!僕は悪くないんですよ!姉上がいちいち僕のコトに口をだしてくるからこんなことになっちゃったんです!ね、母上もそう思いますよねっ?」 姉「大体、お前が私のタコさんウィンナーを取ったからこんなことになったのではないのか?でも、それをまともに相手した私もまだ未熟だったようだ。すまないな・・・(弟の名前)」 弟「なんか嫌な感じだけど・・・(困)僕も・・・ゴ、ゴメン。姉上ってあれでも可愛いものに目がないから、それを取っちゃった僕にも責任があるよ・・・それに箸もちゃんと持ってなかったし」 姉「ちょっ、別に可愛いものなんか!(////)」 ルーク「(仲直りできたみたいだな)」 弟「姉上、向こうに遊びにいこ?野生のブウサギがいるみたいだし、姉上もきっと楽しめるよ!」 姉「(ブウサギ・・・撫で撫でして抱きしめたいなぁ・・・)あ、あぁ行こう」 弟「母上~!あちらで姉上と遊んできます。」 ティア「わかったわ。でもあんまり遠くに行っちゃ駄目よ?」 弟「は~い!」 こうして子供達は遊びに行った。そして再開の場所で二人きりに ルーク「案外あれはあれでいい姉弟だよな」 ティア「そうね、ああいうのをケンカするほど仲がいいって言うのかしら笑。」 ルーク「ティア、最初にここに来た時のことを覚えているか?」 ティア「ええ。最初は私のことを冷血女呼ばわりしてたわね。」 ルーク「そ、それは本当のお前を知らなかっただけで・・・お前だって俺のことを散々お子様扱いしてただろっ!(笑)」 ティア「ふふっ(笑)だってあのときのルークはひどかったんだもん!買い物の仕方は分からないし、いきなり民家に入ってミソくれよだし、それと」 ルーク「あ~!っとそれ以上言わないでくれ。(困)あれは俺の暗黒時代なんだから!!」 ティア「でもアクゼリュスの事件をきっかけにあなたは変わったわ・・・」 ルーク「それはティアが俺のことを見ていてくれたからだよ。あのときみんなに見捨てられたけど、ティアだけは違った。だから俺は変われたんだと思う」 ティア「私だってあなたのおかげで変われたのよ?10年前、瘴気に侵された私をずぅっと心配してくれて・・・私はあなたに泣き顔を見られたくなかったけど結局泣いちゃったのよね。」 ルーク「あのときのティアの泣き顔は可愛かったぞ。」 ティア「(////)泣き顔を可愛いと言われてもあんまり嬉しくないわ・・・」 ルーク「いや、普段のティアも可愛いよ!w」 ティア「も、もう・・・おだてても何もでないわよ!(笑)」 ~そして過去の話で時が経ち夕焼けが眩しくなってきた頃~ ルーク「ティア、もう少しそばに寄らないか?」 ティア「(////)わ、私は別にいいけど子供達が帰ってきたら・・・」 ルーク「別にいいじゃないか。サッ(ルークがティアの方に手を添える)」 ティア「(暖かい。ルークの体温が胸の中に入ってく・・・まるで身体を共有してるみたいに)」 ルーク「俺、もう何処にも行かないよ。これからはずっとティアや(弟)、(姉)そしてアッシュの分までキムラスカも守らなきゃな」 ティア「当たり前じゃない。私を3年間も待たせて・・・(グスッ)」 ルーク「本当につらい思いをさせて悪かったなティア。これからは家族という「絆」を皆で育てていこうぜ・・・」 ティア「ええ・・・」 二人は夕焼けに照らされながら肩を寄り添って渓谷を眺めつづけてる。そしてその頃二人の子供達が戻ってきた。 弟「母上~!ただいま戻りました!って(////)姉上!!父上と母上が!!」 姉「し~!静かに!ここは二人っきりにさせておくのがモラルじゃないのか?ささ、私達はこの場から離れて・・・」 弟「ちぇっ・・・(父上のやつ、あんなに母上と密着しちゃって!ずるいぞぉ~。家に帰ったら僕も母上に甘えて胸元に飛び込んでやる!ウシシ・・・笑) しかしその夜、ルークとティアは久しぶりの夜の営みの真っ最中で(弟)の野望は叶わなかったとか・・・ END ---- #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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