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ルーク「実は最近ティアの奴変なんだ・・二人でいても上の空っていうか、何か悩んでるっていうか」
アニス「フムフム(やっぱり気付いてないか)」
ルーク「それとなく避けられてるような感じもするし・・俺嫌われたのかも」
アニス「フムフム(でた卑屈)」
ルーク「他に好きな奴できたのかな・・俺振られるのかな?」
アニス「フムフム(何かティア可愛そう)」
ルーク「でも、そうなら俺潔く身を引いて・・」
アニス「(ブチっ)もぉ~、何でそうなるのぉ~!ティアが可愛そう!」
あまりの卑屈ぶりにアニスはつい叫んでしまった。
アニス「ルークもうすぐパパになるんだよっ」
ルーク「えっ?」
アニス「はぅあΣ(しまった)・・だ、だからぁ、ティアに赤ちゃんができたの!」
ルーク「えっ??」
アニス「ティアすごく悩んでたよ・・きっとルークに迷惑かかると思ってるんだよ」
ルーク「・・・ティアは今?」
アニス「公園広場!」
ルーク「ありがとう」
そう言うとルークは急いで部屋を出て行った。
アニス「まったく・・手のかかる子だわ」
その頃ティアは・・
ティア「そろそろ帰らなくちゃ」
と、ティアが立ち上がろうとしたその時
ルーク「ティア!」
呼び止める声がする。
ティア「ル、ルーク?どうしたの?」
ルーク「あっ、いやその・・『偶然』ティアの姿が見えたから・・」
ティア「そう・・」
ルーク「うん・・」
言葉が続かない。どう切り出していいのか分からない。しばらくの沈黙の後、ルークは何かを決意したかのようにティアに話しかけた。
ルーク「夜・・」
ティア「えっ?」
ルーク「今日の夜にここで会ってほしいんだけど・・だ、大事な話があるんだ・・」
ティア「い、いいけど?今じゃダメなの?」
ルーク「すごく大事な話なんだ」
ルークの瞳は真剣だ。ティアは少しとまどいながらもOKし二人は8時に待ち合わせをする事にした。
ルーク「それじゃまた夜に・・」
ティア「え、ええ・・」
去り行く後ろ姿を見送りながら、ティアは少し不安を感じていた。
一方・・
アニス「ムフフっ☆皆に知らせちゃおっ♪」
一人楽しんでいた。
そして約束の時間・・辺りはもうすっかり暗い。ルークは緊張した面持ちで愛しい恋人を待っている。
アニス「いるいる♪」
ジェイド「いますねぇ♪」
ガイ「ルークのやつ緊張してるな」
ナタリア「の、覗き見なんてはしたないですわ」
アニス「固い事なしなし♪あっ!ティアが来た」
ナタリア「しっ!皆静かになさって!!」
一同「・・一番真剣だよ」
ティア「ル、ルーク・・ごめんなさい待った?」
ルーク「いや・・今来たばかりだよ」
とお決まりのセリフを言ってみる。
アニス「1時間前から待ってたくせに・・」
ナタリア「しっ!静かに!!」
一同「いや・・君の声が一番大きいですから」
ルーク・ティア「「あっ、あの」」
ティア「・・な、なに?」
ルーク「ティアこそ・・」
ティア「わ、私はあなたが大事な話があるって言うから・・」
ルーク「ああ・・うん。と、とりあえず座らないか?」
ルーク「・・・」
ティア「・・・」
沈黙が二人を支配する。耐えきれなくなったティアが口を開こうとしたその時
ルーク「ごめん!」
ルークが突然謝ってきた。
ティア「な、何が?」
ルーク「俺、何も知らないでティアにだけ辛い思いをさせて・・」
ティア「だ、だから何が?」
ナタリア「いよいよですわね!」
一同「・・・」
ティアの疑問をよそにルークは話をつづける。
ルーク「お、俺さこういうの初めてだから何て言っていいか分かんないけど・・でも、もう二度とティアを悩ませたり不安にさせたりしないから・・だから・・」
ルークはそっとティアの左手をとる。そして・・薬指に指輪をはめた。ティアはただ呆然としている。
ルーク「ティア//」
ティア「はっはい//」
ルーク「俺と結婚してください!」
アニス「言った!言いおった!」
ジェイド「若いっていいですねぇ」
ガイ「ルーク・・俺は今猛烈に感動している(涙)」
ナタリア「愛ですわ・・」
ティア「ル、ルーク私・・」
ルーク「これからは何があってもティアを守ってみせるから。そして・・お腹の子供も」
・
・
ティア「えっ?」
ルーク「もう隠さなくていいよ。全部聞いたから・・」
ティア「何を?」
ルーク「だから赤ちゃん・・」
ティア「誰の?」
ルーク「だから!ティアと俺の・・えっ?」
ティア「・・・」
ルーク「だっ、だってアニスが・・え?え?え~?」
アニス「アニスちゃん知らな~い★」
動揺するルークをよそにティアが口を開く。
ティア「何か変だと思った・・突然大事な話があるなんて言うから」
ルーク「で、でも、アニスが産婦人科から出て来たティアが思いつめてたって!」
ティア「あっ、あれはそのぉ・・ちょっとだけ残念だなって・・」
ルーク「えっ?」
ティア「な、なんでもない///と、とにかく私は妊娠してないわ。だから・・」
薬指にはめられている指輪を切なそうに見つめる。
ティア「結婚してもらう理由はないの」
そう言って指輪を返そうとしたその時、『ギュッ』 ルークはティアを優しく抱き締めた。
ティア「ル、ルーク///」
ルーク「理由ならあるよ・・」
ティア「えっ?」
ルーク「ティアとずっと一緒にいたい・・それだけじゃダメかな?」
ティアの瞳から涙が溢れ落ちる。
ティア「・・じゃない」
ルーク「?」
ティア「ダメじゃない・・私もルークとずっと一緒にいたい」
二つの陰が一つに重なりあう。
アニス「いやぁ~ん☆アニスちゃんってば恋のキューピット♪♪」
ジェイド「まあ、終りよければってやつですね」
ガイ「ルーク!俺は俺は(涙)」
ナタリア「愛ですわ・・」
ルーク「あらためて言うよ。ティア、俺と結婚してほしい」
ティア「・・はい・・」
- おまけ -
ルーク「それにしても頑張らないとなぁ~」
ティア「何を?」
ルーク「実はさぁ~、父上と母上に『子供ができた』って言っちまったんだよなぁ~」
ティア「あ、あなたばか?///」
ルーク「そしたらさ、二人ともすっごい喜んじゃってさぁ~」
ティア「ど、どうするのよ~もぅ・・」
ルーク「まあいいんじゃね?どうせ近い内に『本当』になるんだし♪」
ティア「???」
ルーク「頑張ろうなっ!子作り♪♪」
ティア「・・ばか」
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ルークが帰って来て早3ヶ月がたとうとしている。ティアは、ここバチカルでルークと幸せな日々を送っている筈であった・・が、何故か彼女の表情は浮かない。
ティア「どうしよう・・やっぱり・・ううん、まだそうと決まった訳じゃぁ・・でも・・」
何か思いつめている様子。
ティア「やっぱり、ハッキリさせなきゃいけない!」
そう言うと、ティアは部屋を後にしてある所に出かけて行った。
・
・
ティア(大丈夫!大丈夫!)
そう自分に言い聞かせ、ティアは意を決して中に入って行った。その場所とは・・
アニス「あっれぇ~?ティアじゃん☆お~い!ティ・・」
声をかけようとしたその時、アニスの目にある文字が飛込んできた。
『産婦人科』
そう、ティアが向かった場所とは産婦人科である。
アニス「はぅあっΣ・・アニスちゃん貴重な現場を目撃ぃ~♪ムフフ★なにかぁ~面白そうなぁ~よ☆か☆ん」
ティア余り出てきませんが続きです。
しばらくして・・
アニス「おっ★出て来た♪出て来た♪」
ティア「・・・」
ティアはとぼとぼと歩き出した。
アニス「こうしちゃいらんないわっ!追跡♪追跡♪」
すごく楽しそうである。
・
・
ここはバチカルの公園広場。そこでティアは、何をするわけでもなくベンチに座りただ空を見上げている。
アニス「ムムム!なにやら思いつめている様子!やっぱりティア・・こうしちゃいらんないわっ!」
そう言うが早いか、アニスはバチカルのお屋敷にすっとんでいった。
ルーク「アニス!ひさしぶりじゃん♪」
アニス「そうだねぇ」
ルーク「今日はどうしたんだ?」
アニス「突然ルークの顔が見たくなっちゃってぇ☆(それとなく聞いてみるか♪)」
ルーク「よく言うよ」
アニス「と、ところでぇ~、最近ティアとはどうなのぉ?(どうせイチャこいてんだろうけど)」
ところが、ルークの反応はアニスの予想に反して暗かった。
ルーク「実は最近ティアの奴変なんだ・・二人でいても上の空っていうか、何か悩んでるっていうか」
アニス「フムフム(やっぱり気付いてないか)」
ルーク「それとなく避けられてるような感じもするし・・俺嫌われたのかも」
アニス「フムフム(でた卑屈)」
ルーク「他に好きな奴できたのかな・・俺振られるのかな?」
アニス「フムフム(何かティア可愛そう)」
ルーク「でも、そうなら俺潔く身を引いて・・」
アニス「(ブチっ)もぉ~、何でそうなるのぉ~!ティアが可愛そう!」
あまりの卑屈ぶりにアニスはつい叫んでしまった。
アニス「ルークもうすぐパパになるんだよっ」
ルーク「えっ?」
アニス「はぅあΣ(しまった)・・だ、だからぁ、ティアに赤ちゃんができたの!」
ルーク「えっ??」
アニス「ティアすごく悩んでたよ・・きっとルークに迷惑かかると思ってるんだよ」
ルーク「・・・ティアは今?」
アニス「公園広場!」
ルーク「ありがとう」
そう言うとルークは急いで部屋を出て行った。
アニス「まったく・・手のかかる子だわ」
その頃ティアは・・
ティア「そろそろ帰らなくちゃ」
と、ティアが立ち上がろうとしたその時
ルーク「ティア!」
呼び止める声がする。
ティア「ル、ルーク?どうしたの?」
ルーク「あっ、いやその・・『偶然』ティアの姿が見えたから・・」
ティア「そう・・」
ルーク「うん・・」
言葉が続かない。どう切り出していいのか分からない。しばらくの沈黙の後、ルークは何かを決意したかのようにティアに話しかけた。
ルーク「夜・・」
ティア「えっ?」
ルーク「今日の夜にここで会ってほしいんだけど・・だ、大事な話があるんだ・・」
ティア「い、いいけど?今じゃダメなの?」
ルーク「すごく大事な話なんだ」
ルークの瞳は真剣だ。ティアは少しとまどいながらもOKし二人は8時に待ち合わせをする事にした。
ルーク「それじゃまた夜に・・」
ティア「え、ええ・・」
去り行く後ろ姿を見送りながら、ティアは少し不安を感じていた。
一方・・
アニス「ムフフっ☆皆に知らせちゃおっ♪」
一人楽しんでいた。
そして約束の時間・・辺りはもうすっかり暗い。ルークは緊張した面持ちで愛しい恋人を待っている。
アニス「いるいる♪」
ジェイド「いますねぇ♪」
ガイ「ルークのやつ緊張してるな」
ナタリア「の、覗き見なんてはしたないですわ」
アニス「固い事なしなし♪あっ!ティアが来た」
ナタリア「しっ!皆静かになさって!!」
一同「・・一番真剣だよ」
ティア「ル、ルーク・・ごめんなさい待った?」
ルーク「いや・・今来たばかりだよ」
とお決まりのセリフを言ってみる。
アニス「1時間前から待ってたくせに・・」
ナタリア「しっ!静かに!!」
一同「いや・・君の声が一番大きいですから」
ルーク・ティア「「あっ、あの」」
ティア「・・な、なに?」
ルーク「ティアこそ・・」
ティア「わ、私はあなたが大事な話があるって言うから・・」
ルーク「ああ・・うん。と、とりあえず座らないか?」
ルーク「・・・」
ティア「・・・」
沈黙が二人を支配する。耐えきれなくなったティアが口を開こうとしたその時
ルーク「ごめん!」
ルークが突然謝ってきた。
ティア「な、何が?」
ルーク「俺、何も知らないでティアにだけ辛い思いをさせて・・」
ティア「だ、だから何が?」
ナタリア「いよいよですわね!」
一同「・・・」
ティアの疑問をよそにルークは話をつづける。
ルーク「お、俺さこういうの初めてだから何て言っていいか分かんないけど・・でも、もう二度とティアを悩ませたり不安にさせたりしないから・・だから・・」
ルークはそっとティアの左手をとる。そして・・薬指に指輪をはめた。ティアはただ呆然としている。
ルーク「ティア//」
ティア「はっはい//」
ルーク「俺と結婚してください!」
アニス「言った!言いおった!」
ジェイド「若いっていいですねぇ」
ガイ「ルーク・・俺は今猛烈に感動している(涙)」
ナタリア「愛ですわ・・」
ティア「ル、ルーク私・・」
ルーク「これからは何があってもティアを守ってみせるから。そして・・お腹の子供も」
・
・
ティア「えっ?」
ルーク「もう隠さなくていいよ。全部聞いたから・・」
ティア「何を?」
ルーク「だから赤ちゃん・・」
ティア「誰の?」
ルーク「だから!ティアと俺の・・えっ?」
ティア「・・・」
ルーク「だっ、だってアニスが・・え?え?え~?」
アニス「アニスちゃん知らな~い★」
動揺するルークをよそにティアが口を開く。
ティア「何か変だと思った・・突然大事な話があるなんて言うから」
ルーク「で、でも、アニスが産婦人科から出て来たティアが思いつめてたって!」
ティア「あっ、あれはそのぉ・・ちょっとだけ残念だなって・・」
ルーク「えっ?」
ティア「な、なんでもない///と、とにかく私は妊娠してないわ。だから・・」
薬指にはめられている指輪を切なそうに見つめる。
ティア「結婚してもらう理由はないの」
そう言って指輪を返そうとしたその時、『ギュッ』 ルークはティアを優しく抱き締めた。
ティア「ル、ルーク///」
ルーク「理由ならあるよ・・」
ティア「えっ?」
ルーク「ティアとずっと一緒にいたい・・それだけじゃダメかな?」
ティアの瞳から涙が溢れ落ちる。
ティア「・・じゃない」
ルーク「?」
ティア「ダメじゃない・・私もルークとずっと一緒にいたい」
二つの陰が一つに重なりあう。
アニス「いやぁ~ん☆アニスちゃんってば恋のキューピット♪♪」
ジェイド「まあ、終りよければってやつですね」
ガイ「ルーク!俺は俺は(涙)」
ナタリア「愛ですわ・・」
ルーク「あらためて言うよ。ティア、俺と結婚してほしい」
ティア「・・はい・・」
- おまけ -
ルーク「それにしても頑張らないとなぁ~」
ティア「何を?」
ルーク「実はさぁ~、父上と母上に『子供ができた』って言っちまったんだよなぁ~」
ティア「あ、あなたばか?///」
ルーク「そしたらさ、二人ともすっごい喜んじゃってさぁ~」
ティア「ど、どうするのよ~もぅ・・」
ルーク「まあいいんじゃね?どうせ近い内に『本当』になるんだし♪」
ティア「???」
ルーク「頑張ろうなっ!子作り♪♪」
ティア「・・ばか」
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