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ここはバチカルの屋敷、今日も外では小鳥がさえずり、雲1つない晴天だ、さぁ!今日もがんば・・・ ルーク「やめよう・・・俺らしくない」 と大きなため息を1つ吐き、日記を書く手を止める 自分がいつか消える・・・レムの塔での瘴気中和を成功させ、喜びもつかぬま 音素の乖離がはじまっている、近いうちに消える・・・死ぬと宣告され、底知れぬ恐怖が彼を包んでいた、 変な心配をかけられたくない・・・仲間には話さないつもりでいたが、ジェイドはともかく、隣にいるブタザ・・・ミュウのこともあり、一番知られたくなかった人には知られてしまった。 でも・・・後悔したくない、残りの時間は少ないけど、今しかないんだったら ・・・ 今を精一杯いきようと決意する、その彼に迷いはもはや見られない ルーク「いつも通りでいいんだよな・・・うん」 と手に持っているペンを進める、 今・・・凄い幸せだ、皆がいて、俺は俺だってようやく分かって、 俺は消えるかもしれない、それで皆を悲しませることにはなると思うけど・・・ 俺は後悔しない、 皆と最後まで旅が出来て幸せだったから・・・ 出来たら・・・俺は・・・そしてティアに・・・ ティア「ルーク?入るわよ?」 ルーク「お、おわぁっ!」 彼女が部屋のドアをノックすると同時に日記を途中で放り出し、勢い良くノートを閉じて 変に顔を赤くしながら彼女を部屋に迎え入れる ティア「・・・どうしたの?顔が赤いけど・・・何処か苦しいの?」 ルーク「な、なんでもないよ!・・・そ、それよりお前こそどうしたんだよ?」 ティア「・・・良かった、私はあなたのことが気になったから見にきただけ、それだけよ」 彼女は、ルークが今どういう状況に置かれているかを理解しながらも 変に同情したりせずいつも通りに傍にいて優しく見守ってくれる それが自分にとっては今、一番幸せなときだ ・・・二人の間に長い沈黙が続く ティア「・・・ねぇルーク、聞いてもいい?」 ルーク「ん?なんだよ?」 ティア「あなたは・・・この戦いが終わったらどうするの?」 ルーク「・・・!」 彼女は分かっている、ルークが消えるということを・・・ だが彼女はそれを認めなかった。認めたくなかった。 だから、こんな質問を彼にする、消えるだなんて思いたくないから ルーク「・・・考えたこともないや・・・でも、出来たら今までと同じように暮らしたいな、大切な人と一緒に・・・」 彼の頬をたどって大きな輝きが落ちる、それがどんな意味を持っているのかは彼にしかわからない 、彼は私を助けてくれた。だから私も彼を助けてあげたい、でも・・・どうすることもできない 胸が痛むのを感じつつも、彼女はルークの答えに対し何もいえなかった。 ルーク「でも・・・それも、出来ないよな・・・後で後悔しないように今、言うよ 今までありがとう・・・ティア」 ティア「やめて!・・・そんなこと、言わないで・・・」 ルーク「ごめん・・・」 ティア「・・・・・・ばか」 そして。時は流れ、決戦の時・・・かつては師匠と崇め心の在りどころであった者 自らの理想を信じ、最後まで己が信念を貫き通したヴァンを討つ ・・・これで!終わりだぁっ! ローレライの解放、おそらくこれを行うことにより自分の体は消えるだろう 皆、今までありがとう・・・さようなら ティア「必ずかえってきて!必ず、必ずよ!待ってるから・・・ずっと、ずっと!」 ごめんな・・・ティア、約束・・・ でも俺はあの時、生きたいと願った・・・誰よりも強く、心の底から・・・ だから・・・! ---- - 愛!!&br() -- 瑠紅 (2006-09-17 15:16:02) - これEDとその少し前のことじゃん。 &br()続き読みたい。 -- シン (2008-10-10 23:41:23) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40) 3年後 ルーク「約束・・・してくれただろ?・・・ティア」 ティア「・・・おかえりなさい、ルーク」
ここはバチカルの屋敷、今日も外では小鳥がさえずり、雲1つない晴天だ、さぁ!今日もがんば・・・ ルーク「やめよう・・・俺らしくない」 と大きなため息を1つ吐き、日記を書く手を止める 自分がいつか消える・・・レムの塔での瘴気中和を成功させ、喜びもつかぬま 音素の乖離がはじまっている、近いうちに消える・・・死ぬと宣告され、底知れぬ恐怖が彼を包んでいた、 変な心配をかけられたくない・・・仲間には話さないつもりでいたが、ジェイドはともかく、隣にいるブタザ・・・ミュウのこともあり、一番知られたくなかった人には知られてしまった。 でも・・・後悔したくない、残りの時間は少ないけど、今しかないんだったら ・・・ 今を精一杯いきようと決意する、その彼に迷いはもはや見られない ルーク「いつも通りでいいんだよな・・・うん」 と手に持っているペンを進める、 今・・・凄い幸せだ、皆がいて、俺は俺だってようやく分かって、 俺は消えるかもしれない、それで皆を悲しませることにはなると思うけど・・・ 俺は後悔しない、 皆と最後まで旅が出来て幸せだったから・・・ 出来たら・・・俺は・・・そしてティアに・・・ ティア「ルーク?入るわよ?」 ルーク「お、おわぁっ!」 彼女が部屋のドアをノックすると同時に日記を途中で放り出し、勢い良くノートを閉じて 変に顔を赤くしながら彼女を部屋に迎え入れる ティア「・・・どうしたの?顔が赤いけど・・・何処か苦しいの?」 ルーク「な、なんでもないよ!・・・そ、それよりお前こそどうしたんだよ?」 ティア「・・・良かった、私はあなたのことが気になったから見にきただけ、それだけよ」 彼女は、ルークが今どういう状況に置かれているかを理解しながらも 変に同情したりせずいつも通りに傍にいて優しく見守ってくれる それが自分にとっては今、一番幸せなときだ ・・・二人の間に長い沈黙が続く ティア「・・・ねぇルーク、聞いてもいい?」 ルーク「ん?なんだよ?」 ティア「あなたは・・・この戦いが終わったらどうするの?」 ルーク「・・・!」 彼女は分かっている、ルークが消えるということを・・・ だが彼女はそれを認めなかった。認めたくなかった。 だから、こんな質問を彼にする、消えるだなんて思いたくないから ルーク「・・・考えたこともないや・・・でも、出来たら今までと同じように暮らしたいな、大切な人と一緒に・・・」 彼の頬をたどって大きな輝きが落ちる、それがどんな意味を持っているのかは彼にしかわからない 、彼は私を助けてくれた。だから私も彼を助けてあげたい、でも・・・どうすることもできない 胸が痛むのを感じつつも、彼女はルークの答えに対し何もいえなかった。 ルーク「でも・・・それも、出来ないよな・・・後で後悔しないように今、言うよ 今までありがとう・・・ティア」 ティア「やめて!・・・そんなこと、言わないで・・・」 ルーク「ごめん・・・」 ティア「・・・・・・ばか」 そして。時は流れ、決戦の時・・・かつては師匠と崇め心の在りどころであった者 自らの理想を信じ、最後まで己が信念を貫き通したヴァンを討つ ・・・これで!終わりだぁっ! ローレライの解放、おそらくこれを行うことにより自分の体は消えるだろう 皆、今までありがとう・・・さようなら ティア「必ずかえってきて!必ず、必ずよ!待ってるから・・・ずっと、ずっと!」 ごめんな・・・ティア、約束・・・ でも俺はあの時、生きたいと願った・・・誰よりも強く、心の底から・・・ だから・・・! 3年後 ルーク「約束・・・してくれただろ?・・・ティア」 ティア「・・・おかえりなさい、ルーク」 ---- - 愛!!&br() -- 瑠紅 (2006-09-17 15:16:02) - これEDとその少し前のことじゃん。 &br()続き読みたい。 -- シン (2008-10-10 23:41:23) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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