TOAのティアタンはメロンカワイイ SS > スレ7 > 405〜407

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なにかに抱き締められている感覚が襲いティアは目を覚ました。
  
「ん・・・・?」
 
睡魔が継続的に襲い、再び深い眠りにつきそうになるのを振り払ってゆっくりと目を開ける。
目を開けても周囲は真っ暗でなにも見えない。
徐々に暗闇に目が慣れてきて、きつく抱き締めている犯人を確認しようと顔を上げた。
  
「・・・やっぱりルークね・・・一体なんなのよ」
  
やはり犯人はルークだった。ルークはティアの身体を両腕で抱き締め、そのままの体勢で眠っていた。
身じろぎしてもまったく起きる気配は無く、抱き締めている力も緩みそうにない。
(・・・・眠ってる?)
どうして自分を抱き締めているのか疑問に思う。
(まさかとは思うけど、抱き枕と勘違いしているのかしら?)
  
(・・・そもそもルークはなぜここにいるの?たしか、わたし今日は疲れたからダメって断って・・・・・そ、そんなことはどうでもいいわね。
それにしてもこの体勢って少し苦しいわね・・・)
  
かなり力を込めて自分を抱き締めており、服もしっかりとつかんでいた。
こんな体勢では自分が寝れなくなる。
ティアはそう思い、起こさないように自分の服を握っているルークの指を一本、一本優しく外し、少し身体を離して背を向けた。
さすがに追い出そうなどという考えは浮かばない。
目の前に転がっていたルークにおねだりして買ってもらった、ぶうさぎのぬいぐるみをギュッと抱きしめる。
これで安心、もう一眠りできそうだ————
  
そして再び眠りにつこうと、うとうとし始めたときだった。  


「————・・・んー・・・・?」
突然なにかに引っ張られ、ずるずると身体が引き寄せられた。
「きゃ・・・!」
頭セけ振り返って見ると、ルークが再び自分を後ろから抱き締めていた。もちろん彼はぐっすりと眠っている。
「もお〜。またなの・・・?」
せっかく苦労して抜け出したのに、彼はまた自分を無意識のうちに抱き締めている。
(なんなの・・・? わたしはぬいぐるみじゃないのに・・・・)
そう思っているとさらに抱きしめる力を強くし、ティアに擦り寄ってきた。おまけに今度は脚までからめられている。
「ルーク?あなた起きてるの・・・?」
一応問いかけてみる。
————返答はない。完璧に熟睡してるようだ。
  
「もう・・・」
ティアはため息をつき、再びルークの手を外そうと指に手を掛けた。
するとルークの手が動き、ティアの寝間着の中に潜り込んできた。
「ひゃあ・・・!ル、ルーク!?」
声をかけても反応はなく、さらに手はお腹やら胸やらを触った。
「あんっ、ちょっとルーク!」
慌てて身体を起こし手を振り解いた。するとルークが薄く目を開きティアを見た。
「ルーク?」
「・・ん・・・ティア?」
あまり聞かないような声色だった。どうやら寝ぼけているらしい。
「・・・わざとなの?」
「・・・?なにが・・・」
「なにがって、わたしを抱き締めて・・・しかも2回も」
どうせ寝ぼけているだろうから返答は期待はしていなかった。
ティアはそう思いながらも聞いてみる。
「だって・・・俺のだろ・・・」
「ぇえ・・・!?」
思わぬ答えについ声が高くなる。顔は瞬時に真っ赤になる。
「ティアは全部おれのものだ・・・、おれいがいのやつなんかに渡さない・・それに・・・」
「そ、それに?」(やだ、すごく嬉しい・・・わたしも同じよ。・・・ルーク///)
「・・・メロンは絶対にわたさない・・・」
  
「・・・・・・・・・」
  
たった一言。それによって甘くて心地よい感覚が一気に消え失せる。昂っていた感情も冷めてしまった。
ルークの言葉にうっとりとしていたティアの表情も、いつものきりっとした表情に戻る。
「もういい、寝るわ。おやすみ」
「・・ティア。おれもうがまn————」
小さな寝息が聞こえる。どうやら話の途中で寝てしまったようだ。
  
「もう、なんなのよ。期待してたのに・・・・・ばか」  


朝にて
  
「何でわたしのベッドで寝てるのよ・・・。ルーク、本当に何も覚えてないの?」
「あ、ああ・・・。」(我慢出来なくてティアの所に行ったら、すでに寝てたから諦めてそのまま一緒に寝たなんて言ったら・・・絶対怒るよな)
「あなたもしかして夢遊病・・・?今度ベルケンドで診てもらったほうがいいわね」
「だ、大丈夫だって!!それより他にもなんかあったんだろ?」
「何をそんなに慌ててるの?・・・変なルーク」
「慌ててなんかないよ!俺は夢遊病なんかじゃないから平気だって!・・・そんなことより寝てる時に俺が何したって?」
「・・・。わたしが寝ている間に、その・・・ルークが抱きしめてたの覚えてる?」
「は?俺がか?」
「ルーク以外に誰がいるのよ。それにわたしのお腹とか・・・・胸、触ったのも覚えてないの?」
「・・・覚えてないな」
「はぁ・・・やっぱり」
「でも大きいものに抱きついて、柔らかいものを触ってたような感触はたしかにあるような・・・」(まさか俺無意識にそんな事を・・・!?)
「・・・悪かったわね」
「へ?」
「柔らかくてごめんなさいね。どうせわたしの身体は引き締まってはないわよ」
「バ、バカ!そんな事は言ってないだろ!」
「・・・どうかしらね」(どうせルークはわたしの胸しか興味はないのよね・・・)
「待てって!そんなことないよ!ティアはとても綺麗だ・・・!」
「ちょ、ちょっとルーク・・・!?どこ触って・・・んぅ・・!」
「ティアがそこまで言うなら、俺が証明してやるよ」
「んっあっ・・・ま、待って!朝からなんてだめよルーク・・・!こ、こらぁ・・・ぁんっ、い、いやぁ・・・っ」
「・・・少し黙ってろって」
「んむぅ・・・!?」
「ティア・・・」
「んやぁっ、ルーク・・・」