MOD ツールとは
Doom 用 MOD 作成で使用される主なツールです。
Lump マネージャ
レベルマップ、テクスチャ、効果音、音楽等の WAD に含まれる全 lump データを閲覧・編集をするために使用します。
以前は WinTexと いう有名なエディタが存在しましたが、古い VB のランタイムが必要なことや日本語やスペースを含むフォルダでは使えない制限がある上、使い勝手の点で他に劣るため現在ではあまり使われていません。
他のゲームの素材の抜き出し等に対応しているのは下記のものがあります。
代表的なツール
SLADE v3.0 beta
WinTex v4.3 (VBRUN300.DLL を同一フォルダにコピー)
XWE 1.16
EXE エディタ (DeHackEd)
このツールは本来はDOOM.EXEやDOOM2.EXEの解析を行い、DEHという拡張子のついたスクリプトパッチを吐き出し、EXEファイル自体にパッチを当てゲーム規格を変更する為のものでした。
効能は武器の改造、オブジェクトの特性変更、モンスターの体力・スピード・特性の変更、プレイヤーの体力・スピード・武器の弾薬の上限の変更等、多岐にわたります。
しかし、WIN32環境にOSが移行された現在ではあまり意味の無いものとなりました。
現在では、DEHのスクリプトは基本的にテキストなのでDeePsea等を使えばDEHスクリプトの内容をWAD自体に内包させることが可能です。
また、単体のDEHファイルの起動に関してもZDOOM等の改造エンジンでは-DEHスイッチにてパッチ内容を反映させることが可能な為、EXEファイルに直接パッチを当てる必要はなくなりました。
現在ではDEHスクリプトを編集、作成する為に使用されています。
代表的なツール
DeHackEd 3.1 (DOS 用)
WhackEd 2 0.60.214 (Win32用)
レベルエディタ
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これはDOOMのレベル(マップ)データを構築するツールです。
建築業などで使われているCADに似た構成ですが、DOOMのWAD自体には高さの概念がない2次元マップである為、階層構造を構築することは基本的にできません。
またシークレット探しや攻略を目的としたWAD構造の研究のためにWADビューアとして使われています。
代表的なツール
DeePsea 12.15 (シェアウェア)
Doom Builder 2
SLADE v2.0 beta
ノードビルダ
レベルエディターによっては作成したWADがミラー現象などの不具合を起こす場合があります。
ノードビルダーではWADを再構築してこれらの現象を解消してくれます。
代表的なツール
NodeBuilder
ZDBSP
Zennode
レベルマップ・ジェネレータ
モードや難易度など、簡単な設定をすれば WAD を作成してくれます。
代表的なツール
Oblige
Slige
その他
国産 WAD 編集ツール
WadCraft