バシャン!
水「きゃぁ!」
「お前うざいんだよ」
「お前は一生トレイから出てくるなよ!カラス女!」
水「うぅ・・えっぐ、えっぐぅ・・」
初夏・校舎裏
J「どうしたんだよ、水銀燈。こんな所に呼び出して」
水「うん、あのねぇ。私、九州のお爺ちゃんの家に行く事にしたのぉ・・」
J「・・まだ虐められてるのか?なら、俺に相談してk(ry」
水「ごめんねぇジュン・・終業式の次の日に行くわぁ・・」
終業式・放課後
水「ねぇ、ジュン。今日の夜お外に出れるぅ?」
J「ああ、出れるよ」
水「よかったら、あの教会で会わなあぃ?色々お話したい事があるのぉ・・だめぇ?」
J「いや、大丈夫。なら夜の10時ごろで良いかな?」
水「ありがとぉ、待ってるわねぇ」
1「へーあの女があの寂れた教会にねぇ」
2「しかも、あのヘナチョコと二人っきりだろ?ヒヒヒヒヒ」
夜9:30
J「(ちょと、早すぎたかな。これだと45分には教会に着くよ)」
1「なんでも、あの女遠くに行くらしいぜ?」
2「へー、なら後腐れなく犯れるなww」
1「うっはーチンコ勃起してきたwww」
J「(あいつらの会話の内容が本当なら・・!)」
J「おい、そこの二人!」
1「あー?なんだー、あの女の腰ぎんちゃくじゃねーか」
2「こっちは、チンコがパッツンパッツンなんだよ、邪魔してんじゃねーよ、ばーか」
J「水銀燈の所には、いかせない!」
夜10:30 教会
水「ジュン遅いわねぇ、携帯も出ないしぃ・・ちょと、ジュンの家まで行ってみようかしらぁ・・」
水「(あれは?)」
J「絶対に、いかせないッ!」
2「ったく、うぜーんだよ」バコッ!
1「余計な体力使わせやがっt(ry」
J「負けるもんか!水銀灯は僕が守るッ!」
1「しね!」ドコッ!
J「ゲフッ、げふっ!」
1「あーもう、白けちまったよ、クソッ」
2「まったくだよな。もう帰ろうぜ・・」
水「ちょとぉ、ジュン。大丈夫ぅ?!」
J「水銀燈、僕勝ったよ・・これで安心して、水銀燈も明日いけるよね・・ガクッ」
水「じゅ、ジュン!待ってね、今すぐお家に連れて帰るからねぇ!」
J「(翌日、部屋で目が覚めたら書置きがしてあった”必ず帰ってくるかね、それまでにもっと強くなっててね”水銀燈は行ってしまった、僕にもっと力があれば、もっと別の道があったのかもしれない。その日から僕は変った。そして、夏の終わりには拳を極め”拳王”の称号も手に入れた、だけど其れも無意味に終わったみたいだ、だって水銀燈はもう・・)」
J「おはよう・・」
水「あらぁ、おはよぉ。元気ないわねぇ、乳酸菌とってるぅ?」
J「え、何で?九州に転校したんじゃ・・?」
水「何言ってるのよぉ、夏休み中にお泊りに行ってただけじゃなあぃ。大げさねぇ」
J「そうだったんだ(´;ω・`)ウッ」
水「な、何も泣く事ないじゃなあぃ、又ずぅーっと一緒よ、ねぇ?」
こうして、一人の拳王が誕生した。その名は”J王”天を目指す男である
薔「あの・・水銀燈・・・」
水「じゅぅ~ん、まってぇ~」
薔「水銀燈・・あの・・・」
水「もぉ~ジュンのいけずぅ~」
兎「お嬢様・・!ああ、あのジュンとか言う小僧のせいで・・!」
J「今日も疲れたな、水銀燈は激しすぎるんだよな」
兎「小僧、中々大層な悩みを持ってるな」
J王「ふん、兎が我に何用だ」
兎「我が名は”ラプラス”薔薇水晶お嬢様の専属執事だ、訳あって小僧を北斗神拳の名の下に成敗しに来た」
J王「ふん、我が名はJ王。拳を極めた男だ、貴様のような老いぼれに負けるはずあるまい」
兎「くらえっ!フン!」
J王「どうりゃぁ!」
ドゴン!
兎「やるな、小僧!」
J王「老いぼれ、貴様もな」
兎「くらえ!北斗百裂拳!!!ホアタタタタタタタ!」
J王「ぬぅん!北斗剛掌波!!!!」
ドガガガガガガガガガガ、ドギャ!
J王「ぐほっぉ・・!」ベチャベチャ
兎「ふん、止めだ食らえ!天将奔烈!!!」
薔「もう・・やめて・・帰るわよ、ラプラス・・」
兎「お、嬢様!おのれ、お嬢様のお口添えがなければ・・次は出会ったら容赦せん!」
J王「ふん!いつでも参れ、老いぼれ。次は容赦せぬわ」
こうして男達は、強敵と言う名の友を手に入れた
真「そろそろ、時間ね」
TV「くんく(ry速報がはいりました、先ほど凶器を手に銀行に立て篭もる事件が発生しました」
TV「最新情報が入り次第お届けします、なお「くんくんよ永遠に」は事情により中止します」
真「どう言う事なのよ!くんくん・・」
真「・・いいわ、明日は”町内会大掃除”があるし、もう寝るわ・・くんくん・・」
真「ジュン!明日は町内会掃除よ!早く寝なさい!」
J「何だよ・・わかってるよ、おやすみ」
朝・3時半ぐらい
警「待ちなさい!君、何してるんだ!立ち入り禁止だぞ!」
J「我が名はジュ王!町内会の掃除にまいった!」
「ひゃひゃひゃ、これで中東に高飛びすりゃあ」
「ひひひ、最高だな!」
「でも、その前にこの人質の娘を・・ぎゃはははは!」
?「策士の私にな、何するのかしらー!」
J王「待てい、掃除の時間だ」
「あああん?おめーなんだよ?」
「あー?俺は空手3段よー?てめーなんて素手d(ry」
J王「黙れい!我は4時からジョギングがあるのだ!ホワタタタタタタタ!」
犯人「ひ、ひでぶっ!」
?「あ、有難うなのかしらー!」
J王「うむ、うぬも町内の人間なら掃除に精を出せよ、でわな!」
↓
真「昨日はショックだったわ。でも、朝のくんくん」
TV「くんk(ry速報です!先ほど、事件が解決しました!」
TV「一人の若者が果敢にも人質を救ったそうです!なお、時間を拡大し速報が入り次第お届けします!」
真「・・・何を言ってるのかしら・・・」
真「じゅん!掃除に行くわよ!早く起きなさいなのだわ!」
J「えー?もう掃除終わったよ・・寝かせてくれ・・」
真「何言ってるの!起きなさい!」
真「休み時間に飲む午後の紅茶もたまにはいいものね・・・。」
J「たまには缶の紅茶もいいもんだろ?ちなみに俺は紅茶花伝派だが・・・。」
生徒1「大変だ!!誰か~!!!!誰かいないのか~!!!!ヘルス、ヘルスミー!!!!」
真「まったく騒がしいわね・・・静かになさい!」
J「それとヘルプなヘルプ、ヘルスとか恥ずかしいから大声で言うなよ。」
生徒1「す、すまん・・・ってそんなことじゃねーーー!!!!」
真「だからいちいち五月蝿いのよ、それと名前くらい名乗り名さい、失礼よ。」
北斗の子分「わーったよ!!ほらこれで満足か!?」
真「・・・陳腐な名前。」
J「人を舐め切ってるよな。」
北斗の子分「うっさい!!まだ名前ねーよ!!ってかそんなんじゃねーよ!」
真「何よ?まだなんかあるの?」
北斗の子分「違うんだよ!!、他の高校の番格が殴りこみに来たんだよ!!今俺のクラスの神山ってのが絡まれてるんだよ、ったく竹之内もいねーし・・・とにかく向こうは大人数の上に強い!!助けてくれ!!」
前田「おい!北斗の子分遅いぞ!!もううちのクラスのやつは誰もの残ってないぞ!!」
子分「違う・・・俺が遅いんじゃなくて、その・・・。」
前田「はあ、まあいいや、クソッ!!フレディーもゴリラもいないし・・・ってか隣の学校の奴ら今度は腹ごしらえとか言って料理部の方に行きだしたぞ!!」
J「料理部って・・・翠星石!?」
真「ジュン・・・直ぐ行きましょう!!」
J「いや真紅君は残ってくれ。」
真「何言ってるの!?I組の人が一人も勝てなかったのよ!!あなたが一人で勝てるはず・・・。」
J「心配は要らない・・・直ぐ戻る・・・。」
真「ジュン!!」
-料理部-
番長「腹減ったぞ!!なんか出せや!!」
不良1「俺天丼!!」
不良2「僕は神山満月ちゃ~ん!!」
番長「代表者は誰だ!!」
藤枝「は、はい・・・部長の藤枝保奈美です・・・。」(特別友情出演)
番長「早速だが料理だ!!なんか食わせろ!!・・・ってお前けっこうかわいいな、ハアハアよし料理のあとおれんとこ来い!!」
藤枝「い、いや・・・。止めてください・・・。」
番長「はあ!?ふざけんなゴルア!!」
翠「もう我慢できんです!!やいそこのDQN!!さっさと出てくです!!今時頭にフランスパンが許されるのは『今日○ら俺は』か『ミ○ミの帝王』の世界だけです!!時代遅れもいいとこです!!」
番長「あ?・・・俺にいってんのか!?てめえ!!・・・ん?なんだお前も上玉じゃねえか・・・よし!先に楽しむか・・・こっち来い!!」
翠「あ!・・・やめるですこのスケベ!!触るなです!!」
番長「いいじゃねーか!!いい思いさせてやるぜ!!」
翠「や、やぁー!!です!!」
番長「ハアハア・・・。」
??「・・・うぬらの汚れた手を直ぐにその娘からどけることだな!」
不良1「なんだてめーは!?」
翠「(ジュ、ジュン!?)」
ジュ王「死に行くうぬらに名乗る名は無し・・・あたたたたー!!!!」
不良1&2「ひでぶ!!(バタンッ・・・。」
番長「・・・ひ、ひあああああああ!!!!」
ジュ王「フンッ(シュッ・・・。」
番長「あべし・・・。」
ジュ王「脆い・・・次からこの学園の門をくぐりし時は容赦なく制裁する!」
翠「(!?)」
ジュ王「二人とも大丈夫か?」
翠「あ、ああ大丈夫です。ジュンに今回だけは助けられたです、い、いちお礼は言うです。・・・ありがとです。」
ジュ王「その分なら問題は無いな、そちらは?」
藤枝「え、ええ大丈夫です。あ、ありがとうございました!!」
ジュ王「我は友のために拳を振るったまで・・・礼にはおよばぬよ・・・ではさらば!!」
翠&藤枝「・・・。」
その頃・・・。
真「遅い!!ジュンは何やってるのかしら!!・・・ああちょうどいいわそこの下僕!!紅茶を買ってきなさい、午後の紅茶のミルク入りのよ。」
北斗の子分「俺はあんたの下僕じゃねーーー!!!!」
真「嫌なの?」
北斗の子分「・・・いいえ行って参ります。」
-帰ってきたジュ王伝説、完