前回のあらすじ
蒼星石と恋人だったジュンだが、
ある日ジュンには何も告げず蒼星石は留学に行ってしまう。
蒼星石の事で幼馴染みの水銀燈と気まずくなるが、それも解決する
何故か家に帰ると交換留学生として新しく学校に来た、真紅が待ち構えていた。
どうやらこれから姉がホームステイ先として迎えたらしい。
こうして同じ屋根の下で暮らす様になった二人だが――――
「朝よ、起きなさい。」
ジ「うるさいなぁ・・・まだあと15分は寝れるじゃないか・・・
ほっとけよブス・・・」
真「・・・誰がブスですって?いいから起きなさい!」
勢いよく布団をはぎ取られる・・・
いくら姉ちゃんでも眠りの時間を妨げるなんて許せない。
ジ「何すんだよっ!・・・・・・うわっ!?真紅!なんでここに!?」
真「何を言っているの?昨日からいるじゃない。
いいから、さっさと降りてきなさい、朝ご飯が冷めてしまうわ。」そう言って部屋から出て行く真紅。
だんだんと記憶がよみがえって来る・・・
そうか、そういえば真紅とは今日から一緒なんだな・・・
着替えを持ち階段を降りてシャワーを浴びる。
暖かいシャワーが心地良い・・・
身嗜みをそろえ、食卓に行くとちょうど朝ご飯ができたところのようだ。
の「おはよう、ジュン君」
真「おはよう、ジュン」
ジ「おはよう。」
食事を終わらし、あらかじめ用意しておいた鞄を持ち、靴を履く。
の「行ってらっしゃい、ジュン君、真紅ちゃん。」
ジ、真「行ってきます」
「やぁっと来たぁ!ジュン、おはよぉ
誰?」
ジ「おはよう。ああ・・・交換留学生の真紅だよ。
昨日来たところなんだ」
あぁっ・・・そうか、昨日一緒に行く約束していたな・・・
真「はじめまして、真紅よ。ジュンの家がホームステイ先でね
だから貴女はそんな怖い顔する必要はないのだわ。」
真紅の言う通り、さっきから水銀燈は右手に持っているヤクルトを
握りつぶしそうにしながら真紅を睨んでいる
水「あらぁ、そうゆう事ぉ?よろしくねぇ真紅。」
どうして目は笑って無いんだろう・・・
なんだか緊迫した雰囲気の中、ようやく学校へ着いた
それにしても水銀燈は右手のヤクルトはいつになったら飲むのだろう・・・
ジ「それ、飲まないのか?」
水「え?あぁ!すっかり忘れてたわぁ。はいジュン、朝の乳酸菌よぉ」
ジ「いらない。」
水「そ、そうよねぇ。もう温いものねぇ・・・明日は冷たいのあげるからぁ」
いや、温いとかじゃなくて、
なんだか色々な念が入っていそうで怖いだけ
真「ジュン購買部に用があるの、ついてきて頂戴」
ジ「ん?あ・・・あぁ、なんでだよ面倒臭い」
真「つべこべ言わずについてきなさい、お前は私の下僕でしょう?」
――――ガタッ
水「ちょっと真紅ぅ!?どうゆうつもりよ!
ジュンが貴女の下僕だなんて、そんな・・・いやらしい!!」
真「うるさいわね・・・・・・私が下僕だと言ったのだから下僕よ。
だいたいどこがいやらしいのよ。
ほら、行くわよジュン!」
そう言ってジュンの手を引っ張る真紅
水「あああっ!!私だって握った事無いのにぃ!!
どさくさに紛れて何手ぇ繋いでるのよぉ!
ジュンも何デレデレしてるのよぉ!!」
真「全く・・・うるさいわね。
手を握っただけでしょう?そんなに騒ぐ必要は無いわ。」
水「これだから外人はああぁぁっ!!!」
水「あんなポッと出にジュンが誘惑されるなんてぇ!」
翠「まぁまぁ、落ち着くですぅ水銀燈。
たかだか手を繋いだだけですよ。」
水「翠星石!貴女まで・・・・・・いつの間にそんな事を!
女の子の心の成長は早いと聞くけれど・・・」
翠「水銀燈こそ何いいやがるですかぁっ!?
たかだか手だけで、そんなにうろたえる事は無いですっ!」
薔「・・・・・・・・・・・・耳年増・・・・・・」
雛「うゆ?薔薇水晶、耳年増って何なのー?」
薔「水銀燈の・・・・・・萌えポイント・・・・・・」
水「だってぇ・・・・・・翠星石ぃ・・・」
翠「しゃーねーです。
水銀燈のために翠星石が一肌脱いでやるです」
――五時間目―HR
翠「んぁーこほん!
今週の土曜日ですが、
留学生である真紅に日本の自然を教えてやる為に山登りをするです!」
えぇーっ?高校生にもなったのにー、と様々な批判の声が飛び出る。
翠「あーっ、もう!うっせーです、ちびちび共!
委員長である翠星石の権力は絶対です!
担任からも許可もとってるです!」
翠「あと、今回は男女二人でペアになって山登りです。
思春期なお前らの為にも楽しいイベントにしてやったですよ!」
そう言って水銀燈にウィンクを送る翠星石
水「(さすがは翠星石よぉ。これで私とジュンがペアになればぁ)」
翠「と言う訳で・・・皆の衆、副委員長の持ってるくじびきを取っていくですよ!」
金「さぁー、出席番号の早い方から取っていくのかしらー!!」
水「・・・・・・・・・くじびき?」
翠「そうですー、みんな平等にですよー」
そう言ってニヤリと笑う翠星石
水「ど、どうゆう事よ!?
それだと私がじ・・・くっ・・・?」
どうやら翠星石は期待させておいて、
一気に落胆する水銀燈が見たかっただけらしい
翠「(あぁ、水銀燈・・・今、すごい良い顔してるですよ)」
薔「・・・・・・・・・敵・・・」
結局ペアとなったのは
ジュンと翠星石
後はめいめい男子と組んだが、
当日、雛苺のペアと真紅のペアが風邪で休み
水銀燈と薔薇水晶のペアも連絡がつかず
雛苺と真紅
水銀燈と薔薇水晶がペアとなった。
未完
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