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薔薇学卓球部

「ここが、あの女の卓球部ね」
体育館前、真紅は決意を新たにしていた。
事の発端は3週間前。体育のレクリエーションで行われた卓球。
才色兼備に文武両道を自負していた真紅に敗北をもたらした忌まわしき記憶。
卓球なんて地味な球遊びだというそれまでの認識を彼女は改めた。
狭いテーブルに迅く、的確に、瞬時の判断でピン球を打ち返す。
最速の球技……それが卓球。
「あの屈辱――ここで雪ぐ!!」
そして、体育館に足を踏み入れる。中では練習の音が響いていた。
カッコッカッコッカッコッ、キュッキュッキュッキュッ
ピン球とラケットが、テーブルが叩き合う音、シューズが床を擦る音。
締め切られた体育館の中、一心不乱に必死に練習する部員たち。
その中に――宿敵の姿があった。
「水銀燈ッ!!」

「ホラホラどうしたのぉ?」
「くっ、あっ」
「おばかさぁん!!」
こちらの打つ球は返され、浮いた球は容赦なく打ち込まれた。
あの日の苦い記憶を噛み締めながら、真紅はまたここに立っている。
……

「あらぁ?真紅じゃない。どうしたのぉ?」
真紅の存在に気付いた水銀燈は、練習を切り上げて近づいてくる。
「ええ、この間卓球の面白さに目覚めてね。部長様にご教授してもらおうと」
真っ赤な嘘だった。暗い情念の滾った眼差しが、水銀燈を捉える。
無論、そんな嘘に気付かないはずはない。
「あらぁ、この間アレだけコテンパンにされたのに?Mの気でもあるのかしらぁ」
以前の真紅ならば、その一言で完全に頭に血が上っていたかもしれない。
だが、今の真紅――3週間の特訓により生まれ変わった――は、それを軽く流す。
「アレだけ清々しく負ければそういうこともあるのかもしれないのだわ」
挑発に乗ってこないことに気を悪くしたか、一瞬表情を歪める水銀燈。
だがすぐにまた、にやりと嗤う。
「そう。まあ、今日は私も忙しいしね……薔薇水晶」
「はい、何でしょうか」
笑顔のまま、呼んだ薔薇水晶を真紅に引き合わせる。
「この娘に勝てたら、あなたの好きな日時に私が戦ってあげるわぁ」

性悪極まりないとしか思えない水銀燈の笑みに、嫌な予感がした。
だがここで退く訳にはいかない。退路など最初からありえないのだ。
「審判はそうねぇ……ベジータぁ~ちょっと来てぇ~(猫なで声)」
「銀嬢のお呼びだ、ちょっと行ってくるぜジュン!!」
「(頑張れベジータ。僕にはここから見ていることくらいしか……)」
あっさりベジータ捕獲。そして試合が始まる。
公式の試合でもない。ゲームは21点先取の1セット。
「(何をやってるんだ俺は……)サーブ、薔薇水晶」
ベジータが声をあげる。互いに頭を下げて、卓の前に着く。
薔薇水晶のラケットは卓球部では珍しい中国式ペンホルダー。
対する真紅はオーソドックスなシェイクハンドである。
「……銀姉さまの手を煩わせるまでもないわ」
開かれた手の平から、ピン球が20センチほど上がる。
そして落ちてきたそれを、薔薇水晶が下から切る!!

(薔薇水晶のサーブの切れは並大抵じゃあない……)
固唾を呑んで見守る水銀燈。なんだかんだで心配なようである。

強烈な斜め回転。卓上を真紅に向けて飛び交う。
だが――真紅には完全に軌道が見えていた。
「そこッ!!」
「なっ!!」

真紅の前面サイド、横に曲がっていって球は床に落ちる。
薔薇水晶はそう思っていたはずだった。だが、そうはならない。
真紅は既にそこにいた。体を低く落とし、力を溜めて待ち構えていた。
真紅の腕がカーブを描く。完璧なタイミング、サーブを高速ドライブで打ち返す。
反応さえ出来ないまま、薔薇水晶の脇をピン球が擦りぬけていった。
そして向かった先は……
「ちッ!!」
左手でそれを受け止める水銀燈。自ら受け止めたからこそわかる。
強烈なドライブだった。止めて暫くはその回転が続くほどの。
「0-1」
普通に審判するベジータの事は特に誰も気に留めていない。

「さあ、次行くわよ」
薔薇水晶を挑発するように、真紅が微笑んだ。
「薔薇水晶、負けたらお仕置きよぉ」
妖艶に嗤う水銀燈、怯える……なのに何故か頬を染める薔薇水晶。
(……負けたら何されるのかしらこの娘)

試合はほぼ互角に進んだが、やや真紅がペースを握っていた。
長く打ち合っているうちに、双方相手のクセがある程度掴めてきている。
(でも、これはこの娘の本気じゃない……)
秘密裏に真紅は人をやって卓球部のことを調べさせていた。
そう、まだ薔薇水晶には隠し玉がある。
「15-20、チェンジサーブ。マッチポイント真紅」
サービスに無駄な回転はかけず、真紅は速さを重視していた。
小手先の技は通用しないとわかっているからこその策だった。
慎重に、慎重に双方がラリーを続ける。
先に動いたのは――薔薇水晶。
起死回生の一撃を狙ったか、少し無理をしてフォアサイドに回り込む。
気迫が先程までとはダン違いだった。そして、ラケットを立てた。来る
「なんとかエッジショットーーーーー!!」
絶叫しつつ、ラケットの角で返球する薔薇水晶。
なんであんなところで打ってちゃんと返ってくるかはわからない。
だが……
「卓球ナメんな馬鹿水晶がぁッ!!」
「ぶぇ!!」
見事に打ち頃だったピン球を力の限りに叩きつける。
そして薔薇水晶の顔面直撃。――とりあえず、勝った。
「うぅ、やっぱりゲマトリアよりピンポン星のヒーローのが……」
「そうね、そっちの方が卓球的には確実に正しかったと思うわ」
「ゲームセット。勝者、真紅」
最後まで、よくわからないままベジータは審判をやり遂げた。

「まさか、薔薇水晶がねぇ……甘く見てたわぁ真紅」
何故か酷く愉しそうな表情で、水銀燈が嗤う。
「さあ、約束通りね。日時は追って通達するから、ガタガタ震えてなさい」
それだけ言い残し、嗤いながら卓球場を後にしようとする真紅。
水銀燈が、くすくすと嘲笑った。
「ホントにおばかさぁん。その程度で、私に勝つつもり?」
部員たちは言い争う二人の背後に虎だとか龍だとかゲッゲッゲッな笑い声だとかを見たそうな。

「ところで、薔薇水晶?」
「ひ、ひっ!!」
「大丈夫よぉ……イタイのは最初だけだって、わかってるわよねぇ」

1時間後、二人が消えた体育倉庫の中、ややピンクがかった悲鳴が聞こえた。


『テストの時間』

J(今回のテストは結構上出来だな……)
J(見直しも終わったし……ん?)
雛「~♪」
J(鼻唄交じりにお絵描きかよ。しかもクレヨンまで出してるし)
J(金糸雀は……?)
金「………!!!!!」
J(あれは……解答欄がずれてたな。今から消してて間に合うのか?)
グシャッ
J(あっ。破れた)
金「…………グスッ」
J(金糸雀頑張れ。超頑張れ)
蒼「…………」
J(蒼星石は見直し中か。姉の方は……)
翠「ZZZZ」
J(寝てんのかよ……!)
翠「なぁにするですかぁ。ジュンのえっちぃ………むにゃ」
J(人を勝手に変態にすんな)
蒼『翠星石。起きて。起きてってば』(ユサユサ)
J(どっちが姉だよあいつ等は……)

J(水銀燈は……)
銀「……?」
J(あっ、こっち見た)
銀「(ニコリ)」
J(……中指立てながら笑いかけてきやがった……)
真「……?……??」
J(何か不調そうだな)
J(あっ。こっちに気付いた)
真「~♪」
J(『絶好調だわ』ってフリだな。だが真紅。こんな所で見栄張っても意味無いぞ)
薔「…………」
J(へぇ~、アイツはもう完璧っぽいな。微動だにしてない)
J(って解答用紙白いぞ!?何考えてんだ……?)
薔「…ハッ、……?……??」
J(あいつ、テスト開始する前からずっと寝てたのか……)

後日

先「桜田。お前、名前書き忘れてたから0点だぞ」
J「あ゛」
先「薔薇水晶はまたトップだ。お前らも見習えよ」
J「え゛」


『ローゼン幼稚園』@飽く迄個人の妄想

銀「しんくぅ、銀のクレヨンかえしてぇ……」
真「どこにあなたの名前が書いてあるの?言いがかりだわ」
銀「。゜(゚´Д`゚)゜。ウァァァン 」
金「まったく。なんて騒がしいのかしら」

雛「ばらすいしょー、なにかいてるのー?」
薔「…………ヤンバルクイナ」
雛「じょーずなのー」
薔「ホントはペンギン」
雛「じょーずなのー」
薔「…………そう」

蒼「ほら、翠星石。僕らも皆の所に行こうよ」
翠「…………いやですぅ」
蒼「でも、二人っきりじゃ……」
翠「そーせーせきが居ればいいですぅ………」
蒼「あははは……はぁ」

銀「……グスッ。せんせぇ~」
め「ホラホラ、水銀燈。泣かないの。あっちでお歌うたってあげるから、ね」
銀「はぁい……」
真「ジュン。そろそろお茶の用意をしなさい」
J「おやつはまだ!つーか先生と呼べっていつも!!」
真「全く。生意気な下僕ね」
J「生意気はお前d」
の「駄目でしょ、真紅ちゃん。ジュン君も一緒になって喧嘩しないの」

蒼「じゃあ裏庭の園長の所に行く?」
翠「………(コク)」
蒼「翠星石は園長先生好き?」
翠「…………花の世話が好きなだけですぅ」
蒼「そっか」
蒼(ふぅ。やっとトイレに行けそうだ……)

巴「皆ー、そろそろお片づけするわよー」
雛「トゥモエー!!」
巴「きゃっ!」
薔「………できた」
巴「薔薇水晶ちゃんも……わぁ、上手ね~」
雛「えっとー……うさぎ?」
薔「ううん。敵」
巴(敵?うさぎが?)

み「ほら、金糸雀ちゃ~ん。お着替えしよっか~」
金「まだ着替える時間じゃないのかしら。それにその服、制服じゃn」
み「いいからいいから♪」
金(この幼稚園はどいつもこいつも騒がしいのかしら)


のり「みんなさよ~なら~、気をつけて帰るのよ~」
紅「さようなら、のり」
銀「さようならぁ」
蒼「さようなら、水銀燈ちゃん」
銀「あんたには言ってないのよぉ」
翠「・・・・・・」
蒼「ほら、翠星石。みんなにさよならしようよ・・・」
翠「・・・とっとと帰るですよ、蒼星石」
 そう言って翠星石は蒼星石の手を引いてずんずん歩いていく。
翠「蒼星石はなんであいつらとなれなれしくできるですか?」
蒼「なれなれしくって・・・うん、でもぼくもまだあんまりなじめないなあ」
翠「翠星石は、蒼星石がいればそれでいいのです」
蒼「・・・ねえ、翠星石」
翠「なんです?」
蒼「はなさないでね」

 にぎった手を・・・

翠「と、とうぜんです!は、はやくうちに帰るですよ!」


雛「ねぇ、みんなぁ~!おままごとしようなの~!」

真「・・雛苺・・高校生にもなっておままごととはあなた・・精神年齢低すぎなのだわ・・・」
翠「そうですぅチビ苺ぉ!今更おままごとなんてださすぎですぅ!」
蒼「翠星石・・言い過ぎだよ・・」
水「そうねぇ・・さすがに私達おままごとをやる歳ではもうないわぁ・・ねぇ?薔薇水晶?」
薔「・・・・・・・」
水「薔薇水晶?」
薔「おままごと・・したい・・ねぇ?・・やろうよv銀姉さま・・v」
水「えっ・・薔薇水晶貴女本気でいってるのぉ?」
薔「ダメ・・?」(上目使いのウル目
水「O・・OKよぉ・・やりましょう・・さぁ・・みんなおままごとやるわよ!!」
真「な!何で私たちもすることになっているの?!」
翠「そうですぅ!!なんでおままごと何か、やらにゃならんのですかぁ!?」
蒼「・・・・(ボクもしなきゃいけないの・・?)」
水「まぁ、いいじゃないのぉ・・カワイイ妹2人の頼みなんだし?・・ね?」
チラリと、雛苺と薔薇水晶の方に目を向ける水銀燈、目を向けた先では、雛苺と薔薇水晶がお互い手を
取り合い喜んでいる
雛「やったの!みんなでおままごとするの!!」
薔「そだね・・!・・やる気・・でてきた・・!」

真「あぁもう!・・・仕方ないわ・・今日だけよ!」
翠「真紅がするなら、翠星石達もするですぅ。ね!蒼星石!」
蒼「あっ・うん・・(ボクがやるのは決定ですか、そうですか)」
水「よし・・そうと決まったらおままごと開始よぉ!!」

水「じゃあ、役を決めましょうか?みんな」
雛「その心配はいらないの~!すでに雛が考えてきてるの~!」
真「あら、貴女にしては随分気が利いてるのね・・えらいわ」
雛「えへへ~なの!・・じゃあ、役を発表するの!」
雛「まずは、真紅!真紅は家族の長女役をお願いするのぉ~」
真「えぇ・・異議なしよ」
雛「よかったのぉ~・・それじゃあ次は翠星石!翠星石は次女役をお願いするの」
翠「まぁ、妥当な判断ですね!チビ苺にしてわよくできてるですぅ!」
雛「うふふ・・v・・じゃあ次は蒼星石・・蒼星石は一番てこずったのぉ~・・」
蒼「えっ・・・(なんなんだ・・一体)」
雛「蒼星石はぁ、犬役をお願いするのぉ~!いわゆるペットなの、そんでもって次女に一番なついてる設定なの」
蒼「・・雛苺・・そりゃさすg(ry(おいおいおい・・ボクだけ犬?ボク人間だよ?)」
雛「しょうがないのぉ~vvだって普段の蒼星石ホントに翠星石のペットみたいに見えるのぉ~」
蒼「うっ!ひどいよぉ雛苺ぉ・・・」
雛「なんだか申し訳ない気分だけど・・まっ、いいかなの」

雛「じゃあ、次は水銀燈!水銀燈は、お母さん役をおねがいするの!」
水「えぇ、わかったわ」
雛「最後は薔薇水晶!薔薇水晶はお父さんの役・・つまり水銀燈の夫をしてもらうのぉ」
薔「・・GJ!・・雛ちゃん・・あんたぁ・・最高だ!」
雛「よろこんでもらえてうれしいの!あっ、ちなみに雛は三女役をやるからなの!」
真「それじゃあみんなおままごとやるわよ!!!」
一同「おぉー!1」
そしておままごとは始まった・・・

真「母さん!私こんな家でてくわ!!」
水「!!なにをいってるの!真紅!そんなこと言っちゃだめよ!!!」
薔「そうだぞ・・・真ちゃん・・パパはそんな子に・・育てた覚えはない・・」
真「!父さんも母さんも!嫌い大嫌い!だから貧乏なんていやなの!離してお願い!出て行かせて!」
水「待つのよ!真紅!ダメ!」
薔「・・真ちゃん・・歯ぁ・・くいしばれ・・!!」
パチン!
水「あなた!殴らなくても!!」
真「・・・・・」
薔「真ちゃん・・貧乏でいいじゃないか・・ここにはお金では・・絶対買えない・・家族の暖かさがある・・そうだろ?・・」
真「うぅっ・・・ごめんなさい・・父さん母さん!!うわぁーん」
薔「わかってくれればいいんだ・・真ちゃん・・なぁ・・母さん・・」
水「えぇ・・あなた・・・・(ぽっ」

意外に真剣な銀・薔薇・真紅組・・


J「文化祭で歌う曲、これなんてどうかなあ」
蒼「いいんじゃないの」
J「じゃ僕が歌とギターやるから、適当にコーラスやってみて」
翠「ちょっと歌詞見せるです」
J「ほんじゃやるよ。Is there anybody going to......」
J「Girl Suuuuuuuuu」 翠・蒼「Girl」
J「She's the kind of girl......」 翠・蒼「tit tit tittit......」
J「Girl Suuuuuuuuu」 翠・蒼「Girl」
J「うん、いいね。ちなみにtitってのは、おっぱいって意味だ」
翠「なっ!……」 蒼「へえ」
翠「なに平然としてるですか!」
蒼「いや別に」
J「この曲地味だから文化祭向きじゃないね。却下」
翠「って、言わせたかっただけですか!」

金「ベースは任せろかしらー」
つttp://image.www.rakuten.co.jp/ikebe/img10291765267.jpeg
真「あなたたち、レッド・ローズ・スピードウェイ収録のマイ・ラヴをやりなさい」
J「紅いバラだからって、んな適当な……」
真「なら新作のイングリッシュ・ティーでいいわ」
雛「ヒナ、リコーダーなのー」
蒼「クソッタレー!ファッキンビートルズなんて聴いてんじゃねえ!」
翠「ああ、また発作です。セ、セ、セックスピストルズ病ですぅ…」
ベ「ここからが本当のカオスアンドクリエイションだ…」


~美術の時間~

先生「よ~し、じゃあ二人一組になってお互いの顔を描け~」

翠「チビ人間~。しゃあねぇから翠星石が一緒に描いてやるです~」
J「いや、誰も頼んでn」
雛「JUMー!雛と一緒にやるのー!」
銀「あらぁ~?JUMは私とするのよねぇ?」
紅「ちょっと!JUMは私の下僕なんだから、私と組むに決まってるのだわ!」
蒼「ぼ、僕も…JUMと描きたいな…」
薔「わたし…銀ちゃんと…」
金「じゃあ間を取って私とするかしら~♪」
J「あ~!うるさい!!ちょっと待ってろ!」

分身○方!ゴッ○シャドーッ!!

J×6「「「「「「」これでいいだろ?」」」」」」

全員「ちょwwwwww」


雛苺ましまろ


某桜田家
水「はぁ~、今日も暇だわぁ。」
カラカラ(空のヤクルト独特の音)
水「あ、空だわ・・・冷蔵庫にまだあったかしらぁ?」
ガチャッ
水「乳酸菌が一つも無い・・・どぉしよぅかしら・・今金欠だしぃ・・・・金庫番にでも頼もうかしら。」

桜田家の二階にて


蒼「先週貸したばかりじゃん・・・もぉ~、何に使うの?」
水「ヤクルト」
蒼「我慢して。」

その時、窓に殺気が!
ドタタタタタッッッ
?「とぅりゃっっですっ!」
バカーン
窓口に引っ掛かり、顔面からこけた翠星石。

水蒼「・・・・(痛そう)」

翠「蒼と二人で何してやがるですぅ!!」
水「何もしてないわぁ。お金借りに来ただけだしぃ。」
翠「!!カツアゲですか!!!!遂に本性を現したですね!!覚悟するですぅ!!!」
蒼「そんな大袈裟な事じゃないよ。で、いくら貸して欲しいの?」
水「5千円」
蒼「禁ヤクルトしろ」

蒼「ヤクルトってそんな高く無いでしょ?」
水「1パックじゃ一日持たないのよねぇ。アレ高いのにちっちゃいからぁ。」

財布から百円を取りだし水銀燈に渡す。

水「・・・なんでぇ?」
蒼「百円あればピルクル買えるから、それで我慢して。」
水「(使えないわねぇ)・・いぃわぁ、月末給料入ったら100パック買ってやるんだからぁ。」
蒼「その前に百円返してね。」
水「ぅ・・・」

ガチャッ、ドタドタドタドタ・・・

翠「やっとどっか行ったですぅ。チビはまだ来てないですか?」

ピンポーン

蒼「来たみたいだね。行ってくる。」


玄関前に立っているのは今にも泣きそうな雛苺。
ガチャッ
蒼「いらっしゃ・・・どうしたの?」
雛「ぅゅー・・」
蒼「とりあえずあがって。」


蒼「で、何があったの?」
雛「ぅー・・あのね、楽しみにとっておいたプリン、食べようと思って皿に移した時にジュン(ペット)にこぼされちゃったのょー・・・」
蒼「そっか、ジュンも悪気があったわけじゃないし・・・後でプリン買ってあげるよ。」

雛「!ホントなの!?やったなのーーー!!雛嬉しーーーのーーーー!!!」
翠「わ、私もプリン・・欲しいですぅ・・・グスン」
蒼「うわっ、なんで泣いてるの?でもゴメン翠ちゃん、雛の買うので小遣いギリだから、また今度に・・」
翠「認めないですぅー!そんな食い意地はった餓鬼に私が劣るわけ無いですぅ!!!今日は運が悪いです、出直すですぅ!!!チビチビチビ苺、覚えてろですーーー!!」

バリンガチャーーーン

蒼「窓割ってかなくても・・・どうする、今からプリン買いに行く?」
雛「ういーーーーー!早く行くのよーーーーーー」
蒼「ハイハイ」
雛「ハイは一回なのーーー!!」


休み時間
翠「チビチビ苺いいなさいですぅ」
雛「えっでもはずかしいのー(/////)」
頬に手を当てて恥ずかしがって悶えている。その光景をみて悶えている男子生
徒もいたが
紅「何の話なの?」
水「あっツルペタ真紅?」
紅「台本にない余計な台詞はいらないの!で、何の話をしていたの?」
少し声が裏返る。
翠「聞いてください雛苺に好きな人が出来たんです」
紅「そうなの雛苺(ジュンでないわよね)」
頷く雛苺。顔は真っ赤である。
水「もしかしたら協力できるかもよぉ(ジュンでないわよね)」
雛「うゆー、えー、でもー、なのー(/////)」
翠「そうです。早く名前を言うです(ジュンだったらただじゃおかねーです)」
雛「いやー恥ずかいーのー(/////)」
紅「あーもうじれったい!さっさと言いなさい!」

金「ヒナ!白崎店長さんとその後うまく言ってるかしらー」
雛「カナ!大きな声で言わないでなのーはずかしいー(/////)」
紅・水・翠「え゛っ∑(゜д゜ )  (とっ年上ーーーーーー)」
紅「( ゜д゜ )」
水「( ゜д゜ )」
翠「( ゜д゜ )」


『財布を盗ったのは誰だ』

薔薇学園で、またしても事件が起こってしまった。今回は財布盗難事件だ。
被害者は、笹塚。緊急に放課後、担任はクラスで会議を開くことにした。
梅「この中に盗んだ生徒がいるとは、思いたくないが盗んだのは誰だ?」
水「はぁい、先生。私が盗みましたぁ」
梅「水銀燈、早く帰りたい気持ちもわかるが、でたらめは良くないぞ」
水「はぁ~?めんどくさぁい。私が犯人で良いですよぉ~」
薔薇「……先生、昨日の夜、三十枚ぐらい窓ガラスを割りました」
梅「薔薇水晶、割ってから、そういうことは言おうな」
薔薇「……おとといは親孝行しました…」

クラス内では、早く帰りたい派と、真犯人を見つけなきゃ派と、どうでもいい派
に分かれた。中にはふざけてるだけの生徒もいるが。
翠「誰でも良いから、さっさと名乗りやがれです!」
蒼「ダメだよ。ちゃんと盗んだ人を見つけないと、笹塚君が可哀想だよ」
翠「ああ、めんどくせぇ~です!こうなったら、雛苺がやったことにするです!」
雛「雛は泥棒なんてしないもん!翠星石のおたんちん!」
蒼「みんな、落ち着いてよ。こういうことはちゃんとしないとダメだよ」
金「ここは、薔薇学園1の頭脳派、金糸雀におまかせかしらぁ!」
梅「お前ら…いい加減、静かにしなさい」
ジュン「いや先生、こいつら自己中心だから無駄だと思います…」

笹塚の財布は、無事に保護されるのだろうか?犯人は誰なのか?

笹塚の盗まれた財布は、黒い大き目の財布。中に入っていたのは一万円と
定期券。それと、メイド喫茶のポイントカード。
真「まったく…騒々しいわね、あなたたちは」
ジュン「でも、このまま犯人が出てこないと、くんくん探偵が始まっちゃうな」
真「!!!早く出てきなさい!盗人は死刑だわ!」
ジュン「……お前も騒々しくなったぞ…」
雛「うゆ~おなか空いたのぉ~。どうでも良くなってきたのぉ~」
金「犯人はズバリ!笹塚の財布を持ってる奴かしらぁ!」
梅「…金糸雀、今それを持ってる奴を探してるんだぞ?…」
殺伐としてきたクラスの雰囲気。だが、空気を変える行動をする者がいた。
水銀燈は、自分が穿いていた黒ストッキングを、スルスルと脱ぎ始めた。

水銀燈は、黒ストッキングを手で揺らしながら、生足を机に乗せた。
水「私の生足に免じて、もうこの話は終わりにしましょぉ?」
水銀党員「うおおおおおおおおおおおおお!死ぬ…ぐはぁ!」
男子A「先生、もうどうでも良くなりました」
蒼「水銀燈…たまには真面目になってよ…」
梅「……笹塚、お前どうする?こいつらやる気ないぞ?」
笹塚「…えと、その、あの…今調べたら、ポケットにありました」

笹塚の一言で、クラスが一気に静かになった。同時に、殺気で
埋まっていく教室…。

笹塚の財布は、盗まれていなかった。ただの勘違いだったようだ。
ここで、普通ならめでたし、めでたしなのだが、ここは薔薇学園。
乙女たちが、笹塚の前に集まる。男子たちは、手を合わせて黙祷し始める。
真「人を疑う前に、自分を疑うことを知らなかったようね」
蒼「君にはがっかりだよ、笹塚君。本当にがっかり…」
金「ズバリ!笹塚は私たちを疑ったのかしらぁ!」
翠「てめぇーは、死んで侘びを入れろです!」
雛「うゆ~、人を疑うのはよくないのぉ~。最低なのぉ~」
全員、目が据わっている。が、まだこの五人は優しい方だから良いが
残りの二人は、容赦がない。悪気もない。
水銀燈は、イスを持ち上げて笹塚の顔面にめがけて投げた。

笹塚「ぐはぁ!?」
水「私の時間を返してくれるぅ?ねえ、笹塚く~ん」
薔薇「…もう、二度と学校に来ないで」
そう言って、薔薇水晶は笹塚の顔面を蹴り飛ばす。
笹塚「ぐはぁ!」
薔薇水晶に続いて、他の乙女たちも、笹塚をけりまくる。完全にリンチである。
が、ここは薔薇学園。男子生徒の9割はマゾである。
朦朧とする意識の中、笹塚はこう思う。盗まれたと嘘をついて良かったと…。
笹塚「(あぁ~、みんなのパンツが見える…。みんな、もっと顔をけってください)」

翌日、笹塚の顔面は、少しだけ変形していたとか…。
…完。


雛「皆ぁ~!ドッチボールするのぉ~!!!」
一同「はっ?」
雛「はっ?じゃないのよ!ドッチボールよドッチボール!」
翠「チビチビ苺ぉ~何言ってるですかぁ?」
金「こんなに寒いのに外になんか出たくないのかしらぁ~」
水「確かにそれは言えてるわね・・・」
雛「何言ってるのー!こんなに寒いからこそ運動するのよぉー!!」
蒼「それでドッチドール?」
雛「そうなのよ!!ドッチボールが終わったらサッカーなのよォ~!レッヅゴーなのー!!」

そんなこんなで結局やる事にした。

チーム分け
・雛苺、翠星石、金糸雀
・蒼星石、水銀燈、真紅
※薔薇水晶は審判

薔「よぉ~いスタート!」
翠「よりによってどうしてこのメンバーに翠星石が居るんです!」
雛「くみくみだから仕方ないのぉ!」
翠「こうなったらやってやるデスゥ――!!」
水「いくわよぉー!」

ボムッ

金「早速あたったかしらぁー!」
水「イェーイ!!じゃんじゃんいくわよォ~!!」


『自転車泥棒』

最近、水銀燈は三万円もする自転車をネットオークションで手に入れた。
朝の登校時、彼女はとてもウキウキ気分。不良だった彼女も落ち着いたものだ。
水「おはよぉ~真紅ぅ。今日も元気に行きましょうねぇ」
真「おはよう。朝からうれしそうね、水銀燈」
水「そりゃそうよぉ~。見てよ、この自転車ぁ。おしゃれでしょぉ?」
真「そうね。あなたにしては、良い趣味だわ」
水「もう、真紅ったら素直に褒めてくれれば良いのにぃ」
真「あなたの機嫌が良いと、調子が狂うのだわ。早く行ってちょうだい」
水「うふふふ~。じゃあねぇ、お先にぃ~」

そう言うと、爽やかに坂道の多い通学路を走っていった。自転車ぐらいで
ここまで機嫌が良くなるとは、彼女もおかしな女の子だ。
学校では一日中、自転車の自慢をする水銀燈。そんなにうれしかったのだろうか。
水「私ねぇ、超おしゃれな自転車買ったのよぉ。登校が楽でいいわぁ」
翠「それは、良かったですね…。(自転車ごときで、よくこんなに喜べますね)」
蒼「真紅から聞いたよ。うれしそうだね、水銀燈」
水「当たり前でしょぉ~。朝からルンルン気分が止まらなくて困っちゃう~」
雛「水銀燈がごきげんさんなのぉ~。珍しいのぉ~」
金「……逆に怖いかしらぁ…」

が、しかし放課後、事態は一変する。水銀燈は、真紅に乗せてあげようと
思い、自転車置き場に行く。だが、そこには今朝あったはずのそれが、なかった。

ちょっとした間に、停めていたはずの自転車が姿を消す。そんな
経験、きっとあなたにもあるはず。そんな時、あなたはどうする?
水「…ない!ない!私の超ウルトラスーパークールな自転車がないわぁ!」
真「落ち着いて、水銀燈。ただの神隠しよ」
水「何をバカなこと言ってんのよぉ!あぁ、どこに行っちゃったのぉ?」
真「くんくん探偵が、なんとかしてくれるわ。それまで待ちましょう」
水「はぁ!?こんな一大事に人形劇の話なんかしないでよぉ」
真「よく探してご覧なさい?もしかしたら移動したのかもしれないわ」
水「言われなくても探してるわよ!クソ!どこよぉ!?」

怒りが頂点に達しそうな水銀燈は、イライラしながら他の生徒の自転車を蹴り飛ばす。
もちろん、怖くて誰も文句は言えない状態。
男1「やべぇ、水銀燈が怒ってる…。今日は歩いて帰らないと…」
水銀党員「銀様がお怒りになっておられる!蹴られるなら今のうちだ!」
いくら、人のものに八つ当たりしても、出てこないものは出てこない。
真「水銀燈、もうあきらめましょう?また買えば良いでしょ?」
水「はぁ…はぁ…。三万円もしたのよぉ?素直にあきらめられないわぁ」
真「だからって、人様の自転車を破壊するのは、いただけないわ」
水「うるっさいわねぇ!黙っててぇ!」
真「……手がつけられないのだわ…」

自転車を盗んだ犯人は見つかるのだろうか?くんくん探偵に出番はあるのか?

自転車置き場は、まさに地獄絵図と化していた。投げ、蹴り飛ばし、破壊。
普通ならここで自転車を使用する生徒たちは、怒るのだけど、やはり
水銀燈の威圧感で何も言えない。まあ、中には喜んでいる人もいるみたいだけど。
真「もう気は済んだの?かなり疲れてるみたいだけど」
水「はぁ…。やっぱりないわねぇ…」
真「さっきから、何度も言っているのだわ」
その時、二人の前に自転車に乗りながら、颯爽と現れた黒い影。
薔薇「……よっ、私の後ろに乗らないか?」
水「ああああああ!それ私の自転車じゃなぁい!」
薔薇「……お呼びでない?じゃあ、ばいばい」
水「ちょっと待ちなさい!盗んだ理由を吐くまで帰さないわよ?」

薔薇水晶は、ぶっ壊した鍵をポケットから取り出し、水銀燈に渡す。
そして、急にもじもじしながら、上目遣いで呟いた。
薔薇「……私も乗りたかったの…。ごめんなさい…」
水「……もう!いくら私の自転車が魅力的だからって、盗まないでよぉ」
薔薇「……ごめんなさい…もうしないから許して」
水「はぁ…。後ろに乗せてあげるから、もう二度としないでねぇ?」
薔薇「……うん!水銀燈のこと大好き!」
こうして、二人は二人乗りで帰っていきました。

真「……私も乗りたかったのに…」
…完。


『調理実習』

翠「ジュン!てめぇ何入れやがったですか!?」
蒼「これ、赤ピーマンじゃなくてハバネロだよ……」
雛「目が痛いの~」
J「間違えたんだから仕方ないだろ。大体、なんで調理実習の材料にハバネロが混じってんだよ」
真「先生は保健室に行ったわ。これ以上の試食は無理ね」
翠(ん?……これはチャンスですぅ!!)
翠「しゃーねーです。ジュン、代わりにてめぇが試食やるですぅ!!」
J「何で僕が!」
翠「問答無用ですぅ!!」
J「ンガッ!!…………ん?何だ、美味いじゃないか」
翠「と、とーぜんですぅ。ナメんじゃねぇですぅ!」

銀「フフッ。確かに上手いわねぇ」
翠「そこっ!勝手に食うなですぅ!」
銀「でも甘いわねぇ。とぉっても」
翠「……ルーは中辛ですぅ」
銀「フフフ……ジュン。私のも一口どうぞぉ」
J「ムグ……へぇーこっちも凄いな。味がまろやかって言うか」
銀「隠し味にヨーグルトを使ったのよぉ。お気に召したかしらぁ?」
翠(この女狐ぇ!ジュンも何べた褒めしてるですかぁ!!)

蒼「やっぱり乳酸菌なんだ……」

金「次はカナかしらぁ」
J「へぇ~、グリーンカレーか。凝ってるな」
金「フフフ。この金糸雀に不可能はないのかしらー!!」
真「おかしいわね……金糸雀。貴女、普通のルーしか入れてなかったわよね?」
金「え?何かおかしかったのかしら?」
真「…………」
J(普通に美味いんだが、これで良いのか……?)
銀「確かに不可能は無かったわねぇ」

蒼「じゃ、次は僕の」
J「……うん、ちょっと辛口だけど、美味いよ。凄く」
翠「当然ですぅ!!」
J「何でお前が得意気なんだよ」
蒼「ちょっといつもより時間もかけれなかったし、調味料もいつもと違うんだけど……」
J「へ~、料理するんだ」
蒼「意外、だったかな……?」
J「全然。蒼星石は良い奥さんになれるぞ」
蒼「な、何言ってるんだよ!!」(ベチャ)
J「目、目が!!目がぁぁぁあああ!!」

J「次は誰だ?」
雛「次は雛なのー!」
銀(な、何事も無かったかのように……)
J「ん?まさかとは思うけど、この白いの……」
雛「うにゅーなのー!!」
J「 や は り か 」
蒼「ちょっと待って、雛苺。今日の食材に苺大福なんか無かったよね……?」
雛「無かったから自分で作ったのー」
J「おっ、フルーティで意外とイケるな。これ」
雛「生地も固めに作ったから煮崩れないのー!!」
翠「な、何て無駄に手が込んでやがるですか……」

J「次は?」
真「…………」(コトッ)
金「いよいよ本命かしらー♪」
真「お黙りなさい」
金(め、目がマジなのかしら………)
J「ん、じゃあ…………」
真「…………」
J「……不味くは、ない」
真「そ、そう………」
J「でも上手くなったよな、お前。上達したよ」
真「……!」
銀「あぁらあら」
真「次はその口に“美味い”と言わせてあげるわ」
J「ははっ、期待してるからな」
真「望む所よ」

J「さて、次で最後か……最後は」
薔「ん」(ドチャッ)
J「こ、これは……」
翠「…うげぇ、ですぅ」
銀「本当の真打ち登場ねぇ」
真「死に水は取ってあげるわ。ジュン」
雛「のりには雛から言っておくのー」
料理「グォァァァァァァ……」
薔「召し上がれ」
J「待て、一個おかしかった。絶対おかしかっ
                          うわぁぁぁぁぁぁ」
金「ここからが本当の地獄かしら……!!」

 あれから2週間後・・・
J「やれやれ、ようやく昼飯か・・・」
蒼「ジュンくん、お弁当はどうしたの?」
J「今日は購買で買って来るけど?」
翠「そ、それならこれを食べるですぅ!」
 二人はそういってひとつの弁当箱を持ってきた。
J「何これ、お前たちが作ったのか?」
翠「あ、当たり前ですぅ!」
蒼「二人分のつもりが余っちゃったからさ、一緒に食べてよ」
J「それじゃ遠慮なくいただくかな。お前ら双子が料理うまいのは前の調理実習で分かったし。」
翠「余計な事言ってないでとっとと食うです」
J「はいはい、それじゃ・・・」
3人「いただきま~す」
J「もぐもぐ・・・うん、うまい!前のとはまた違う味だけど、いけるよ!」
蒼「そ、そう?」
翠「当然ですぅ!」
J「それにしてもドライカレーなんて、こんなものまで作れるなんて器用だよなあ」
蒼「調理実習の時のカレーよりおいしく作れたかな~、なんて・・・」
翠「そんなことないです。前の方が―むぐぅ!」
蒼(いいから黙ってて、翠星石!)
J「ルーの辛さも俺好みで・・・って知ってたのか?」
蒼「う、うん!僕の作った料理を食べてくれた人の好みは忘れないよ・・・な~んてね♪」
翠(蒼星石無理してないですか?)
J「・・・なあ、ところでさ。なんでお前たちの弁当は野菜炒めなの?」
蒼「ギクッ!え・・・え?」

J「さっき確か余ったからって・・・」
蒼「えっと、それはね・・・」
翠「このカレーは薔薇水晶が作ったからですぅ~!」
蒼「ちょっと、翠星石!」
J「なんだそうか・・・って、え!?薔薇水晶が?」
翠「そうですぅ!薔薇水晶はあれからずっと料理の練習をしていたんですぅ!」
J「そ、そうなのか・・・?」
蒼「・・・うん、そうだよ。あの日の放課後、僕たちのところに料理を教えてくれって来たんだ。」
 それを聞いてジュンはすぐに立ち上がり、教室の中に薔薇水晶の姿を探す。
J「薔薇水晶!」
翠「あそこです!扉の影ですぅ!」
 ジュンがそちらを見ると、薔薇水晶が真紅達4人の薔薇乙女達に押されて、扉の後ろから出てきたところだった。
薔薇「あ、えっと・・・おいしかった?」
J「ああ。本当においしかった。だから今度は、一緒に食べよう?」
薔薇「・・・・・・ありがとう」