薔「蒼星石っ……遊ぼっ」
蒼「ふふ…薔薇水晶、君は本当に人なつっこいね^^」
薔「へへ…蒼星石大好き…はむはむ」
蒼「ひゃぁ…耳噛むのは…ぁ…僕の…専売特許…だよぉ」
翠「(#^ω^)ビキビキ」
薔「あれ・・・・・私のガンプラがない・・・」
放課後・誰もいない教室で薔薇水晶がガンプラを探している。が、中々見つからないようだ
涙目になっている。
薔「うぅ・・ぐすっ・・私のザクが・・限定版のザクが・・あの寒い日の朝・・銀姉さまと一緒に並んで勝った限定版のザクが・・」
そんな風に薔薇水晶が嘆き悲しんでいるといきなり教室のドアが開いた
蒼「はぁ、やっと着いた・・・」
蒼星石だ、だが薔薇水晶には気づいていない
蒼「全く翠星石も人使いが荒いよ・・自分の忘れ物くらい自分で取りに行くべきだよ・・うん」
どうやら翠星石に忘れ物を取りに返されたらしい・・
蒼「えぇーと・・翠星石の席は・・・っとここか・・あぁあった・・社会のプリント・・じゃ帰ろうかな・・」
蒼星石は目的のものを見つけて帰って行こうとする・・しかしそうはさせない薔薇水晶、「ここで会ったのも何かの縁、
一緒にザクを探してもらおう」・・そう決めている目で蒼星石を睨み付け、標準を定める・・そして走り出した!
薔「蒼星石・・!待って・・!」
蒼「えっ・・どうしたの?・・薔薇水ぐほぉあ!!!」
蒼星石がぶっ飛ぶ、おそらく薔薇水晶が勢いよく蒼星石に飛び込んでいったのだろう・・可哀想に・・蒼星石は鼻血が吹き出している
薔「あっ!・・ごめんなさい・・!蒼星石・・私力の加減がよく分からなくて・・大丈夫?」
蒼「あぁ・・なんどがね・・でもどおして、ボグにづっこんでぎたのさ?・・ボグなんが君に悪いことしだっげ?」
薔「ちがうの・・!私蒼星石を殺そうなんて微塵も思ってない・・!」
蒼「いや・・ぞこまで言っでないけど・・まぁいいや」
蒼星石は止まらない鼻血をハンカチで押さえながらつぶやく
薔「じゃあ・・さっそくで悪いんだけど・・私とザクを探してくれる・・?」
蒼「?・・ザク?・・あぁガンプラのね・・いいよ別に・・じゃさがそ」
こうして蒼星石と薔薇水晶のザク捜索劇は始まった・・
まずは、みんなの机を除いてみる・・まぁいけないことだが仕方がない・・
蒼「一番怪しいのは笹塚君だ・・あの子も確かガンプラ好きだったし・・」
そう言ってのぞき込んだ蒼星石・・だが何もなかった。強いて言うならば、エロ本だろうか
蒼「う~ん笹塚君の所に無いならみんなの机の中には入ってないだろうね・・他を当たろうか薔薇水晶?」
薔「うん・・ありがと蒼星石・・私なんかのために・・」
蒼「あはは・・いいよそんなこと・・ボクたち友達じゃないか・・困ったときはお互い様だよ・・」
ジーン・・薔薇水晶は感動している、その大きい瞳から溢れんばかりの涙の粒が・・!
薔「感動した・・蒼星石・・私すごい幸せ・・」
蒼「フフッ・・薔薇水晶ったら・・まだザクは見つかってないよ?早く見つけよう?」
薔「うん・・」
それから数十分後も彼女たちはザクを探し続けた、そしてついに・・
薔「・・おぉ!!あったどー!!・・ザクが私の鞄の中にあったど・・!!」
蒼「そりゃ、よかった・・結局は薔薇水晶が鞄に入れてたのを忘れてただけなんだね・・」
そう、この会話でも分かるとおりザクは薔薇水晶の鞄の中に静かに横たわっていた
薔「うん・・ごめんね・・蒼ちゃん・・迷惑かけて・・」
蒼「あはは・・いいよ暇だったし・・(蒼ちゃんて・・」
薔「えっ・・そうなの翠星石の忘れ物を取りに来たんじゃなかったっけ?」
蒼「あっ!!」
蒼星石の顔がみるみる蒼く染まっていく・・
蒼「あわわ・・どうしよ・・は・・早く行かなきゃ!・・薔薇水晶バイバイ!今度から気をつけなよ!」
薔「あっうん・・バイバイ蒼ちゃん・・・」
そして薔薇水晶は教室で一人きりになった・・そんな静かな教室で薔薇水晶は呟いた
薔「ホントに・・ありがと・・蒼ちゃん・・私のためにあんな一生懸命ザクを探してくれるなんて・・
嬉しかったよ・・」
そして薔薇水晶は静かに目を閉じ頬を赤く染め、蒼星石の席に座った・・
薔「蒼ちゃん・・ホントに・・ホントにありがと・・大好き・・」
一方で・・
翠「何をしてたんですかぁ!!蒼星石!!こんな寒い中翠星石を一人で30分も待たせるなんて!!」
翠星石は鬼のような形相で蒼星石に怒っていた
蒼「ごごごごごめんなさい!翠星石、今度から気をつけるよ!」
蒼星石は地面に額がひっつかんばかりの勢いで土下座をしている
翠「今度からじゃ遅いですぅ!!帰ったらお姉さんがお仕置きをしてやるです!!」
蒼「ひぃっ!・・ここからが・・本当の地獄だ・・!」
『蒼星石の受難~薔薇水晶の診察~』
薔薇学園保健室。
保健委員の代行で保険医の手伝いに来ていた薔薇水晶。
そこへ呼び出し放送が鳴り、保険医は薔薇水晶に後片付けを任せて、
保健室を出て行った。
このとき、薔薇水晶が微かにニヤリと笑った事に保険医HGが気付く事はなかった。
「蒼星石ー」
翠星石が呼んでいる。
「何?」
駆け寄るなり、翠星石に一冊のファイルを渡された。
「これは?」
「蒼星石、すまんですが、これを保健室に届けてくれないですか?翠星石はさっき
先生に呼び出されて、いけないのです。」
翠星石がウィンクしながら片手を顔の前でピンとたてて、「お願い」のポーズをする。
「もう、仕方ないな…」
この翠星石のお願いを聞いたところから、蒼星石の受難は始まる。
「失礼します…」
保健室のドアをあけながらそう言って中に入る。
「ファイルを届けにきました。」
机に向かって白衣を着た人物がいたので、蒼星石はそう声をかけた。その声に机に向かっていたその白衣の人物が椅子を引いてくるりと蒼星石の方を向いた。
それは、薔薇水晶だった。
「あれ…薔薇水晶?先生はいないの?」
一瞬の沈黙。薔薇水晶がニヤリと笑った気がした。
「脱いで。」
「へ?」
「さぁ…」
「えっ?えっ?」
薔薇水晶が聴診器を手にじりじりと蒼星石ににじり寄る。
呼応するように蒼星石はあとずさっていく。
「さぁ…!」
「わっ、ちょっ、ちょっとまって、僕はファイルを届けにきただけで!」
後ずさっていく蒼星石の頬に聴診器をあてる薔薇水晶。
「………?」
しばらくそのまま固まる二人。
「癌です。」
「へっ?」
薔薇水晶の口から突拍子もない言葉が出る。
「ほら、ここにカゲが…」
どこから取り出したのか、一枚のレントゲン写真を蒼星石の目の前に突きつけた。よく見ると、そのレントゲン写真に黒のマジックで塗りつぶした黒丸がかかれていた。
「そ、それ僕のじゃないでしょ…それにいたずら書きなんてしちゃダメだよ。」
「…切りましょう。」
「ええぇっ!?」
またも薔薇水晶はどこからかメスを取り出してそれを蒼星石にちらつかせた。
「ちょ、ちょっとまってよ、薔薇水晶!君は保険医でもなければ医者でもないでしょ!」
そのメスに言い様のない恐怖を覚えるが、必死に抵抗する蒼星石。
「…医者です。」
薔薇水晶は、言い切った。
「しょ、証拠は?」
その蒼星石の言葉に、薔薇水晶はちょっと考え込んでいたが、やがて、
「証拠…証拠…」
机に向かって、何か書き始めた。
「証拠…」
そして、蒼星石の前に一枚の謎の落書きを突きつけた。
「というわけで…」
再び、薔薇水晶はメスを持ち出した。
「あ、あ、あぶないってば、薔薇水晶!そ、それに医者ならもっとこう…」
じりじりとにじり寄る薔薇水晶、後ずさる蒼星石。
「い、医者ならもっと具合を聞いたり、熱を測ったり…」
そこで薔薇水晶の動きが止まる。ポケットからメモ帳を取り出して蒼星石の言う事を逐一メモしはじめる。
「け、血液検査をしたり…あの、薔薇水晶?」
「具合は?」
「ぼ、僕は健康だよ!」
そう叫んだ蒼星石の口に薔薇水晶は体温計を突っ込んだ。
「むぐ…!」
…………
「平熱。」
「ば、ばらすい…」
「……癌です。」
「違うっていってるのにー!」
埒があかない。そう思っても、薔薇水晶にじっと見つめられて逃げるのもままならない。
ガタン!!
後ずさっていた蒼星石が何かにぶつかってバランスを崩す。
ガシャーン!!
派手な音と共に転んでしまった。
「いたた…」
「…大変……」
薔薇水晶は転んだ蒼星石を助け起こすと、椅子に座らせた。
「ちょっと、すりむいちゃったかな…」
蒼星石は倒れたときについた肘を何度もみて、血が出ている事を確認した。
「消毒…?」
「あ…うん、お願い。」
かぷ
「ちょ、ちょっと薔薇水晶?」
「消毒…」
薔薇水晶は突然傷口にかぶりついた。ちゅぅちゅぅとその傷口を吸っている。
「あ、あの、マキロンとか…」
「……ちゅう」
傷口を吸いながら薔薇水晶は上目遣いで、あたふたする蒼星石を見る。
しばらくしてようやく口を離した薔薇水晶。
「…ばんそことかあれば…いいんだけど…」
「…ジュースをどうぞ。」
「へ?」
「献血…」
口の横についた血をぺろりと舐めとると、薔薇水晶は懐からジュースを取り出して蒼星石に渡した。ぬるくなったジュースに複雑な表情の蒼星石。
「あ、あぁ、血液検査ね…」
「検査結果…手術が必要です。」
「えぇぇっ!?」
薔薇水晶は三たびメスを取り出した。
「しゅ、手術って、そういうのはこんなとこじゃ…」
「切りましょう。」
「普通は、入院してから…」
「切ります」
「やめてーーーー!!」
「善はいそげ…」
「お、お願いだから、ね?や、やめてよぉ…」
涙目になった蒼星石に薔薇水晶はふぅとため息をついた。
「わかった…切るのは、やめる。」
「あ…はぁ…よかった。」
「薬を投与します。」
「へ?」
そういって、薔薇水晶が手にとったのは、イソジンだった。
「飲んで。」
「の、飲んで!?そ、それ飲むものじゃな…」
その蒼星石の言葉に薔薇水晶はじっとイソジンの説明書を読んだ。
「水で薄める。」
「う、うん、そうだけど…」
薔薇水晶はコップをとりだすと、イソジンをコップの半分くらいまでそそぐと、それに水を入れて蒼星石に差し出す。
「はい、薄めた…飲んで。」
「だから、飲むものじゃないってばーー!!」
「我侭…」
「我侭って…」
思わずため息をつく。
こうなったらもう薔薇水晶のやりたいようにやらせるしかない。
蒼星石はそう思い至って、ベッドに大の字になって横たわった。
「もう、好きにしてよ…」
「切ります…」
「き、切るのだけはだめ…」
「我侭…わかった。脱いで。」
「はぁ…わかったよ…」
蒼星石は制服の上だけ脱いで、きちんとたたんで枕の横に置いた。
「それも…」
薔薇水晶が蒼星石の胸元を指差す。
「こ、これも?」
やれやれという風にブラも外すと、小ぶりの乳房が露になった。
「……くす…」
それを見て、薔薇水晶が微かに笑った。
「ちょ、ちょっと薔薇水晶。今笑ったよね?」
「…笑ってない。」
「笑った、絶対笑ったよ!」
「切るよ?」
「う……」
直感的に薔薇水晶なら本気で切るかもしれない、そう思うと逆らう事は出来なかった。
「具合は?」
「……熱っぽくて、喉が痛くて、頭が痛くて、おなかが痛くて、咳が出ます。」
蒼星石の言葉に、薔薇水晶は満足げに頷いた。
「ひゃっ!?」
突然肌に触れる冷たい聴診器に、一瞬変な声をあげてしまう。
「大きく…息を吸って…吐いて…」
そう指示しながら薔薇水晶は胸の辺りに聴診器を当てた。
「ひゃう…」
また声が出てしまう。
聴診器の冷たい感触で、乳房の先にある小さ目の乳輪と乳首に血液が集まっていくのがわかった。そして薔薇水晶はそれを知ってかしらずか、聴診器でそこを弾くように当てていく。
「ちょ、ちょっと…薔薇水晶…」
「引っかかる…」
敏感な部分を何度となく弾かれたり聴診器の平らな部分でつぶされたりしているうちに、
蒼星石の顔が紅潮してくる。
「…?」
その蒼星石を薔薇水晶はじっと見つめている。
「な、なんでもないよ………続けて…」
薔薇水晶はニヤリと笑うとまた聴診器を当て始めた。
「ふぅっ…うんっ…」
時にはなでるように、時には強く、聴診器で蒼星石の腹部から胸を弄りまわす薔薇水晶。
その度に蒼星石は声を漏らしてしまう。どうにか声をかみ殺そうとしている蒼星石に、
薔薇水晶がそっと耳打ちした。
「我慢…体によくない…」
このとき、薔薇水晶が全てをわかっていてやっていることを蒼星石は確信した。
だが、どうする事も出来ない。
まな板の鯉状態の蒼星石は、薔薇水晶に身をゆだねる他なかった。
「やぁっ…」
聴診器で乳首を転がす一方で、片方の手はスカートの中に進入し、下着越しに
大事な部分をこすりあげる。
「んぅっ…あっ…やっ…だ、だめ…声、が…」
蒼星石の嬌声が段々大きくなっていく。
薔薇水晶は表情一つ変えずに、蒼星石の体を弄ぶ。
蒼星石の顔はすっかり上気して、薔薇水晶の手の動き一つ一つに敏感に反応している。
目は潤み、だらしなく開かれた口の端からは一筋の糸がかかる。
「そう…次、口開けて…あーん」
「ん…あーん…」
言われるがまま口をあける。薔薇水晶はじーっと蒼星石の口の中をみつめる。
「…虫歯なし…」
満足げに呟く。
「ば、ばらすい…んんっ、やっ…なんか…くる…!」
その声に薔薇水晶は手の動きを早める。
「いいよ。」
その薔薇水晶の言葉の意図は何か、それすらもよくわからないまま、
蒼星石は薔薇水晶にしがみついた。
「くるっ…!ひぎぃ…ひっ…っくぅぅぅ~~~っ!!」
頭が真っ白になって、薔薇水晶にしがみついまま、小刻みに体を震わせた。
水が漏れたようなそんな音がして、
下着がその水を吸収していくようにじんわりとしみが広がっていくのがわかった。
「べたべた…」
「はぁっ…はぁっ…うぅ…酷いよ…薔薇水晶…」
涙目で蒼星石が薔薇水晶を見上げた。
薔薇水晶にしがみついたまま、それからしばらく蒼星石は呆けていた。
「着替え。」
どこからか下着を引っ張り出してきた薔薇水晶は、それを蒼星石に押し付けた。
「ありがとう…」
いそいそと着替える蒼星石。
すっかり着替え終わったところで、薔薇水晶がまた謎の落書きを書いた紙を、
蒼星石に渡した。
「なに、これ?」
「診察結果…」
「なんて…かいてあるのかな…」
「癌です。」
「絶対違うーーー!」
蒼星石の叫びは保健室中に響き渡った。
「これあげる。」
保健室から出て行く際に薔薇水晶が小さな瓶を蒼星石に手渡した。
「ん?これは?」
蒼星石の問いに薔薇水晶は微かに笑って言った。
「梅干…体にいい…一杯食べろ…」
おわり