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### 愛の無いエロスです。 自己責任でお願いします。  ### ### 警告 陵辱小説を閲覧してみますか?(やめる/上等)### ――皆さん、おはようございます。私からの報告は一点…… 毎週月曜日始業前お決まりの全体ミーティング放送。 けだるそうにスピーカーを見上げる営業2課の面々。 彩華堂株式会社。創業100周年まであと数年というほどの化粧品大手老舗メーカー。 だが最近ではこれといったブランドも確立出来ず、続々現れる競合他社の陰に埋もれ 栄光の日々も今や過去のものと成り果てていた。 もしかしたら、また違った未来もあったのかもしれないが――                               ■ 「ねぇねぇマユミぃ」 隣で始業支度をしている同僚の脇腹を、肘で突っつく。 「何よ、香苗」 返事はするけどこっちは向かず。だけど構わず、軽くウェーブのかかった髪をいじりながら。 「こないだの合コンさぁ、大鳥製薬の連中来るって言うから期待してたんだけど」 「うんうん」 「もうそろいもそろってオタクばっか、見た目に騙されたわよ」 「はいはい」 あ、枝毛見っけ。 「かと言って手近な所で妥協するのもアレだしねぇ」 「クマクマ」 ……ま、喧々諤々意見を交し合うような話でも無し。 グチを聞いててくれればそれで十分よっと。 「あ~、北村君ちょっと」 おや、辻浦課長がお呼びだわ。 相変わらず机に向きっぱなしのマユミへ後ろ手に手を振り、課長のデスクへと向かった。 「お呼びでしょうか」 それにしてもつくづく冴えないオヤジだわ。未練たらしくハゲた頭に、 横なぎにサイドから髪の毛引っ張って来てさ。 「ん~、あれだよ。今日大泉君が、大鳥製薬の常務さん接待するんだけどね」 「はぁ」 「それでだねぇ、う~ん……まっことに申し訳ないんだが」 組み合わせた手をにぎにぎさせつつ、赤く焼けた鼻から息を吐き出す。 さっさと要点まとめてスパっと結論言いなさいよ、ハゲ。 「いや、すまん。大泉君に随伴してもらいたいんだな、うん」 「業務時間外に……でしょうか」 「いやいや、もちろん手当ては付けさせてもらうよっ。な、ひとつ頼むよ」 小首をかしげ、じとっとした目つきで、 私の顔を胸のふくらみ越しに覗き込むように見上げる。 はぁっ…… これ以上こいつのそばにいるなんてゴメンだわ。さっさと話にケリをつけないと。 「……かしこまりました」 「いや、ほんっとうにすまんっ!」 パンと音を鳴らして両手を合わせ、 仏さんでも拝むかのように深々と頭を下げる。 どこまでも不快なおっさんだわ、まったく。                               ■ オフィス街のビルの谷間にひっそりとたたずむ、 隔世の感すら漂う白壁作りの堀に囲まれた名刹『加賀野』。 古くから政府要人、大資本のお歴々などに愛され続けてきた――それこそ僕が プライベートで訪れる事など決して適わぬような名亭。 そんな歴史ある料亭の、埃一つ嫌いぬいた縁側を 清楚な感じの女給さんに先導されながら通り抜ける。 左手に視線を流す。小さな石橋を渡された池がうっそうとした緑に囲まれ、 座敷からの灯りをきらきらと反射させている。 そして縁側の行き止まりよりその庭園へと下り、 点々と続く丸石を渡り奥の離れへと案内された。 乱菊之間。今夜の接待の舞台。僕は課長の言葉を思い出していた。 『あそこはなぁ、昔っからお偉いさんの秘密の会合に使われててなぁ…… 色々と融通が利くんだよ』 僕と連れ――北村さんを部屋へと案内してきた女給さんが おずおずと頭を下げ、ふすまを閉めた。 「ごめん北村さん、ちょっと待ってて」 「はいはい」 面倒くさそうに腰に手をあて、もう一方の手の指で髪をすいている北村さんをよそに、 僕は女給さんの後を追いかけた。 「あ、あの、すいません」 「はい、何でございましょうか」 僕の声にゆるりと振り返ってみせる。 しばしの静寂。 上着のポケットの中で課長から預かった小瓶をぐっと握り締めた。 目の前の彼女にも聞こえてしまうのではないかという程に心臓が波打つ。 ――ええい、ままよ。 腹をくくり、それを目の前へと差し出した。 「これを、連れの女性の食事に、入れて、もらいたいのですが」 声を震え、額に汗がにじむ。 だが彼女はそんな僕を気にも留めてないかのように、 事も無げにそれを両手で受け取り微笑む。 「かしこまりました。それでは碗の物にでもお入れしましょう」 そしてそれを袂にしまい込み、妖艶な目つきで僕を再度微笑み。 「本日の碗の物はこっくりと仕立てております故、味も紛れてしまいましょう……」 そして何事も無かったかのようにしずしずと廊下の奥へと消えていった。 ――色々と、融通が利くんだよ。 怪しげな雰囲気に飲み込まれそうになる僕の頭に、課長の言葉が響いた。                               ■ 「ささ常務、どうぞ一杯……」 大泉関に促されるままに、上座に座る でっぷりとしたオヤジのお猪口へと燗酒を注ぎ込む。 「いやぁこんな別嬪さんに酌をしてもらえるとは、おっとっと……」 ひょっとこみたいに唇を突き出し、 今にもこぼれそうになっている薄琥珀色へと口を付ける。 そして身を乗り出したついでに、濃紺色のスカートから伸びる 肌色の付け根を覗き込もうと粘着質な視線を流し込む。 当然それを察知した私は、少しばかり開いていた足を ぴたっと閉じその企てを阻止する。 「いや、これはなんとも……うむ、染みる染みる。ほれ、君も一献」 くいっ、くいっと弾みをつけて酒を飲み干したデブオヤジが ごつごつとした手で徳利を掴み、私の方へとその口を向ける。 「は、はぁ」 無論突っぱねる訳にもいかず、両手で猪口を持ちそれをすっと差し出す。 白磁の器が徐々にうっすら色付いた液体で満たされていく。 「さ、ぐっと行きなさい。ぐっと」 「では、いただきます」 一瞬息を止め、意を決しそれをぐいっと飲み干す。 舌の奥に日本酒独特の甘ったるさと 酒の苦さの入り混じった何とも言えない味が染み付く。 「はは、は……なんともよい飲みっぷりだ」 ――冗談じゃ無いわよ、こんな不味い物ちびちび飲んでられないだけよ! 耐え難い後味を碗の物で洗い流す。 幸いに、今日の汁は白味噌仕立ての濃い味付けのものだった。 柔らかな甘みがすぅ……と舌を、喉を洗い流してくれた。 「全く持って、見た目に違わず強い強い。私なぞすっかり年を取ってしまって……」 「いやいやそんなめっそうも無い……」 デブ二人が何とも無意味な会話を繰り広げている。 ――まったく、暑苦しいったらありゃしない…… 鼻から小さく息を吐きつつ背筋を伸ばし、半ば反射的にスーツの襟元をぴっと整える。 「ささ、もう一杯行きたまえ」 そんな私の気も知らず、デブオヤジが目をらんらんとさせながら またぞろ私に徳利を向ける。 「はぁ、ありがとうございます」 そして再度私の猪口に酒が注がれた。 再び、一気に胃袋へと流し込む。胃がむかむかとしてくる。 「常務もどうぞ、お注ぎいたしますので」 また飲まされては堪らない。 手早く徳利を手に取り笑顔を作ってデブオヤジにやんわりと突きつける。 「おお、すまんねぇ」 メガネ越しに無神経さを放つへらへら面にまたも胃がむかついてきた。 デブオヤジが酒を飲んでいる、その隙に汁物を胃袋へと流し込む。 味噌の香りと汁の温かさがなんともありがたい。 あちらさんも満足げに飲み干し、大泉関がそこにすかさずおべんちゃらを入れる。 ――まったく……どうして製品力で競わず、 こんな飲み食いで売り込もうとするんだか。 ちょっと胸がでかいからって目の色変えやがって、オヤジどもが……                               ■ 酒宴が始まってからどれほど時間が過ぎたのだろうか。 すでに料理はあらかた食べ尽くされ、ちびりちびりと 酒を酌み交わしながらデブ二人が嬉々と会話を弾ませている。 「いやぁ、常務もまだまだお盛んという事で。うらやましい限りです」 「いやいやいや、金の切れ目が縁の切れ目でなぁ…… 景気のよかった頃はママも……」 ――それにしてもやっぱり日本酒なんて飲むもんじゃ無いわ。 飲み慣れないわ、口に合わないわでもう最悪。 体はだるいし心臓はドックンドックン言ってるし。 はぁ、なんか熱っぽいし…… 「ところで常務、本日は一つ面白い趣向を用意しておりまして」 「ほほう、何かね」 ――また下らない事話してるわね、このデブども。 大泉関がデブオヤジの隣に座り、何やらコソコソと…… ほぉほぉふむふむと必要以上に大げさな声をあげ、 私をちらちら見ながらないしょ話に目を輝かせ頷く。 「ほぉ!さすがは彩華堂さんですなぁ」 デブオヤジがひときわ大きな声をあげ、 ぼんやりとやりとりを交わす様を眺めている私の方へと視線を向けた。 「では、存分に堪能させていただきますか」 重々しげに立ち上がりながら息と一緒に言葉を吐き出す。 そして卓を回り込み私の傍らへと歩み寄り 半歩ほどの間も空けず立ち止まった。 「な、何でしょうか」 荒い息を吐きながら私を見下ろすデブオヤジに、 座ったままで片手を後ろにつくようにして 少し体を離しながら問いかけた。 ――何の用だってのよ、デブおや…… そう思うよりも早く、デブオヤジが私の上に覆いかぶさって来た。 「や、やだっ、何すんですかっ!」 身を捻り、床にはいつくばって必死に逃げようとするが、体が思うように動かない。 「お~お~、これはなんとも活きの良い」 嬉しげに言いながら息を荒げる私の腰にしがみつき、 後ろから抱きつくような格好でスーツ越しに胸を揉んできた。 「はぅんっ!?」 胸から送り込まれた、痛みを伴った感触に全身が総身立つ。 ――何、胸揉まれただけなのに、なんで、なんでこんなに……!? 「強気な女性がお好みと伺っておりましたので、御眼鏡に適えばよろしいのですが」 「いやいや何ともたまらんよ!むっちりと肉付きもよし、 性格はまぁこれから堪能させてもらうとして……」 大泉と言葉を交わしながらも背後から私にしっかりと体を密着させ、 胸を力任せに揉みしだきながら、他方の手で スカートをぐっと食い込ませるようにして恥丘をぐっと掴む。 「あぐっ!何、すんのよ、はぁんっ!このエロオヤジ!」 それぞれの手に力を込められる度に、 顎が上がり、呼吸が乱れ、腰がヒクつき、全身がこわばる。 胸から、股間から痺れるような感覚が沸き起こってくる。 ――こんなデブオヤジに体を弄られて、なんで、なんで…… 「うむうむ、これぐらい元気が無くては面白みが無いわい」 膝を立て、突き上げられた尻に硬くなった物を押し付け、 上半身を体全体で床に押し付けるようにしながら 私の髪を鼻先で掻き分けうなじへと舌を這わせる。 「ふぎっ!舐めないで、よっ!汚らし、いんっ!」 間断無く与えられる刺激に息を乱されて、 飲み込む事の出来ないツバが口の端から流れ落ちていく。 瞳も徐々に熱を帯び、うっすらと潤んで来ているのが自分でも感じ取れる。 「んぐっ!放し、なさいっ、よぉっ!おふぅっ!はっ、あんっ!」 「んむっ、じゅるっ……なんとも好いのぅ、なんとも」 手の動きが変わった。 上から覆い被せるようにしただ乱暴に胸を揉みしだいていた手が、 乳房を持ち上げこねくり回すようにリズミカルに動き出し、 秘部をむりやり弄っていた手も、腕や手首で 少しずつスカートを手繰り寄せるような動きに代わり 露わになったデルタ地帯を、ストッキングとショーツの上から 指先でグルグルと緩急を付けながらかき混ぜ始めた。 腰が真芯への刺激を求めるかのようにくねる。 が、それを避けるかのように指が動く。 胸も、さらなる刺激を求めるかのようにだんだんと切なくなってきた。 「ん、どうした?そんなに腰をくねらせて。気持ち良いのか?ん?」 「んんっ!ちがっ、あっ!ちがうっ!ふんっ!くぅっ!」 背筋をビクビクっと駆け巡る電流に、 思わず目が閉じ、涙がこぼれ、息が激しくなってくる。 そしてそれに耐えるように体をこわばらせ、歯を食いしばり、 爪を畳へと突き立てる。 ――こんなオヤジに弄ばれて……なんでこんなに気持ちいのよ…… 「ひっ!あぎっ、くぅっ!うぅっ、ぅあっ!」 「お気に召しましたか、常務」 大泉が少し離れた所で正座し、この状況を静観している。 「おお、これほどの逸品そうそう無いぞ!」 そしてこの上ない喜びに身を震わせるデブオヤジ。 ――何見てんのよ、助けなさいよ!でないと、でないと私……はぅんっ!!
### 愛の無いエロスです。 自己責任でお願いします。  ### ### 警告 陵辱小説を閲覧してみますか?(やめる/上等)### ――皆さん、おはようございます。私からの報告は一点…… 毎週月曜日始業前お決まりの全体ミーティング放送。 けだるそうにスピーカーを見上げる営業2課の面々。 彩華堂株式会社。創業100周年まであと数年というほどの化粧品大手老舗メーカー。 だが最近ではこれといったブランドも確立出来ず、続々現れる競合他社の陰に埋もれ 栄光の日々も今や過去のものと成り果てていた。 もしかしたら、また違った未来もあったのかもしれないが――                               ■ 「ねぇねぇマユミぃ」 隣で始業支度をしている同僚の脇腹を、肘で突っつく。 「何よ、香苗」 返事はするけどこっちは向かず。だけど構わず、軽くウェーブのかかった髪をいじりながら。 「こないだの合コンさぁ、大鳥製薬の連中来るって言うから期待してたんだけど」 「うんうん」 「もうそろいもそろってオタクばっか、見た目に騙されたわよ」 「はいはい」 あ、枝毛見っけ。 「かと言って手近な所で妥協するのもアレだしねぇ」 「クマクマ」 ……ま、喧々諤々意見を交し合うような話でも無し。 グチを聞いててくれればそれで十分よっと。 「あ~、北村君ちょっと」 おや、辻浦課長がお呼びだわ。 相変わらず机に向きっぱなしのマユミへ後ろ手に手を振り、課長のデスクへと向かった。 「お呼びでしょうか」 それにしてもつくづく冴えないオヤジだわ。未練たらしくハゲた頭に、 横なぎにサイドから髪の毛引っ張って来てさ。 「ん~、あれだよ。今日大泉君が、大鳥製薬の常務さん接待するんだけどね」 「はぁ」 「それでだねぇ、う~ん……まっことに申し訳ないんだが」 組み合わせた手をにぎにぎさせつつ、赤く焼けた鼻から息を吐き出す。 さっさと要点まとめてスパっと結論言いなさいよ、ハゲ。 「いや、すまん。大泉君に随伴してもらいたいんだな、うん」 「業務時間外に……でしょうか」 「いやいや、もちろん手当ては付けさせてもらうよっ。な、ひとつ頼むよ」 小首をかしげ、じとっとした目つきで、 私の顔を胸のふくらみ越しに覗き込むように見上げる。 はぁっ…… これ以上こいつのそばにいるなんてゴメンだわ。さっさと話にケリをつけないと。 「……かしこまりました」 「いや、ほんっとうにすまんっ!」 パンと音を鳴らして両手を合わせ、 仏さんでも拝むかのように深々と頭を下げる。 どこまでも不快なおっさんだわ、まったく。                               ■ オフィス街のビルの谷間にひっそりとたたずむ、 隔世の感すら漂う白壁作りの堀に囲まれた名刹『加賀野』。 古くから政府要人、大資本のお歴々などに愛され続けてきた――それこそ僕が プライベートで訪れる事など決して適わぬような名亭。 そんな歴史ある料亭の、埃一つ嫌いぬいた縁側を 清楚な感じの女給さんに先導されながら通り抜ける。 左手に視線を流す。小さな石橋を渡された池がうっそうとした緑に囲まれ、 座敷からの灯りをきらきらと反射させている。 そして縁側の行き止まりよりその庭園へと下り、 点々と続く丸石を渡り奥の離れへと案内された。 乱菊之間。今夜の接待の舞台。僕は課長の言葉を思い出していた。 『あそこはなぁ、昔っからお偉いさんの秘密の会合に使われててなぁ…… 色々と融通が利くんだよ』 僕と連れ――北村さんを部屋へと案内してきた女給さんが おずおずと頭を下げ、ふすまを閉めた。 「ごめん北村さん、ちょっと待ってて」 「はいはい」 面倒くさそうに腰に手をあて、もう一方の手の指で髪をすいている北村さんをよそに、 僕は女給さんの後を追いかけた。 「あ、あの、すいません」 「はい、何でございましょうか」 僕の声にゆるりと振り返ってみせる。 しばしの静寂。 上着のポケットの中で課長から預かった小瓶をぐっと握り締めた。 目の前の彼女にも聞こえてしまうのではないかという程に心臓が波打つ。 ――ええい、ままよ。 腹をくくり、それを目の前へと差し出した。 「これを、連れの女性の食事に、入れて、もらいたいのですが」 声を震え、額に汗がにじむ。 だが彼女はそんな僕を気にも留めてないかのように、 事も無げにそれを両手で受け取り微笑む。 「かしこまりました。それでは碗の物にでもお入れしましょう」 そしてそれを袂にしまい込み、妖艶な目つきで僕を再度微笑み。 「本日の碗の物はこっくりと仕立てております故、味も紛れてしまいましょう……」 そして何事も無かったかのようにしずしずと廊下の奥へと消えていった。 ――色々と、融通が利くんだよ。 怪しげな雰囲気に飲み込まれそうになる僕の頭に、課長の言葉が響いた。                               ■ 「ささ常務、どうぞ一杯……」 大泉関に促されるままに、上座に座る でっぷりとしたオヤジのお猪口へと燗酒を注ぎ込む。 「いやぁこんな別嬪さんに酌をしてもらえるとは、おっとっと……」 ひょっとこみたいに唇を突き出し、 今にもこぼれそうになっている薄琥珀色へと口を付ける。 そして身を乗り出したついでに、濃紺色のスカートから伸びる 肌色の付け根を覗き込もうと粘着質な視線を流し込む。 当然それを察知した私は、少しばかり開いていた足を ぴたっと閉じその企てを阻止する。 「いや、これはなんとも……うむ、染みる染みる。ほれ、君も一献」 くいっ、くいっと弾みをつけて酒を飲み干したデブオヤジが ごつごつとした手で徳利を掴み、私の方へとその口を向ける。 「は、はぁ」 無論突っぱねる訳にもいかず、両手で猪口を持ちそれをすっと差し出す。 白磁の器が徐々にうっすら色付いた液体で満たされていく。 「さ、ぐっと行きなさい。ぐっと」 「では、いただきます」 一瞬息を止め、意を決しそれをぐいっと飲み干す。 舌の奥に日本酒独特の甘ったるさと 酒の苦さの入り混じった何とも言えない味が染み付く。 「はは、は……なんともよい飲みっぷりだ」 ――冗談じゃ無いわよ、こんな不味い物ちびちび飲んでられないだけよ! 耐え難い後味を碗の物で洗い流す。 幸いに、今日の汁は白味噌仕立ての濃い味付けのものだった。 柔らかな甘みがすぅ……と舌を、喉を洗い流してくれた。 「全く持って、見た目に違わず強い強い。私なぞすっかり年を取ってしまって……」 「いやいやそんなめっそうも無い……」 デブ二人が何とも無意味な会話を繰り広げている。 ――まったく、暑苦しいったらありゃしない…… 鼻から小さく息を吐きつつ背筋を伸ばし、半ば反射的にスーツの襟元をぴっと整える。 「ささ、もう一杯行きたまえ」 そんな私の気も知らず、デブオヤジが目をらんらんとさせながら またぞろ私に徳利を向ける。 「はぁ、ありがとうございます」 そして再度私の猪口に酒が注がれた。 再び、一気に胃袋へと流し込む。胃がむかむかとしてくる。 「常務もどうぞ、お注ぎいたしますので」 また飲まされては堪らない。 手早く徳利を手に取り笑顔を作ってデブオヤジにやんわりと突きつける。 「おお、すまんねぇ」 メガネ越しに無神経さを放つへらへら面にまたも胃がむかついてきた。 デブオヤジが酒を飲んでいる、その隙に汁物を胃袋へと流し込む。 味噌の香りと汁の温かさがなんともありがたい。 あちらさんも満足げに飲み干し、大泉関がそこにすかさずおべんちゃらを入れる。 ――まったく……どうして製品力で競わず、 こんな飲み食いで売り込もうとするんだか。 ちょっと胸がでかいからって目の色変えやがって、オヤジどもが……                               ■ 酒宴が始まってからどれほど時間が過ぎたのだろうか。 すでに料理はあらかた食べ尽くされ、ちびりちびりと 酒を酌み交わしながらデブ二人が嬉々と会話を弾ませている。 「いやぁ、常務もまだまだお盛んという事で。うらやましい限りです」 「いやいやいや、金の切れ目が縁の切れ目でなぁ…… 景気のよかった頃はママも……」 ――それにしてもやっぱり日本酒なんて飲むもんじゃ無いわ。 飲み慣れないわ、口に合わないわでもう最悪。 体はだるいし心臓はドックンドックン言ってるし。 はぁ、なんか熱っぽいし…… 「ところで常務、本日は一つ面白い趣向を用意しておりまして」 「ほほう、何かね」 ――また下らない事話してるわね、このデブども。 大泉関がデブオヤジの隣に座り、何やらコソコソと…… ほぉほぉふむふむと必要以上に大げさな声をあげ、 私をちらちら見ながらないしょ話に目を輝かせ頷く。 「ほぉ!さすがは彩華堂さんですなぁ」 デブオヤジがひときわ大きな声をあげ、 ぼんやりとやりとりを交わす様を眺めている私の方へと視線を向けた。 「では、存分に堪能させていただきますか」 重々しげに立ち上がりながら息と一緒に言葉を吐き出す。 そして卓を回り込み私の傍らへと歩み寄り 半歩ほどの間も空けず立ち止まった。 「な、何でしょうか」 荒い息を吐きながら私を見下ろすデブオヤジに、 座ったままで片手を後ろにつくようにして 少し体を離しながら問いかけた。 ――何の用だってのよ、デブおや…… そう思うよりも早く、デブオヤジが私の上に覆いかぶさって来た。 「や、やだっ、何すんですかっ!」 身を捻り、床にはいつくばって必死に逃げようとするが、体が思うように動かない。 「お~お~、これはなんとも活きの良い」 嬉しげに言いながら息を荒げる私の腰にしがみつき、 後ろから抱きつくような格好でスーツ越しに胸を揉んできた。 「はぅんっ!?」 胸から送り込まれた、痛みを伴った感触に全身が総身立つ。 ――何、胸揉まれただけなのに、なんで、なんでこんなに……!? 「強気な女性がお好みと伺っておりましたので、御眼鏡に適えばよろしいのですが」 「いやいや何ともたまらんよ!むっちりと肉付きもよし、 性格はまぁこれから堪能させてもらうとして……」 大泉と言葉を交わしながらも背後から私にしっかりと体を密着させ、 胸を力任せに揉みしだきながら、他方の手で スカートをぐっと食い込ませるようにして恥丘をぐっと掴む。 「あぐっ!何、すんのよ、はぁんっ!このエロオヤジ!」 それぞれの手に力を込められる度に、 顎が上がり、呼吸が乱れ、腰がヒクつき、全身がこわばる。 胸から、股間から痺れるような感覚が沸き起こってくる。 ――こんなデブオヤジに体を弄られて、なんで、なんで…… 「うむうむ、これぐらい元気が無くては面白みが無いわい」 膝を立て、突き上げられた尻に硬くなった物を押し付け、 上半身を体全体で床に押し付けるようにしながら 私の髪を鼻先で掻き分けうなじへと舌を這わせる。 「ふぎっ!舐めないで、よっ!汚らし、いんっ!」 間断無く与えられる刺激に息を乱されて、 飲み込む事の出来ないツバが口の端から流れ落ちていく。 瞳も徐々に熱を帯び、うっすらと潤んで来ているのが自分でも感じ取れる。 「んぐっ!放し、なさいっ、よぉっ!おふぅっ!はっ、あんっ!」 「んむっ、じゅるっ……なんとも好いのぅ、なんとも」 手の動きが変わった。 上から覆い被せるようにしただ乱暴に胸を揉みしだいていた手が、 乳房を持ち上げこねくり回すようにリズミカルに動き出し、 秘部をむりやり弄っていた手も、腕や手首で 少しずつスカートを手繰り寄せるような動きに代わり 露わになったデルタ地帯を、ストッキングとショーツの上から 指先でグルグルと緩急を付けながらかき混ぜ始めた。 腰が真芯への刺激を求めるかのようにくねる。 が、それを避けるかのように指が動く。 胸も、さらなる刺激を求めるかのようにだんだんと切なくなってきた。 「ん、どうした?そんなに腰をくねらせて。気持ち良いのか?ん?」 「んんっ!ちがっ、あっ!ちがうっ!ふんっ!くぅっ!」 背筋をビクビクっと駆け巡る電流に、 思わず目が閉じ、涙がこぼれ、息が激しくなってくる。 そしてそれに耐えるように体をこわばらせ、歯を食いしばり、 爪を畳へと突き立てる。 ――こんなオヤジに弄ばれて……なんでこんなに気持ちいのよ…… 「ひっ!あぎっ、くぅっ!うぅっ、ぅあっ!」 「お気に召しましたか、常務」 大泉が少し離れた所で正座し、この状況を静観している。 「おお、これほどの逸品そうそう無いぞ!」 そしてこの上ない喜びに身を震わせるデブオヤジ。 ――何見てんのよ、助けなさいよ!でないと、でないと私……はぅんっ!! 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