翠「バカジュン!ようやくお目覚めですね。バカジュン。」
ジュン「なんだ翠か。」
翠「なんだとは何です。こうして毎朝遅刻しないように起こしに来てやっているのに、それが幼馴染に捧げる感謝の言葉ですか?」
ジュン「ああ、ありがとう。だからもう少し・・・寝かせて。」
翠「何を甘えているです!もう、さっさと起きるです!」
ジュン「うん、わかってるよ。ホントうるさいんだよ翠は。」
翠「何ですって!?」
通学路にて
ジュン「今日は転校生が来るんだってね。どんな子かな?可愛い子だったらいいな。」
翠「まったく……」
そこに、走ってくる少女
少女「ああ、遅刻遅刻!初日から遅刻じゃ、かなりやばいって感じなのだわ……あっ!」
ドンッ!
ジュン「ツツツ…あいたぁー。」
少女「あいたたたた…あっ、ごめんなさい。本当に急いでいたのだわ。」
不意に、少女のスカートの中があらわになる
ジュン「ほう。」
翠「むっ。」
教室にて
巴「起立、礼、着席。」
梅岡先生「喜べ男子。今日は噂の転校生を紹介する。」
真紅「真紅です。よろしく。」
ジュン「ああっ!」
真紅「あなた!今朝のパンツ覗き魔!」
翠「ちょっと、変な言いがかりはやめるです!あなたがジュンに勝手に見せたです!」
真紅「あなたこそ、何この子すぐにかばっちゃって。なに、できているの?二人。」
翠「ただの幼なじみです!うっさいです!」
巴「ちょっと、授業中です。静かにしてください。」
梅岡先生「うーん、楽しそうじゃないか。僕も興味あるな。続けてくれ。」
クラス一同「ハハハハハ」
ジュン「そうだ、これも1つの世界。僕の中の可能性。今の僕が僕そのままではない、色々な僕自身があり得るんだ。
そうだ、真紅のマスターではない僕もあり得るんだ。」
p>~ある日の昼休み~
翠「今日も一人で淋しぃーく昼食をとるJUMの為に翠星石が一緒に食べてやるですぅ」
JUM ( ゚д゚ )ジー
翠「キモいからこっち見んなです!!いや、キモくはないですけど…と、とにかく見んなです!!」
JUM「なんかさぁ、前から思ってたんだけど、なんで俺に付きまとうんだ?俺が一人で居る時に来るとか空気嫁」
翠「な、何言ってるですか!?チビ人間のくせに勘違いすんなですぅ…」
JUM ( ゚д゚ )ジー
翠「こっち見んなです!!」
~無言のまま数分~
JUM「落ち着いたならさっきの質問の返事くらいしろよ」
翠「ブッ!!だ、だから、勘違いすんなですこのチビ人間!!」
(無限ループ開始)
く「ツンデレかわいいよツンデレwww」
真「…くんくん!?」