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今日も騒がしい学校での生活が終わった
皆が急いで帰る準備をする

皆が急ぎ足で帰るのに対して僕は逆方向に歩き出す
愛しい彼女が待つ場所へ
J「ゴメン、待たせたな」
銀「良いわよ、私も丁度来た所だから♪」
J「そうかwじゃあ帰ろうか」
銀「うん♪早く帰りましょ♪」
そうして二人は手を繋いで帰る
幸せそうな顔で

今日も明日も、こんな幸せな毎日が続く事を祈りながら
夕暮れの道をゆっくり歩き帰り
君の家との別れ道
少し寂しいけど
笑顔で手を振り
さよならをする
また明日と…

…終…


水銀燈が亡くなった。


それはハッキリと聞こえた。しかし何を言っているのか
理解するのにはしばらくかかった。

朝のホームルームの時間、騒がしかった教室内が
凍りついたように静まり返る。

梅「昨日の下校中のことだったそうだ・・・。
感情を噛み殺しながら喋っているのが分かった。

交通事故だった。交差点を出たところで大型のトラックに
撥ねられたらしい。目撃した人によればほんの一瞬の出来事
だったそうだ。

静かだった教室内が今度はざわついた。


呆然とする真紅。いつも水銀燈と事あるごとに口論していた彼女。
今ではその青い瞳に生気は無く、ただ「嘘・・・嘘・・・」と呟いている。

錯乱し出す翠星石とそれを感情を飲み込みながら抑えようとする蒼星石。

大声で泣き出す金糸雀と雛苺。青褪めて震えているジュン。

そんな混乱する教室を静かに出て行く一人の少女・・・。

少女の名前は薔薇水晶。階段を上っていく。気付いたらもう屋上に来ていた。

以前彼女は執拗な虐めを受けていた。それは酷いものだった。
自殺を試みようとしたこともあった。その時、そんな彼女を止めて、
助けてくれたのは水銀燈だった。
そして水銀燈は薔薇水晶にとって「天使」だったのだ。


フェンス越しに外の風景を眺める薔薇水晶。
爽やかな風が体をすり抜けていく。
一呼吸おくとフェンスに手をかけ乗り越え屋上の縁に立つ。

悲しかった。でも不思議と涙は出なかった。
むしろ心は落ち着いている。

『水銀燈は、私を助けてくれた。暗い闇の中で迷っていた私の手を掴んでくれた。』

『どうせ死んだはずの私・・・。ならこの命、水銀燈のために使ってもいいよね・・・?』

そして少女は静かに目を瞑り、ゆっくりと体を前に傾ける。

体が軽くなる。

『ねぇ、水銀燈、私も・・・天使になれるかな・・・?』


おわり


もの寂しさを感じ目を覚ます。
目の前には最愛の人―水銀燈。

「銀ちゃん・・・」
大好きな彼女がどこかへ行ってしまうのではないか
そんな気がして抱きしめてしまう

「ん~・・・どうしたの薔薇水晶・・・」
「銀ちゃんがどこか行っちゃう気がして・・・私達ずっと一緒だよね・・・?」
「えぇ、私達はいつまでも一緒よ。私達の想いがなくなるなんてことは未来永劫ないわぁ」
「うん、ありがと・・・」

それを聞いて私は再び眠りについた
私達の愛が永遠であることを確信して・・・


水「お・き・て・ぇ♪」(耳に息を吹きかける)
ジ「ぅあー!な、なんだよ朝っぱらから!(びっくりした)」
水「何って学校行く時間よぉ♪」
ジ「今日は学校は休みだぞ!あー二度寝するから」
水「(わたしのうっかりさぁん(////))じゃぁ~遊びに行きましょうよぉ♪」(耳元で囁く)
ジ「うわww!わかったからやめww!はぁはぁ、で何処に行きたいんだよ!」
水「やっぱりジュンはやさしいわぁ♪そうねー何処がいいかしら?
  わたしはジュンと一緒なら何処でもラブラブよぉ♪(/////)」抱きつく
ジ「(やばい、やばすぎる!理性がwww!
   ごめん 真紅、翠星石、雛苺、蒼星石、金糸雀 本当にごめん!
   僕はやっぱりお姉さんタイプのような抱擁力のある綺麗なお姉さん好きです!)」
登校時間
水「あっメグー!退院おめでとう!」
メグに駆け寄る水銀燈。
メ「ありがとう水銀燈!でも仮退院だよ」
水「もう、メグったら仮退院っていたら退院と同じよぉ」
メ「っふふふふ!水銀燈ったら」
水「そういえば今日から登校でしょ?」
メ「うん、水銀燈と同じ薔薇学園。うれしいなぁ」
水「でも、理事長も粋な計らいをしたわね。あっ別に悪い意味じゃないのよ」
メ「分かってるって」優しく水銀燈に微笑む。
メ「理事長さんも私の事を気遣ってくれて感謝しているの。もちろん水銀燈にも」
面と向かって言われ為照れてしまい答えられない。
後から少し遠い所から声を掛けてくる人物が。振り向くと駆け寄ってくる人が

べ「おーい、銀嬢ー」
ベジータだった。最近の活躍で人気が出てきているもののまだジュンには及ばない
水「おはようベジータ」
べ「おはよう。あれ、こっちは見なれないが銀嬢の知り合いか」
水「ちょっとベジータ失礼よ」
メ「メグといいます。今日から学園に・・・」
水「今まで入院していたから今日から登校なの。わかったベジータ」
べ「あっ、メグさん。すまん!」
メ「あっ気になさらないでください」
ベジータと目を合わせないように下を向くメグ。
水「それよりベジータ。今日日直で早く行かないといけないんじゃないのぉ?」
べ「おーそうだ!それじゃ、銀嬢 メグさん」
水「はいはいぃ」
メ「(コクリ)」
脚は早いベジータもう見えないところまで行ってしまった。
メ「ねぇ水銀燈」
水「なぁに?メグ何だかおかしいよ。さっきから下ばっかり見て」
メ「・・・・あの人、ベジータさんとお知り合いなの?」

水「・・・それって・・・もしかして?」
メ「(コクリ)(/////)」

水「フラグですかぁ?」

水「本当なのメグ?」
メ「(コクリ)(/////)・・・一目惚れってあるんだね水銀燈」
水「え゛ーーーーーーーーーー」
朝から水銀燈の声がこだまする。


梅「席に着けーHRを始める前に新しいクラスメートを紹介する。入って!」
メ「メグと言います。宜しくお願いします」お辞儀をする。
梅「皆仲良くしてやってくれ。えーと席はあそこの席だ。ベジータ、メグ君にちょっかい出すなよ」
べ「そんな事はしません」
クラスメートの笑い声が飛び交う。

水(ベジータの隣。都合がいいのかしらぁ。)

べ「よろしくな」
メ「はい、こちらこそ(/////)」
べ「分からない事があったら何でも言ってくれフットワークは軽いからな!」
マッチョなポーズを取る。そのポーズを見てクスッと笑うメグ。

そのやり取りを見ていた水銀燈
水(ちょっとメグあからさますぎー。ここは親友として・・・)

水銀燈の親友のメグ。退院した彼女の初登校の日ベジータに一目惚れをする。
都合の良い様に席まで隣同士。だが以外に奥手の彼女はベジータに自分の気持ちを伝え
る事が出来ない。そんな彼女を心配する水銀燈!はたして彼女を待ち受けるものは・・・

水「薔薇水晶。ナレーションしなくていいから (^^;)」
薔薇「かくかくしかじかだと・・・・・」
水「・・・・・まぁいいわ!状況は理解してもらったっと思うわぁ」
紅「確かに状況はわかったのだわ」
翠「それで緊急会議というわけですか」
雛「でも、どうすればいいの?」
水「ふっ、ふっふふっ」
紅「水銀燈が燃えているのだわ」
翠「ある意味、怖い、で、です」
雛(怖いの怖いの)

水「こんな事もあろうと作戦を考えたわぁ名づけて”水銀燈の大親友のメグをくつけっろラブラブ大作戦!”」
紅「センスが無いのだわ!」
翠「本当にセンスのかけらもねぇです!」
雛「センスないなのー」
薔薇「前回の終わりと名前が違う」
水「あーもう、うっさいぃぃ!!!!!耳かしなさい作戦内容は・・・・」
本当にうまくいくのだろうか...

続くが(明日の晩かも)
薔薇「メグとベジータをバカップルにしようと奮闘する水銀燈!それを阻止せんとする新たな敵。
   次回、”恋愛は計画的に” にご期待ください!」
水「敵って何?・バカップルって!・・・というか勝手にナレーションするなぁ!」

薔「メグの初登校の日ベジータに一目惚れをする。だが奥手の彼女はベジータに自分の気持ちを
  伝える事が出来ない。そんな彼女を心配しある計画を進めようとする水銀燈!
  はたして彼女の計画とは・・・」(ナレーション出来て嬉しい(////))

水「・・・改行あまり無いから先に進めるわぁ。計画の内容をもう一度」
薔「イェッサー!計画はなるべくメグとベジータを一緒に居させることから始まります。この際
  障害となる人物は除去してください。4日後の一七○○時に屋上にメグとベジータを呼び出
  し告白出来る様応援をします。以上が計画の内容です!」
蒼「質問が!最後の告白ですがメグは中々気持ちを伝えられないのでは?」
水「Σ(゚Д゚)ハッ・・・まぁ、きっと大丈夫よ・・・」
翠「何故、遠い目をするですー」
雛「ちょっとむずかしいのー」
紅「相変わらず無謀な計画だわ!でも水銀燈の友達を思う心が良く分かったのだわ!」
水「真紅 (ToT)」真紅の手を取る水銀燈
紅「ちょw水銀燈!(////)」
こうして無謀な計画がスタートした。告白まで後4日!

こんなんで続くのか
金「水銀燈の無謀ともいえる作戦が始まる。戦況を見極める真紅。メグの気持ちを思う水銀燈。
  そんな二人を見守る仲間達。この先カナの出番はあるのかしら?
  次回、”瞬く4日間!” 次回もサービス!サービス!かしら」
薔「ミサトさーんっ(/////)・・・・・ごめん!」

薔薇水晶はしょげている。水銀燈にナレーションを禁止されたからだ。
(本筋とは関係御座いません orz)

計画が進行してから3日間が過ぎた(はやっ)
この3日間、障害となった笹塚は廊下にその他の生徒数名は行方不明に・・・

メグとベジータはと言うと...
べ「メグさんお昼いきませんか?学食ですが?」
メ「ベジータさん!今日お弁当を作って来ましたから良かったら中庭でも(////)」
べ「メグさんの手作りなら喜んで(////)」

紅「水銀燈!貴方が心配するほどでもなかったわね!」
水「たしかに良い感じだわぁ!このまま告白って事になればいいのだけど」
紅「そうね!それにしても数名の生徒が行方不明って...」
水「何の事?噂を信じるなんて真紅もまだまだねぇ!あっジュンお昼行きましょ♪」
紅「ごまかさないで頂戴!それに水銀燈!私の下僕から離れなさい!」

明日はいよいよ運命の日となるのか・・・

続く
金「計画はどうなっているのかさっぱり分からない中、運命の日は訪れる。メグの思い。ベジータ
  はその思いをどうするのか。そしてカナの出番はやっぱりないかしら(ToT)
  次回 ”運命の夕日” そろそろ最終回かしら」
水「金糸雀もナレーション禁止されたいようね」
金「たすけてかしらー」

運命の日、メグは欠席だった。水銀燈はひどく心配をする。また具合が悪くなったのか。
紅「大丈夫なのだわ。きっと単なる寝坊なのだわ」
水「うん・・・」
朝のHRの時間に現実を思い知らされる。
メグは体調が悪くなった為、急遽入院するとの事だった。
楽しいはずの放課後が一転してしまった。
水銀燈は放課後、病院にお見舞いに行く事にした。真紅達も行くといったのだが大勢で行くと
迷惑になるからとそういい残しその場を後にする。

病院に着く、部屋番号を受付に聞き向かう。
病室から笑い声・・・不思議に思った。病院で自分以外の人と接してメグが笑っている事に。
ノックをする。
メ「あっ、どうぞー!水銀燈!お見舞いに来てくれたの!」
以外に彼女は明るかった。
水「ええ!心配で!って、あれ、あんたなんで此処に」

べ「よう!銀嬢!どうした?お見舞いか?」
水「え、ええ!って、なんで此処にいるのよ?」
べ「何でってなー」
メ「ごめん水銀燈!言い忘れてた事が。実は私とベジータ君は、その、あの、ベジータ君~」
べ「いやー何と言うか!今はその恋人どうしなんだ!」
水「へっ?」間抜けな声を出す水銀燈。
水「えっ何時からなのぉ?」
メ「転校したその日の放課後に、きゃ、はずかしいよ!(/////)」
べ「お互い一目惚れだったんだよなー メグ(////)」
メ「うん!(/////)」
その話を聞き呆然とする水銀燈
メ「あっ、お見舞いに来てくれて有難うでも心配はいらないよ!今日の入院は単なる検査だから」
水「ああそうなんだホッとしたよメグ!じゃあお邪魔虫は退散するとすますか」

間抜けね
ぇ!大した計画じゃなかったけど心配しすぎたのかなぁ!
でも二人とも幸せなんだから良しとしますかぁ!
笑顔でそんな事を考えていた運命の楽しい放課後だった。

-fin-


卒業式の後、ジュンは水銀燈に呼び出され、こっそりと体育館裏に向かった。
彼女曰くどうやら誰にも見られたくないらしい。
ジ「遅くなって悪い、皆と写真撮ってて・・・で、話って何だよ?」
銀「そっけないのねぇ。ほんとに鈍感なんだから・・・。」
ジ「? いいから早くしろよ。」
一呼吸おいてからジュンの瞳を見据える。
そして時が止まる。
銀「・・・わたし、水銀燈はあなたを愛しています。」
ジ「あ・・・、え・・・?」
混乱していた。鈍感なジュンもこれにはさすがに怯んだ。その間、水銀燈はジュンの瞳から目を逸らさない。
静寂が流れる。
ジ「あ・・・、その、ゴメン・・・。」
ふっと微笑む水銀燈。
銀「そうよね、やっぱり。」
ジ「こんなこと言っといて悪いけど・・・理由とか・・・聞かないのかよ・・・?」
銀「えぇ、もういいの。」
ジ「ゴメン・・・。」
『やっぱりそう言うのね。あなたはいつもそう。悪くもないのに
 謝ってばかり。こっちの心が痛むくらいに。 答えなんてはじめからわかっていたわ。
 あなたのホントに好きな人も。だからこの時期に言いたかった。でも私は負けを
 認めたつもりなんて無いの。』
銀「いいの。でももし10年後の同窓会で、まだあなたがフラフラしているようだったら・・・。
  覚えておきなさい。私は水銀燈。あなたを振り向かせるのは、この私。」

そう言って静かにその場を去る水銀燈。
彼女は気付いていなかった。
頬を伝わる一筋の涙に

「参加しますか」「参加しませんか」
届いたのは薔薇学の同窓会の便り。もうこんな時期か、とため息をつくため息をつく水銀燈。
水銀燈は卒業後、アメリカに渡り女優として活躍していた。もともとスタイルが良く
外交的だった彼女には適職とも言えた。とは言うものの決して楽ではなかった。
彼女は独りで、自分を、女を磨き続けた。そう、すべてはこの日のために。

水銀燈が日本に帰ってきたのはつい先週だった。仕事が一段落して休暇を貰えたのだ。
彼女はこんな休暇くらいは思い出の場所で過ごしたかったのだ。そして帰国翌日に届いた
この同窓会の便り。・・・・水銀燈はちょうど10年前のことを思い出した。あの日から
現在まで、心が折れたこと、揺らいだことなど一度も無かった。自分に嘘をつきたくなかったから。
そして決心は固まった。

会場の前で心を落ち着かせる。そしてゆっくりと歩を進める。
会場内には見覚えのある顔ぶれが集まっていた。
翠「あっ!水銀燈!」  
銀「翠星石、蒼星石ぃ! 久しぶりねぇ!」
蒼「また一段と綺麗になったみたいだね。」
銀「ふふ、とうぜんよぉ。それが私だものw蒼星石も髪伸ばしてだいぶ大人の女性ってかんじねぇ。」
翠「私だって進化したですぅ!見るです、このセクシーな
銀「あら、ヒナカナに真紅!薔薇水晶! やっぱり来てたのねぇ!」
金「ずいぶん懐かしいかしら!」
雛「またみんなに会えて嬉しいの!!」
薔「・・・おっす」
真「みんな・・・こうして再開できるなんて夢のようだわ・・・。」
銀「そうねぇ。本当に。・・・あら何人か足りないようだけど・・・。」
翠「笹塚は外で立ってるです。」
蒼「ベジータ君は遅れてくるって。」
銀「そう・・・。あ、じゃあジュンは? 彼も来るんでしょう?」
この一言を言うのに少し緊張した。だが水銀燈がそう言うと一同は静まり返ってしまった。
そう、水銀燈はまだ知らなかった。いつからか外れていた小さな歯車に。

水銀燈はポカンとしている。それもそうだ。誰一人口を開ける者はいない。
銀「何よぉ、みんな黙っちゃってぇ! 雛苺!教えなさーい!」
そう言って雛苺にちょっかいをだす水銀燈。 だが雛苺は今にも泣き出しそうだ。
雛「すいぎんと・・・ジュ、ジュン
そう言いかけた雛苺を止め水銀燈に近寄る真紅。
真「水銀燈、ちょっとこっちに・・・。」
銀「何ぃ?もったいぶてぇ~。」
そう言いつつも渋々ついて行く水銀燈。
会場の中庭、真紅は水銀燈に背を向けて言う。
真「あなたはアメリカにいて聞いてなかったのね・・・。 水銀燈、ジュンはもう
  この世にはいないわ・・・。」

水銀燈はその言葉を理解するのにしばらくかかった。
そしておもわず噴き出してしまった。
銀「ぷっ、何言ってるのぉ?真紅ぅ。 あなたの冗談って前から変わってないわねぇw」
そういうと真紅はゆっくり水銀燈の方を振り返った。水銀燈は驚いた。
今、水銀燈の目の前にいるのは頬を紅潮させ涙を食いしばっている真紅の顔だった。
真「冗談ではない・・・のだわ・・・。私たちだって・・・信じたくなかった・・・。」
銀「嘘よ・・・私は・・・私は・・・」
水銀燈の頭の中は白で埋め尽くされた。

ジュンは高校卒業式の数週間前に不治の病を宣告されたのだった。
卒業式の時にはすでに末期症状だったのだ。それを知っていたのはジュンの他に
真紅だけだった。ジュンはあの日水銀燈の告白を断った。それは他の人に想いを
寄せていたのではなく、いつ朽ちてしまうか分からない自分に依存して欲しく
なかったからだった。水銀燈の本当の気持ちくらいジュンには分かっていた。
もしあのまま付き合っていたら、より大きなショックを彼女に与えてしまう
と思ったからだった。
そしてその後、ジュンはその日の告白の事を水銀燈の親友である真紅に話、ある事を託した。
ジ「10年後の同窓会で、もし水銀燈が来たら伝えてくれ。・・・僕も君を愛していたと・・・。」
真紅は快く承諾した。親友である水銀燈に対する、親友であるジュンの最後の願いを。

真紅はそのことを水銀燈にすべて話した。崩れ落ちる水銀燈。
銀「・・・ぁああ、ジュ・・・ン、ジュン・・・!」
優しく水銀燈を抱きしめる真紅。
真「今は泣いていい。だけどジュンの気持ちは・・・あなたの中に生き続けるの。」
銀「うわぁぁぁぁん!!」

カッチ カッチ

聞き覚えのある音。水銀燈は自分の部屋のベッドに寝ていることに気付いた。
どうやら昨日は泣き疲れてそのまま寝てしまったらしい。ケータイには真紅からのメールで、
ベジータが部屋まで運んでくれたことと、ジュンの墓地の行き方を説明するものが届いていた。
まだ立ち直れたわけじゃない。だけど不思議と憂鬱ではなかった。そして立ち上がり着替える。心は決まっていた。

銀「ここにジュンが眠っているのね・・・。」
今水銀燈はジュンの墓の前だ。整った形の墓石の和風の墓。

突然笑いがこぼれた。なんでだろう。泣きたくないのに涙まで落ちる。
銀「まったく・・・こんないい女を二度も泣かせるなんて罪な男ね・・・。」
 私があの日言ったこと、覚えてるかしら?
 あなたを振り向かせるのは、この私。 
 ねぇ、ジュン。私、あなたのあんな答で満足するような軽い女じゃないの。
 いいこと?私はもっともっと美しくなるわ。誰も追いつけないほどに。
 白馬の王子様なんて信じてないわ。私に相応しいのはあなただけよ。」
 ・・・それじゃあね、おばかさん・・・。」

爽やかな風が背中を押してくれる。このままでいこう。きっと大丈夫。

fin


乾いた風が吹く、晴れた昼下がり。天気予報では一日中快晴とのことだ。
僕は看護婦の目を盗み、屋上での自分の時間を堪能している。
錆びた の向こう、何も無い空を何見るわけでもなくただぼんやりと眺める。

雲ひとつ無い蒼い天井。そういえば、あの日もこんな空だった。晴れた日、ここ
に来るたびにそんな事を思う。
忘れるはずがない。あの日の出来事を。

そう、僕はあの日、ひとりの少女を殺したのだ。

何も見えない。暗い冷たい霧の中を彷徨っている。ここはどこ?
思い出せない。自分が誰なのか。分かるのは今、消えかけている自分という存在。
次第に意識が薄れていく。

何かが聞こえる・・・これは・・・歌?
誰かが歌っている。
とても悲しい、だけどとてもきれいで優しい声。

歌と共鳴するように霧が晴れていく。心が暖かい光で包まれる。

そうだ思い出した、自分をという存在を。

『僕は・・・ジュン!桜田ジュン! 戻りたい・・・みんなの所に!』


J「真紅たちは女子高生じゃなくて実は人形って、どういうことですか!」
ロ「説明したとおりだ。ローザミスティカという原子炉で動いている」
J「じゃ、じゃあ水銀燈は風邪じゃなくて……」
ロ「原子炉が暴走した。このままでは地球は滅亡する。これだからジャンクは」
バキッ!
J「水銀燈はジャンクじゃない!」
銀「そうだったの…」
J「聞いていたのか水銀燈!」
銀「私のせいで全宇宙が…」
J(地球だろ)「諦めるな。まだ手はある!NASAへ行くぞ」

J「お願いします!」
博士「話は本当のようだ。分かった」

5,4,3,2,1,
J「見てごらん。あれが地球だよ」
銀「JUM、私、怖いわぁ。死ぬのが怖い」
J「そうだね……」
銀「さぁJUM、あなたは地球に戻って」
J「いや、戻らないよ」
銀「どうして!あなたは生きなきゃ」
J「君のいない地球へ帰っても仕方ないじゃないか」
銀「JUM、あなたってバカね。本当におばかさぁん」
J「バカでもいいさ。さあ一緒に星になろう」

J「って夢を見た」
銀「夢の中でカッコつけすぎよ、おばかさぁん」


「大切な物 ~水銀燈~」

大切なものは握った砂のようだと思う
一見たくさんつかめた様でもすぐに手の間から零れ落ちてなくなってしまう。
何度も握りなおしてもまたすぐに零れてしまう
何度も、何度も・・・
私が最初に失ったのは母親
母は私が幼いころ事故で死んでしてしまった。
次に失ったのは父からの愛
母を愛していた父は母が死んでから家庭を省みず仕事にのめり込むようになった。
次に失ったものは幼馴染
もともと病弱だった彼女は私が小学校を卒業した直後にこの世を去った。
手にした大切なものはすぐにその手の中から零れ落ちていく・・・
そして今手にしているものは私を愛してくれた彼のキモチ
このキモチもまた私の手から零れてしまうのだろうか
そんな話を彼にしてみたら彼はすこし笑って足元の砂を握って見せた。
「たしかにさ、砂はすぐに零れ落ちちゃうけど・・・」
そう言って開いた彼の掌には少しの砂が残っていた。
「な、少しは残るだろ、お前が気がつかないだけで大切なものはちゃんと手の中に残ってるんだよ」
そう言って笑った彼の顔がまぶしかった。
大切なものは握った砂のようだと思う
一見たくさんつかめた様でもすぐに手の間から零れ落ちてなくなってしまう。
でも開いた手の中には零れずに残った砂がある。
私はそれを大事にして行こう。

終わり


「じゃ、始めようか」
「…優しくしてね?」
「…出来たら、ね」



「ンっ…ね、ねぇジュン、待って、少しは加減してぇ」
「駄目、待たないよ、僕はもう出来上がっちゃってるんだから」
「そんな…ぁんっ」
「ほらほら、行くよ」
「ま、待って!まだ私ぃ…や、またぁっ」
「絶頂が近いね…」
「あ、あぁ、イヤ、そこは、あ、ン…やぁっ!」
「これで…行くよ…!」
「あ、ぁ、嫌ぁぁぁ!」

「もう…手加減してよぅ!」
「僕にぷよぷよやらせたらこんなもんだよ」