声優相撲決まり手解説


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「声優相撲決まり手」

声優相撲の「決まり手」とは、相撲の勝負が決まった際の技のことである。

 

「基本技」

 

1.突き出し

相手の胸や顔を掌で突っ張り、土俵の外に出す技。最も基本的な技のひとつ。

明治から大正にかけての横綱太刀山峯右エ門の突きは強烈で、
“一突き半で相手を突き出す”ということから「四十五日(一突き半→一か月半)」の異名をとった。

大相撲幕内:10年36.7回、全42.42回
得意力士:千代の山、佐田の山、北の湖、曙大内山、小錦、千代大海
輝昇、福の花、麒麟児、金乃花、藤ノ川、富士櫻板井、朝乃翔、松鳳山豊響、琴勇輝

現役力士では、戸松遥、佐倉綾音上坂すみれ、東山奈央、竹達彩奈などが得意とする。

声優相撲では、「突き押し相撲」の中でも、押し相撲以上に前に出る意欲が強い、
向こう見ず、無鉄砲なキャラクターを演じる声優が用いることが多い。(悪く言えば、「バカ」キャラ)
相手との力の差が歴然としている場合に、決まり手が「突き出し」となる場合もある。
重心が高くなってしまい相手の突きに土俵を割る場合が多いが、
突きを食らう相手が小柄で体重が軽い方が決まりやすいのは言うまでもない。

 

 

2.突き倒し

相手の胸や顔を掌で突っ張り、土俵上や土俵の外に向けて倒す技。
突っ張りの強力な力士の場合、ノックアウトしてしまう場合もあり、その場合もこれが当てられる。

声優相撲では、「突き押し相撲」の突き出しと同様、力の差が大きい場合に出やすい技である。
土俵際での「浴びせ倒し」に近いのしかかりや、ノックアウトに近い張り手などでも登場する。

1970初06 ◯前03・福の花 突き倒し ●大関・北の富士

 

3.押し出し

相手の胸や喉、腋を押し、土俵の外に出す技。最も基本的な技のひとつ。

大相撲幕内:年332回、10年335回、全185.99回

声優相撲力士の「タイプ」の一つである「突き押し相撲」の最も基本的な技であり、
相撲そのものの理想的な相撲運びの一つでもあるため出現回数は多い。
また、寄り切りなど廻しを取る相撲で、土俵際の詰めの段階で、
廻しから手を離して勝敗が付いた場合も「押し出し」となる。

「明るい」「ヒロイン」キャラクター全般、また主人公を好きであることを、
「全面に出す」キャラクターなど、前向きで元気なキャラクターを演じる声優が好んで用いる。

また、基本的に声の高い、軽さを持った声優が得意とする傾向にある。

一方で、経験者が有利である「四つ相撲」を苦手とするような、
経験の浅い力士などが結果的に「押し相撲」に徹する場合もある。
「棒読み」ならぬ、「棒立ち」で腰高なまま強引に押す相撲が、
幕下以下では特に多く見受けられ、そのままある程度番付を駆け上がる例もある。
しかし本質的な「押し相撲」は押す位置や重心の低さなどで、
「四つ相撲」にも負けない技を要するものである。

「押し相撲」の弱点としては、「廻しを取られると弱い」ことがあげられる。
押し相撲一辺倒では、四つ相撲がうまい上位陣に通用しなくなり頭打ちとなる。
「演技力」を兼ね備えた上で「押し相撲」のパワーを出せるようになれば、
上位でも安定した勝ち星をあげられるようになり、上位に定着するようになる。

押し相撲を得意とする力士は、廻しを取られた場合の「対処法」の有無が大事である。
三役経験者は廻しをとっても相撲を取れる力士が揃っている印象がある。

逆に四つ相撲を得意とする力士でも、実は押し相撲のパワーが強いことがあり、
横綱大関陣などでは特にその傾向が強い。

現役力士では、戸松遥、佐倉綾音東山奈央、伊藤かな恵などが得意としている。

2012.01.08 大相撲初場所初日 千代栄 ○(押し出し)● 肥後ノ龍
2012.01.08 大相撲初場所初日 千代丸 ○(押し出し)● 前田

 

 

4.押し倒し

相手の胸や喉、腋を押し、土俵上や土俵の外に倒す技。

大相撲幕内:年30回、10年45.9回、全32.35回

 

5.寄り切り

四つに組んだ体勢になって自分の体を対戦相手に密着させ、
前か横に進みながら相手を土俵外に出す技。もっとも良く見掛ける決まり手の一つである。
大相撲では幕内で最も多く出る「決まり手」で、声優相撲でも出現頻度はトップクラスである。

廻しを取った相撲においては、投げで決着を付けるよりも、
寄り切って決着を付ける方が理想的と見る向きが多い。

声優相撲では、バランスの良い「王道ヒロイン」「正妻」なキャラクターを
演じる声優が多く用いる決まり手
である。
安定して勝ち星を挙げる三役力士、特に横綱大関陣は、
王道ヒロインを毎クール複数演じることが現在では必須条件となっている。
特に優勝争いを競う上では、「取りこぼし」を減らす意味でも、
正ヒロイン・主人公の座を射止めることが鍵となる場所が多い。

現役力士では大横綱・花澤香菜を筆頭に、歴代横綱陣は押し並べて得意とする。
他に、内田真礼、金元寿子、雨宮天、内山夕実などが得意とする。

 

6.寄り倒し

四つに組んだ体勢になって自分の体を対戦相手に密着させ、前か横に進みながら相手を土俵外へ倒す技。

 

7.浴びせ倒し

四つに組んだ体勢で、自分の体重を相手にかけ、のしかかるように倒す技。
目安として倒して土俵外に出せば寄り倒し、土俵内で倒せば浴びせ倒しとなる。

大相撲幕内:1年:4回、10年:3.1回、全8.92回
平成24年 九月場所 十四日目 若源治ー琴大樹

声優相撲では、四つに組んだ力相撲で良く見られ、
王道ヒロインを演じる好調力士同士の一番の熱戦の末、「浴びせ倒し」となることが多い。

 

「投げ手」

 

8.上手投げ

上手から相手の褌を引き、その上手から相手を投げる技。

四つ相撲の王道を行く技といわれることがままあり、四つに組む相撲での強豪力士の多くは、上手投げを得意としている。
一般に、上手投げと下手投げで投げの打ち合いをした場合、上手投げの方が有利といわれる。

大相撲幕内:年94回、全92.62回

声優相撲では「クール」「消極的」なキャラクターを演じる声優が投げを用いる傾向が強い。
また相手と「同級生」のキャラクターを演じる力士も用いる傾向が強い。

現役力士の中では横綱・茅野愛衣、沢城みゆきが異なる四つであるが「上手投げ」を得意としている。
若手技巧派・早見沙織などがあげられる。

 

9.下手投げ

差手で褌を引き、相手が寄ってくる際に差した方の足を基点として、
他の足を差手の方に大きく開きながら、差手をかえすようにして投げる。
相手の前に出る力を利用して投げるため上手投げと比して熟達した技量を必要とし、
また後ろに下がりながら投げを打つケースが多いことから、「下手投げ主体の力士は大成しない」との決まり文句がある。

大相撲幕内:年49回、10年39.4回、全41.34回
得意力士:貴ノ花、若島津出羽錦、安念山若瀬川、大錦、二子岳、舞の海、旭道山鳴門海、海鵬

声優相撲では、相手から見て「年下」「妹キャラ」のキャラクターを演じる力士が用いる。
得意力士:花澤香菜竹達彩奈、阿澄佳奈、早見沙織丹下桜、野川さくら、小倉唯、米澤円…

 

 

10.小手投げ

相手の片方の差手を上手から抱えるように取り、その組んだ腕に重心を預けるようにして投げる。
体勢によっては上手出し投げに似るが、小手投げは投げる際に廻しを取らない。
たびたび強引な小手投げによる負傷者が出ることから、数ある決まり手の中でも危険な技のひとつに数えられている。

全勝白鵬に稀勢の里 意地の小手投げ
旭天鵬 豪快に小手投げ 富士東
大相撲【照ノ富士-豪栄道】春場所 千秋楽-小手投げ-1503

大相撲幕内:年48回、10年33.4回、全23.44回
得意力士:男女ノ川貴ノ浪、魁皇鳳凰、青ノ里、陸奥嵐、久島海、春日王、義ノ花

声優相撲では、「ロリ」「幼女」(に見える)キャラクターを演じる力士が得意とし、
また、「幼少期」などを演じた場合もこの技が出ることがある。
ロリキャラは昔から、「ロリコン」「人生ブレイカー」などの異名を持ち、
対戦相手の力士や、観戦者に強烈な母(父)性本能を呼び起こすため、
数ある決まり手の中でも「危険な技」であるのは声優相撲でも同じである。

 

11.すくい投げ

差し手で褌を取らず、相手をすくうようにして投げる技。
技の性質上比較的差し手を容易に取ることができる上に相手の差し手を封じる効果も兼ねるため、
手堅い守りの相撲を取る際に重宝される。
反面廻しを取っての投げより威力が低いため、決め手となりづらい場合も少なくない。
これを十分な武器として扱うためには強い回転が利く上体の柔軟性、或いは高い筋力が必要となる。

大相撲幕内:年39回、10年50.9回、全40.98回

声優相撲では、「お姉さんキャラ」「年上」のキャラクターを演じる力士が得意とする。
得意力士:井上喜久子大原さやか生天目仁美

 

12.上手出し投げ

上手で相手の廻しを取り、廻しを取らないほうの足を引いて、相手を引きずるように自分の前方に投げる技。
いずれにせよ、技能を兼ね備えた力士が多用する奥の深い技である。

大相撲幕内:年38回、年27.87回(昭和35年~)

親子関係のある対戦で「子ども」側の力士が出し投げを決めると「上手出し投げ」となる。

 

13.下手出し投げ

差手で相手の褌を取り、褌を取らないほうの足を引いて、相手を引きずるように自分の前方に投げる技。
相撲の流れのなかでとっさに出るという印象のある技である。

親子関係のある対戦で「母親」役の力士が出し投げを打った場合「下手出し投げ」となる。
現役力士の長期活躍、また30歳前後で母親役を演じることが増えたため、
「下手出し投げ」が一時期に比べると幕内の土俵でも出やすくなっている。

 

14.腰投げ

四つ相撲から相手の体を自分の腰に乗せて投げる技。
相手を腰に乗せる為には、自分の体勢を低くしなければならず、なおかつ膝を地面につくことはできない。
柔道(大腰)やレスリングでは基本的な技であるが、相撲での頻度は低い。

大相撲幕内:10年0.2回、全0.090回
04名02 西前10・朝赤龍 東前12・武雄山
03初10 西小結 ・若の里 東前05・海 鵬
66春07 東前15・大 心 東十01・清の盛

 

15.首投げ

この技は自分の腕を相手の首に巻きつけてねじるようにして相手を投げ倒す技。

攻め込まれた際の窮地の策として用いる場合が多い。
手の首に腕が回るということは、相手の頭が肩のあたりにある、つまり相手に潜り込まれている、
あるいは押し込まれた状態で、これは相撲では相手が有利な体勢である場合が多い。
そこから逃れつつ勝負を決めようとしてかける技である。失敗するとすっぽ抜けて押し倒される。

声優相撲では、「いとこ」など家族以外の親族関係にある場合、「首投げ」となる。

 

16.一本背負い

相手の懐に入って相手の片腕を両手で抱え、肩に担いで自分の前方に投げ倒す大技であるが、
相撲においては相手に背を見せることは送り出しでの負けの可能性が高く、そうでなくても失敗すると、
つまり足の裏以外の部分が土俵に接触すると即負けとなるため、滅多に成功することはない。

また、力士は体重が重く簡単には自分の背中に相手を乗せることができないため、この技を掛けようとすること自体ほとんどない。

大相撲幕内:全0.08回(全6回)
14初12 西前16・里 山 - 西前08・栃乃若
11秋05 西前09・磋牙司 - 西前07・栃乃若
04夏15 東前08・豪 風 - 西前13・金開山

声優相撲では、「柔道(的)投げ技」を決めたキャラクターや、
「おんぶ」をした(された)キャラクター、関係性で登場するのが「一本背負い」である。

 

17.二丁投げ

自分の右(左)足を相手の右(左)足の外側に当て、払うように投げる技。二丁とは二本の足のことである。

大相撲幕内:10年0.1回、全0.443回
07秋12 西前10・春日王 西前11・普天王
96春01 東関脇 ・魁 皇 西前01・浪之花
93夏01 西前06・貴闘力 東前07・琴富士

声優相撲では、「双子」キャラクターを演じる声優が出す大技である。
アニメにおいては双子キャラクターは比較的登場するが、
声優相撲として見ると、「同部屋」であったり、「番付が離れている」など、
直接対決が少なく登場する場面が多くない技である。

代表例としては、「To LOVEる」でのモモとナナ豊崎愛生伊藤かな恵)や、
「にゃんこい!」での桐島姉妹のように同一声優(戸松遥)が演じる場合がある。
「らき☆すた」での加藤英美里、福原香織 のように、後にユニットを組むなど、
声優としての関係性が近づき、仲良くなることが多い。

 

 

18.櫓投げ

相手を吊り上げながら膝で相手の内股を跳ね上げて投げる技。
決まり手70手制定以前は上手櫓と下手櫓で区別した。投げられる相手が宙に浮き、高く上がるため、豪快に決まる。

大相撲幕内(上手、下手櫓を含む):10年1回、全1.511回
得意力士:常ノ花羽嶋山、両國、常錦、劔岳
朝青龍の大相撲ダイジェスト 〜平成21年 名古屋場所〜

09名13 西横綱・朝青龍 - 東大関・日馬富士
75九09  東前11・青葉山 - 東前10・福の花
72春11 東大関・琴 櫻 - 西前01・貴ノ花

 

19.掛け投げ

内掛けの状態から、そのまま跳ね上げるように投げる技。
相手が片足立ちでこらえると、跳ねることからけんけんとも呼ばれる。

大相撲幕内:年3回、10年2.2回、全2.191回

得意力士:朝青龍増位山若ノ海旭鷲山、二子岳、玉響、鳴門海、隆の山

声優相撲では「中性的」なキャラクターを演じる力士が用いる。
ショタ(少年)声の「掛け技」と、女の子声の「投げ技」の両方の技術を要し、
技巧的な技であるものの、出現率は比較的高い技である。

往年では、リボンの騎士「サファイア姫」で一世を風靡した太田淑子関が印象深い。
近年では、「IS」でのシャル(花澤香菜)「ペルソナ」での白鐘直斗(朴璐美)
幕内で豪快に決めたことで、大いに館内を沸かせた。

「掛け投げ」は女性が男性を振る舞う場合に判定されやすい。
「男の娘」「中性的」「性別:秀吉」「性別不詳」「ボーイッシュ」「女装」など
技の区別が際どいものが多く、細かく判別されていないことも多い。

 

20.掴み投げ

上手から褌を取り、その上手で自分の後方に相手を投げ捨てる技。
かける側とかけられる側に圧倒的な体格差がないと難しいとされている。

大相撲幕内:全0.090回(8回:57九、54夏、54春)

 

 

「掛け手」

 

21.内掛け

自分の右足を相手左足の内股に(または自分の左足を相手右足の内股に)掛けることでバランスを崩し、仰向けに倒す技。

増位山によると、「内掛けは後ろへ反ろうとする力士が食いやすい。
外掛けは足腰のいい人には効かない事が多いが、内掛けは完璧に掛ければ足腰のいい力士でも決まる。
足を相手の足の足首に内側から絡ませてはね上げる。
掛けられた側は、ひざの関節が外へ向かって開きながら後ろへ体重が傾くため、
残そうとしても踏ん張りが利きにくい。」という理由によるもの。
掛ける足は相手の足の高い位置に掛けた方が見た目は派手であるが、できるだけ低い位置に踵を払う様に掛けるのが肝要である。

大相撲幕内:10年:1.9回、全6.56回
得意力士:玉の海増位山、魁傑、琴ヶ濱綾昇、陸奥嵐舞の海、時天空、海鵬、若天龍、智乃花、常ノ山

隆の山ー大相撲平成23年9月場所十三日目魁聖戦

声優相撲ではしっかりと四つに組んだ状態で、
体格の良い相手に対し「寄り」を得意とする比較的体の小さい力士が
相手の足腰の弱さを見透かして決める形が多い印象にある。

声優相撲では「少年声」を得意とする力士が出す技で、
中学生前後の「声変わり」後と思われるキャラクターを演じる力士が出す技である。

 

 

22.外掛け

片足を相手の足の外側から掛け、重心を崩して倒す。

体を開かずに腕だけで投げに行く強引な投げ技に対しての非常に有効な逆転技の一つであり、
上位力士が強引な投げで下位力士にこの技で負けてしまう波乱が起こる事もしばしばある。

大相撲幕内:年10回、10年6.9回、全22.24回
得意力士:若乃花、北の富士、三重の海栃東玉乃海、鶴ヶ嶺、神風海山、龍虎、成山、若瀬川、大蛇潟、神錦

声優相撲では「少年声」(ショタ声)を得意とする力士が出す「掛け技」
掛け技を代表する出現率が高い技で、相撲教習でも初学で習うことの多い技である。

昭和時代までは特に、上位陣はアニメ「主人公」の少年を演じることが多く、
掛け技は頻繁に出ていた
が、平成に入ると掛け技の出現は大幅に減った。
往年の名力士では、アトムの「清水マリ」磯野カツオの「高橋和枝」
のび太の「小原乃梨子」長年活躍した「藤田淑子」伝説の名大関「間嶋里美」
特に「野沢雅子」「田中真弓」は現代でも語り継がれる歴史的な活躍を見せた。

平成に入ると、名大関・高山みなみ、松本梨香、くまいもとこ名関脇・緒方恵美
人気アニメで一時代を作ったが、横綱には届かなかった。
平成10年代では、小林ゆう朴璐美、小林由美子皆川純子、竹内順子、白石涼子、三瓶由布子などが知られる。
平成20年代では、井上麻里奈小松未可子田村睦心などの他、大関・戸松遥も掛け技を使うようになった。

 

 

23.ちょん掛け

自分の右(左)足の踵を相手の右(左)足の踵に掛け、後方に捻って倒す技。
手斧(ちょうな)をかける仕草に似ていることから、ちょうなが訛ってちょん掛けとなったといわれる。

大相撲幕内:10年0.5回、全0.25回
得意力士:朝赤龍時天空大晃、旭豊、旭鷲山

声優相撲では、アニメ特有である「武器」にちなんだキャラクターが出す技である。
体が武器に変化する、鍛冶屋… など、武器との関連性が直接的な力士が該当しやすい。

 

24.切り返し

自身の左(右)足を相手の右(左)の外側から出すようにして相手の膝の裏側に自身の膝を当て、相手を後方に倒す技。

大相撲幕内:年2回、10年4回、全10.10回
得意力士:朝青龍安芸乃島海乃山、舞の海、若葉山、陸奥嵐、愛知山、櫻國

声優相撲では「ツッコミキャラ」などに用いられる。

 

 

25.河津掛け

河津とはカエル(かわず)に由来するといわれる。
「河津」
と表記するのは、『曽我物語』にある河津祐泰と俣野景久が相撲を取った話で、
祐泰が今でいう河津掛けを繰り出したことに由来するという。

相手が外掛けや切り返しで攻めてきたところを逆に相手の内股に足を掛け、腕を相手の首に巻いて自分の後方に倒す。

大相撲幕内:10年0.8回、全0.386回
得意力士:貴ノ浪朝青龍、陸奥嵐

声優相撲では「カエル(蛙)」に関わるキャラクターにちなんだ力士が用いる。
ど根性ガエルのピョン吉「千々松幸子」、けろっこデメタン「久松夕子」、
ケロロ軍曹の「渡辺久美子」、とある科学の超電磁砲「佐藤利奈」などが関取で決めている。

 

26.蹴返し

土俵上の攻防の中で相手の足を蹴り(払い)、相手を倒す技。立合いの際に足を蹴り、相手を倒せば蹴手繰りとなる。

大相撲幕内:10年0.6回、全1.659回
得意力士:藤ノ川、海乃山、鷲羽山玉龍、時天空、春日富士、常ノ山、栃剣

アニメの途中で性別の秘密が明らかになった場合に出る決まり手。

 

27.蹴手繰り

立合いの際に相手の足を蹴り、相手を倒す技。土俵上の攻防の中で相手の足を蹴り、相手を倒せば蹴返しとなる。
元来横綱など、上位と対戦する小兵力士が奇襲として利用する技というイメージが強い。

大相撲幕内:年1回、10年1.9回、全3.398回
得意力士:吉葉山旭國、出羽錦海乃山、藤ノ川若浪、時天空、櫻錦、大竜川、大雪、二子岳、星甲

声優相撲では、アニメの当初で性別の秘密がバレたキャラクターを演じる声優が用いる。

 

28.三所攻め

相手の片足を外掛けまたは内掛けで攻め、もう片方の足を手ですくい、相手の胸を頭で押して倒す技。
相手の身体の三箇所を同時に攻めることからその名がついた。

 

29.渡し込み

相手の片足を外側から片腕で抱え、もう片方の手で相手を押し倒す技。

 

29.2.大渡し
「大渡し」「渡し込み」

 

30.二枚蹴り

相手を吊りながら、足の裏で相手の足の外側を蹴り、蹴った足のほうに倒す技。
二枚とは、膝から足首までの外側のことである。

 

31.小股すくい

出し投げを打った後、相手の踏み込んだ足(自分に近いほうの足)を内側から掬って倒す技。

 

32.外小股

出し投げを打った後、相手の踏み出した足(自分に近いほうの足)を外側から手で掬い、相手を倒す技。

 

33.大股

出し投げを打った後、相手の踏み出した足(自分から遠いほうの足)を手で掬い、相手を倒す技。

大相撲幕内:全7回(昭和25年~33年) 得意力士:福ノ里、那智ノ山

 

34.褄取り

出し投げを打った後、後ろに流れた相手の足の足首かつま先を掬い上げ、
前に這わせる技。ちなみに「褄」とは和服の裾の端のこと。

 

35.小褄取り

相手の重心を崩して体を泳がせ、流れた足首を掴み、引き上げて倒す技。

 

36.足取り

相手の懐に潜り込み、相手の片足を両腕で抱え、体重をかけて仰向けに倒す技。

幕内:10年0.9回、全1.97回
相撲の実戦的な心得の一つに「足が取れたら、相手の太ももを枕に寝ろ」というのがあり、これを実行すれば足取りになる。
得意とした力士:朝青龍安美錦、幡瀬川旭鷲山、旭道山、舞の海、若葉山、九州山、吉の谷、常陸嶋
曲者 安美錦 してやったり! 遠藤に土 決まり手「足取り」

体重の軽いスラッとした体型の力士が用いることが多く、
得意とする力士は複数回に渡りこの技を披露する。
廻しを狙い相手が嫌って引いた所で流れの中で足を取ることが多い。

声優相撲の近年の傾向では、小兵が大柄力士と対戦する際、
棒立ちに近く腰高となった相手の足を取って決まることが多い様子である。

15夏05 前05・大久保-前07・瀬 戸
15春09 前11・小 倉-前16・小林ゆ
14秋03 大関・日 笠-前03・小 松

 

37.裾取り

相手に投げを打たれた際、片方の手で相手の足首を外側から取って倒す技。

 

38.裾払い

出し投げを打った際、相手が踏み出した右(左)足の足首を左(右)足で払って後ろ向きに倒す技。

 

「反り手」

 

39.居反り

上からのしかかってきた相手の懐に潜り込み、両手で相手の膝を押し上げ、後ろに反って倒す技。
レスリングのリバース・スープレックスやフィッシャーマンズ・スープレックスに近い。

大相撲幕内:全0.056回(全5回)
64夏・岩風、56春・前ノ山、53初五ッ洋、44秋若潮、37春鏡岩

平成以降十両で1回、幕内では戦後3回の珍しい決まり手「居反り」。
体の小さい力士が比較的大柄な相手に決めることが多かった。
下半身の粘りと柔軟さ、運動神経、技能が求められる大技である。

声優相撲においては、現時点でどの条件下で登場するか決められていない。

 

40.撞木反り

相手の懐に潜り込み、相手を横向きに肩に担ぎ上げるようにして後ろに反って倒す技。

近年では、2011年11月、関西学院大学1年の宇良和輝が、撞木反りを決めたことがある。

 

41.掛け反り

相手の腋に頭を入れ、切り返しのように足を掛け、後ろに反って倒す技。

大相撲幕内:全0回

 

42.襷反り

片手で相手の差手の肘を掴み、もう一方の手で相手の腕の下を通して相手の足を内側から掬い上げ、後ろに反り倒す技。

1951年5月場所3日目栃錦が身長213cmの不動岩をこの技で破ったことがあり、
そのときの写真はこの技を解説する際に今日でも用いられている。

1960年1月に決まり手が制定されて以来、幕内、十両の取り組みで使われたことはない。
幕下以下でも非常に珍しい技であるが、平成以降では聡ノ富士が5回決めている。

 

43.外襷反り

片手で相手の差手の肘を掴み、もう一方の手で相手の手の上を通し、相手の足を内側から掬い上げて後ろに反り倒す技。

 

44.伝え反り

相手の脇の下を潜り抜け、相手を後ろに反り倒す技。

トリノオリンピックで金メダルを獲得したフィギュアスケート選手の荒川静香の得意技に掛けて、「イナバウアー」ともてはやされた。

 

「捻り手」

 

45.突き落とし

片手を相手の腋に当て、背部などを突いて斜め下に落とす技。引き落としと聞き間違えやすい。
動きの最中に決まることが多く、2つとも体を開かず正面から払い落とすように打つ技であるため
聞き間違いでなくても引き落としと判別しにくいことがある。
実際の判定としては片方の手で差さずにただ単に上から背部を突いて落としただけでも突き落とし扱いとなる場合も少なくない。

 

46.巻き落とし

差手で相手の体を抱え、巻き込むように横に捻って倒す技。

 

47.とったり

相手の腕を両手で抱え、体を開いて相手をねじり倒す技。腕捻りとは体を開く方向が逆となる。

抱えられた腕の肘関節(場合によっては肩関節も)を極めた状態で、
やや下方向に向けてかけるのが最も効果的であるが、その場合は小手投げにも劣らぬ危険な技となる。

 

48.逆とったり

相手がとったりで攻めてきた際の対策として用いられることが多く、
抱えられた腕を抜きながら腰を捻ったり、逆に突き付けて脇の下に入った相手の腕を捻りながら相手を倒す技。

 

49.肩透かし

差手を相手の腋に引っ掛け、体を開きながら前に引き、もう一方の手で相手の肩を叩き、相手を倒す技。
また、相手の力も利用する為、かなり高度な技術を要する難度の高い決まり手である。
なお、この技を仕掛ける場合は「肩透かしを引く」という表現を用いる。

大相撲幕内:年22回、全11.81回

得意力士:栃錦、北の富士、北勝海、旭富士、若乃花大ノ里、貴ノ浪
安美錦、旭天鵬、豪風、栃煌山、豊ノ島、寺尾、巨砲、龍虎、鷲羽山、旭川
旭豊、旭鷲山、時天空、琴稲妻、若天龍、琴龍、八染

 

50.外無双

自分の右(左)手で相手の右(左)足の膝の外側を払いながら相手の差手を抱えて捻り倒す技。
10年に一度出るか出ないかといわれるが、近年では旭鷲山がたまに決めていた。古くは二子岳が使っていた。

 

51.内無双

自分の上手で相手の足の膝の内側を掬い上げ、体を捻って相手を倒す技。
外無双と比較すると力強さで劣るが、失敗時のリスクが少ない技である、
そのために牽制技として内無双を使い、体勢を崩してから他の技につなげることもある。

大相撲幕内:10年:2.2回、全1.70回
得意力士:白鵬、若乃花増位山、琴光喜、旭國安美錦舞の海、旭豊、二子岳、九ヶ錦

 

 

52.頭捻り 

相手の胸に頭をつけ、相手の差手か肘を掴み、頭を軸に相手を捻り倒す技。

蘇もこの決まり手を得意とし、毎場所のように決めている。
弓取りでも馴染み深い聡ノ富士もこの技を得意とし、1場所で2度決めたことがある。

 

53.上手捻り

上手から褌を引き、その上手の方から相手を捻って倒す技。

技の性質上投げよりも力が掛かり難く不利ではあるが反対側の投げと併用する等の方法で克服可能である。
また投げとは逆の動きであるため上手投げが強い力士はこれを警戒させて捻りで決めることもある。

大相撲幕内:年0回、10年2.3回、全3.48回
得意力士:北の湖、隆の里、玉の海、吉葉山、輪島、北天佑、青葉城、朝赤龍、開隆山、高安、時津海
15春10 東前03・高安 近5回中4回が高安。

声優相撲では比較的出やすく、1場所に1回前後出ている決まり手である。
傾向としてはやはり技術の居る技ではあるが、ひねり技としては幅広い分布となっている。

 

54.下手捻り

差手で褌を取り、その下手の方から相手を捻って倒す技。

 

55.網打ち

両手で相手の差し手を抱え、体を開くと同時に相手を自分の後方へねじり倒す技。
漁師が投網を打つような格好に似ている事から名付けられたと言われている。

大相撲幕内:10年0.4回、全1.13回

14九11 東前09・千代大龍-西前14・蒼国来
14名02 西横綱・日馬富士-東前01・ 勢
10初03 東横綱・ 白鵬 -東前01・豊ノ島

【珍しい決まり手 網打ち】 千代大龍 vs 蒼国来 2014大相撲九州場所10日目 Chiyotairyu vs Sokokurai 【SUMO】

14九14 東大関・戸松遥-東前01・悠木碧

 

56.鯖折り

廻しを取って強く引き付け、上からのしかかるようにして相手の膝を土俵に付かせる技。

 

57.波離間投げ

相手が両差しで低く攻めてきたところを頭越しに上手から褌を両手で取り、自分の後方にうっちゃりのように投げ捨てる技。
かなりの身長差と力の差が必要である。普通は土俵際の捨て身の技だが、土俵中央で決まる場合もある。

 

58.大逆手

相手の肩越しに上手から褌を取り、その取ったほうの手から相手を投げる技。このとき自分の体は反らさない。

大相撲幕内:10年2回、全3回

10初14   東関脇・把瑠都 東前04・垣 添
05九08 東前06・安美錦 東前09・高見盛
51秋12 東前14・九州錦 西前19・宮城海

 

 

59.腕捻り

相手の片腕を両腕で抱え、その抱えた腕の方から相手を捻り倒す技。とったりとは体を開く方向が逆である。

大相撲幕内:10年0.8回、全1.216回

10初14 西前15・栃乃洋 東前13・玉乃島
10初13 西横綱 ・朝青龍 東大関・琴欧洲
08名05 西前05・把瑠都 東前04・若の里

 

60.合掌捻り

名前の由来は掛け手が両手を組む様子が手を合わせている(合掌している)ように見えることから。

徳利投げが合掌捻りの一部として扱われていた時期は比較的長かったため、
現在でも徳利投げを合掌捻りの名で呼んでいることがある。

 

61.徳利投げ

相手の頭を両手で挟みつけ、右か左に捻り倒す技。
日本酒を入れる徳利を持つ際に頭(実際には首)の部分をつまむことが由来。

 

62.首捻り

右(左)腕で相手の首を抱えて左(右)手で相手の差手を抱え、首を抱えた手の方に相手を捻り倒す技。
これに対して首を抱えた腕から差し手の方に向かって倒せば首投げとなる。

滅多に出ず、「幻の技」の一つに数えられていた。

 

63.小手捻り

相手の片腕を抱え、抱えた腕の方へ相手を捻り倒す技。小手投げとは逆の方向へ倒す技である。

 

「特殊技」

 

64.引き落とし

相手が低い体勢で攻めているとき、または自分が突っ張りや押し相撲で攻めているときに、
相手の前に行こうとする力を利用して相手の腕や肩を正面から手前に引き、相手を倒す技。前褌を引いて倒すこともある。
この技をかけた際に失敗すると相手を呼び込むかたちになってあっけなく土俵を割ってしまうため、あまり誉められた技ではない。
解説者からも「楽をして勝とうとしてはいけない」と批判されることが多い
(つい引きたくなる誘惑に惑わされず前に出て勝つのが本道、ということ)。

低い体勢で攻める型の力士はどうしても引き技を仕掛けられやすいため、
安芸乃島のように「引かれても絶対前に落ちない」というのがそういう力士への褒め言葉としてよく用いられる。

 

65.引っ掛け

突き押しの攻防の中で、相手の腕を両手で抱え、体を開いて相手を前に倒すか土俵の外に出す技。
小手投げやとったりと違って腕を極めずに手繰りの要領で引き落とすように打つ技である。

 

66.はたき込み

突きや押しの攻防の中で、体を開き、相手の肩や背中をはたいて倒す技。引き落としは体を開かない点でこの技とは異なる。

立合いの際の変化 で叩き込みを決めるケースが多くあり、注文相撲と称されるが、
上位力士に奇襲を仕掛けるような場合でもない限り、あまり誉められた技とは言えない。

 

67.素首落とし

相手の首または後頭部を上から手ではたき、相手を前方へと倒す技。

類似する技に叩き込みがあるが、素首落としは仕掛ける際はたく部位が頭部に限定されている点が異なる。
相手の背中などに少しでも手が触れていれば叩き込み、あるいは引き落としと判定されるため、
比較的成立させることが難しい珍しい技ともいえる。

 

68.吊り出し

両廻しを引きつけながら掴み、腰に力を入れ踏ん張って相手を吊り上げ、浮かせたまま土俵の外へ出す。
相手の胴を直接掴む場合もある。太めの力士の場合、腹の上に乗せてしまうと、相手は反撃が難しくなる。
吊り上げて土俵内で落として倒すのは吊り落としと呼ばれる。

この技で相手に勝利すると「豪快な決まり手」と評価されることが多い。
相手の体重が全て自分にかかる技であるため足腰が強くないと成立しない。またその性質上体格が劣る力士はこの技を掛けられやすい。

平成に入ってからは、力士の大型化・重量化が進み、それに伴い足腰に負担のかかるこの技が見られることは次第に減った。

クレーンの愛称で知られた元関脇・明武谷や、和製ヘラクレスの異名を持つ元大関・霧島が得意とした。

 

69.送り吊り出し

相手の後ろにまわり、相手の褌を取って引き付け、相手を吊り上げて土俵の外に出す技。

大相撲幕内:全2回(05九、04秋)

 

70.吊り落とし

正面から相手の体を吊り上げ、その場に落として倒す技。

 

71.送り吊り落とし

相手の背後に回り込み、相手を後方から吊り上げ、その場に落として倒す技。

大相撲幕内:全3回(07秋、04夏、01初)

 

72.送り出し

相手の背後に回り込み、後方から相手を押し、土俵の外に出す技。

大相撲幕内:年46回、全31.56回

 

73.送り倒し

相手の背後に回り込み、土俵上か土俵の外へ相手を前方に這わせるように倒す技。

大相撲幕内:年5回、10年9.7回、全5.934回

 

74.送り投げ

相手の後方に回り込み、相手を投げ倒す技。この時の投げの種類は問わない。

大相撲幕内:10年20回、全24回 得意力士:朝青龍(5回)

 

 

75.送り掛け

相手の背後に回り込み、自分の足を相手の足に掛けて相手を倒す技。この時、内掛け、外掛けは問わない。

大相撲幕内:全0回
 

 

76.送り引き落とし

相手の後方に回り込み、相手を自分の前方に引き倒す技。

大相撲幕内:10年7回、全10回(14九、11九、09夏)

 

77.割り出し

四つに組んだ体勢から、片方の手で相手の二の腕を掴むか筈に当て、
もう片方の手で上手か下手を取るか小手に巻いて寄り切ること。
ちょうど割り込むような体勢になることからこの名がついた。

 

78.うっちゃり

土俵際まで寄せられた、または土俵際で吊り出されそうになった力士が腰を落とし体を捻って、相手力士を土俵の外へ投げるもの。

うっちゃりを決めるためには相当の瞬発力と勝負強さ、そして強靱な足腰が必要である。

一部の例外を除きほとんど見ることが無くなった。
その理由としては力士の大型化と共に、足腰の弱体化等の懸念がこれに関して言われることがある。
「『うっちゃり』はなぜ消えたのか」というタイトルの相撲分析書まで出版された。

大相撲幕内:年3回、10年2.3回、全20.98回
得意力士:双葉山、鏡里、大鵬、佐田の山名寄岩、北葉山、豊山、霧島明武谷、麒麟児、鶴ヶ嶺
     若浪、國登、大晃、旭道山、双ツ龍、北太樹

霧島 対 水戸泉 〜うっちゃり4連戦〜
Ama 2008 May Day 8

声優相撲においては、名関脇・釘宮理恵の代名詞となっている。
2005年シャナ、2006年ルイズ付近を中心に、声優相撲の近代化「萌え化」が加速し、
その旗手として「ツンデレ」の大成に成功。「釘宮旋風」を巻き起こした。

それまでは無自覚に副次的な属性と見られ勝ちだった「ツンデレ」を、
基軸、基調として前面に押し出すキャラクターは当時新鮮であり、
「ツンデレ」というジャンルそのものを作り上げた。

土俵際の土壇場で、流れるように「うっちゃり」で「デレ」を打つ姿は、
予測できていても食ってしまう巧さが光り、上位を苦しめた。
相手に見られたり、後の先で取られると発揮できないため対策を打たれ、
「うっちゃり」を狙った土俵は2000年代後半で一段落付いた。

2010年代に入ってからは複合的な攻めの「決まり手」としてうっちゃりが目立ち、
場所によっては複数回の「うっちゃり」が出ることも珍しくない。

釘宮理恵を始め、平野綾、竹達彩奈など、逆転劇で上位陣を下す活躍を見せた力士は印象深い。
横綱陣でも、伊藤静、沢城みゆき、花澤香菜などが連勝中、反応の良さで星を拾った。
その他、喜多村英梨小松未可子 など、技巧派として知られる力士も複数回決めている。

 

79.極め出し

相手の差手や首、肩の関節を腕で挟み込み(極めるという)、相手を土俵の外へ出す技。
大型で懐の深い力士が小型やそっぷ型力士に対して使うことが多い。
この技をかけられた場合、肘の関節等を故障する可能性がある。

相撲の格言の中に「極めたら相手の顔を見ろ」という格言がある。

なお、相手の片方の差手を両腕で極める場合は、
特に江戸時代のその技を得意とした力士にちなんで泉川と呼び、
その形で勝負をつけることを撓め出し(ためだし)と呼んだ時期もあった。

 

80.極め倒し

相手の腕や肩、首の関節を腕で挟み込み、土俵上か土俵の外へ相手を倒す技。大型で懐が深い力士が多用する。

 

81.後ろもたれ

相手が自分の背後に回り込んだ際、もたれこむように相手を土俵の外に出す、または倒す。
相手に送り倒しや送り投げを決められやすいので積極的にこの決まり手を狙う力士はほとんどおらず、
ほぼ流れの中で偶然発生する決まり手といってよい。

14名06 東前13・隠岐の海 - 西前16・千代丸
12九11 西前02・ 魁聖  - 東小結・安美錦
12春02 東前07・ 高安  - 西前05・豊真将

 

 

82.呼び戻し

四つ身に組んだとき、強引に相手の差し手を引っ張り込み、いったん呼び込んで反動をつけ、
相手の体が浮き上がったところを素早く差し手を返して、
突き出しながら引っ張り込んだ方へひねり倒すことがこの技の特徴となっている。

大相撲の中でも最も豪快な技の一つで、力も技も相当なものを必要とし、滅多に決まらないため幻の決まり手とも呼ばれている。

「仏壇返し」「揺り戻し」「寄り戻し」などの別名もある。

 

 

「非技(勝負結果)」

 

91:勇み足

押し、寄りなどで土俵際まで相手を攻め込んだ側が、相手より先に足を土俵外に踏み越してしまうことを差す。

例外として、相手を吊り出した場合には自分の足が先に出ても「送り足」として負けにならない。
また、相手力士が死に体である時、多少早く足を踏み越してもこれを「かばい足」として負けにならない場合もある。

大相撲幕内:10年:15回、全1.50回
15春09松鳳山、14九03日馬富士、14初01千代大龍

声優相撲の上位の取組では減る傾向にこそあるが、
以前の花澤香菜や戸松遥など、ラジオ等で空回って「勇み足」になる事例も見受けられる。
幕下以下で経験不足の力士では時折見られ、非技では比較的多い。

 

92.腰砕け

相手が技を仕掛けていないのに、体勢を崩して倒れてしまった時に用いられる。

 

93.つき手

相手の力が加わらぬままバランスを崩し、土俵上に手をついてしまうことを言う。

同じ「つき手」と表現されるものに、かばい手と対になる概念がある。
これには、かばい手かつき手かが紛らわしい場合がありよく論争の種となる。

 

94.つきひざ

相手の力が加わらぬまま膝をついた場合に適用される。

 

95.踏み出し

勇み足とは違い戦意が無く、土俵外に出た場合や相手とぶつかってもいないのに後ろに下がって出てしまう場合がある。

 

「非技」(勝負結果と認められていない技)

 

96.矢柄投げ

右(左)上手を引いて両足を踏ん張り、左(右)方向へ猛烈に振り回して投げ倒す技である。
きれいに決まると相手の両足が上がり、体が土俵と平行になって矢柄のように見えることからこの名がある。

豪快な技で、相当の怪力を持つ力士でないと出せないといわれる。

 

97.うつぼづけ

下手から相手の体を腰に乗せて打つ腰投げが大きく決まり、
相手の両足が自分の腰から背中に逆立ちになった場合、下手投げや腰投げ(大腰)と区別してこう呼ぶ。

矢を入れる道具を空穂といい、技が決まった姿が背中に空穂をつけた格好に見えることからこの名がある。
豪快な技だが、最近はあまり見ることがない。

 

98.泉川

相手の腕を両手で挟みつけ、片方の肘を前方に出しながら極める形である。
このまま相手を土俵外に出せば撓め出し(ためだし)となる。

 

99.五輪砕き

相手と向かい合った状態で前屈みになった相手の両腕を相手の背中の上でクラッチして絞め上げる。
頚椎を損傷する危険性があるため、かつてはこの体勢になった時点で技を掛けた側の勝ちとなっていた。

 

100.不浄負け

相撲の取組中に廻しの前袋が外れて局部が露になること。

通常、廻しは何重にも硬く締めているため、実際に起きることはほとんどない。
また、廻しが緩んでいることが確認でき、勝負を止められる場合は、
いわゆる「廻し待った」をかけ、土俵上で組み合ったまま行司が締め直すことになっている。