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「選択肢じゃ割り切れない『第二話』」(2006/02/12 (日) 11:27:19) の最新版変更点
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"2">薔薇っちとげんしけんの仲間達『選択肢じゃ割り切れない』<br>
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薔薇「前回までの・・・・あらすじ♪」<br>
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大野「あ!え、え~っとえ~っと・・・・・みなさんこんにちわ、大野です。<br>
えっとですね、今日は斑目さんはパソコン街に行ってます。<br>
何でも咲さんのお友達がパソコンを欲しいので斑目さんが<br>
付いて行って選ぶそうなんです。だけど、咲さんが斑目さんに<br>
話た後のあの笑顔、ぜぇ~~ったい何か企んでると思うんですよ。<br>
そういう訳で、今日も『薔薇っちとげんしけんの仲間達』<br>
始まりです♪」<br>
<br>
いや~、今日も空は青いねぇ~。秋空ってやっぱりこういう<br>
青さなんだなぁ~・・・・・・ってちっがぁ~~~~う!!!<br>
何で俺は駅前にいるのよ!?別にやろうと思えば断れたのに<br>
結局来ちゃってますよ俺!!しかも、待ち合わせ30分前ですよ、おい!?<br>
つーか、いつもは時間ギリギリですのに何故今日に限ってですか!?<br>
しかも、アレですよ、この前買ったアキバ専用服着ちゃってますし<br>
お洒落とか普通考えないのに何やってんですか俺!!??<br>
俺ってそういうキャラじゃないって、いや、マジで!!<br>
<br>
・・・・・と、取乱してみたがやっちまったモンはしゃあねえか。<br>
<br>
という訳で、俺は春日部さんの友達を待つことにする。<br>
春日部さんが指定していた時計前で一応待ってみる。<br>
こういう待ち合わせ場所の指定とか春日部さんってこまけーよな。<br>
しっかし、何で俺だったんだろうか、時計の台座に<br>
もたれかけながら俺は考えてみた。<br>
まず高坂だ。高坂を貸すのがイヤなら、春日部さんが<br>
付いて行けば良い話じゃねーか?<br>
と、思ってはみるが、いや、笹原妹の時の事があるしな、<br>
一緒にいててもヤキモチをやくという訳ですか。<br>
春日部さんの性格からしたらありえるかな・・・。<br>
次は笹原・・・・アイツは・・・・無理か、俺がパソ選んだし。<br>
大野さんも荻上さんもダメだし、朽木君は・・・・・論外だ、ありゃ。<br>
残りは久我山と田中・・・・アイツら勉強してっか。<br>
・<br>
・<br>
・<br>
あ、やっぱ俺しかいないじゃん。うわ、何だかすっげぇヘコむな。<br>
は~、つまりは最初から俺以外にはいなかったんですか、はあ。<br>
まあ、俺は田中や、久我山と比べたらこの時期でも部室に来る回数も多いし<br>
暇人かと思われてるんでしょうけど、正直痛いよなぁ・・・・<br>
そう思ってたら誰かこっち来ましたけどあれが春日部さんの友達ですか。<br>
はあ、今日は一日・・・・って、あれ・・・・・あれ・・・??<br>
どこかであの人を見たような・・・・って!!柿崎さんディスカー!!??<br>
<br>
早めに来て斑目さんを待とうと思っていたのに私が駅前に着くと、<br>
そこにはもう斑目さんが来ていた。<br>
時計をあわてて見ると、まだ待ち合わせの10分前。<br>
私を待っててくれた?私より先に来て?<br>
あ・・・・つまり・・・私だから・・・・?<br>
あ、いや、ありえない!うん!ありえないよ、それは!<br>
たまたま早く来すぎちゃっただけ、うん、そうだよ。<br>
メグ「あ・・・すいません!あの、待たせてしまいましたか?」<br>
私は一応、謝罪の挨拶をしてみる。<br>
斑目さんは、少しボーっとしてたけど、すぐに私に気づいてくれた。<br>
斑目「あー・・・・・お、おはよう。いや~、パソコン選んで欲しい人って<br>
柿崎さんだったのね。いや、まったく分からんかったわ。」<br>
ニッカリと笑ってくれる斑目さん、トクンと私の胸が鳴った。<br>
メグ「あ・・・・・はい。あの、水銀燈が、春日部さんの友達で・・・・<br>
それで、前にパソコンが欲しいって話を水銀燈にしたら、<br>
勝手に春日部さんに話をしちゃって、それで・・・こういう事に。」<br>
あぁ・・・何やってるの、私・・・顔きっと真っ赤だよ・・・<br>
それに声裏返ってるし、オドオドしすぎだよ・・・<br>
斑目「あ・・・あぁ~~~!そういう事ね!な、なるほど、あ~~、<br>
なるほどなるほど!そ、それなら柿崎さんが来たのも分かるわ!<br>
アハハ・・・アハハハハハ!!」<br>
そんな私に気をつかってか知らずか普通に話してくれる斑目さん。<br>
下手に気を使われるより嬉しい・・・。<br>
斑目「あー、んで、今日の予定だけど・・・・パソコン欲しいんだよね?」<br>
メグ「あ、はい!あの・・・今日はお願いします。」<br>
斑目「あー、いや、別にパソくらいならすぐにどうにかなるし大丈夫よ?」<br>
メグ「どうもありがとうございます!」<br>
斑目「いやいや、そんなめちゃ感謝されても困るよ。」<br>
メグ「あ、すいません・・・」<br>
斑目「あ、いやいや、悪くはない。あ、それよりどんなパソが欲しいの?」<br>
メグ「え?」<br>
斑目「いや、パソコンでも色々使用目的あるし、ちと聞いておきたいのよ。」<br>
メグ「あ、そうですね・・・・音楽とか聞きますし、ネットもしたいです。」<br>
斑目「ふんふん。」<br>
メグ「あと・・・・メールとかDVDも見たいかな。」<br>
斑目「予算はどれくらいある?」<br>
メグ「大体10万ちょいくらいで・・・」<br>
斑目「あ~・・・それくらいだったら俺、自作PCやってるし既製品より<br>
安く仕上げてみようか?」<br>
メグ「そんな事できるんですか?!すごいです!それでお願いします!!」<br>
斑目「へ?あ?あ・・・いやいやいやいや!!そんなすごい事じゃないヨ!?<br>
ま・・・・ま~~、それでやってみますか。」<br>
メグ「それじゃ、行きますか?」<br>
斑目「あ、いや、ちと待ってくれない?ダチを呼んでるのよ、ソイツも<br>
連れて行きたいんだけど、良いかな?」<br>
メグ「あ、はい・・・良いですよ♪」<br>
<br>
咲「・・・おい、何であの二人まだ行かないんだ?もう集まってんのに・・・・」<br>
銀「私にも分からなぁい。でも、誰かを待ってるみたいねぇ。」<br>
駅前の道路向かいの喫茶店、咲と水銀燈は斑目達を見守っていた。<br>
いや、見守る、というのは二人の詭弁で実際はただの尾行である。<br>
水銀燈と咲は斑目達が来る一時間前からずっと喫茶店でスタンバイして<br>
今日一日、最後の最後まで二人を監視する気でいた。<br>
咲「まったく!!せっかくデートの舞台を用意してやったのに、何で<br>
二人で行かないんだよ!」<br>
銀「そうよねぇ、斑目さん、二人でいるのがイヤとか?」<br>
咲「あ~、それありえる。アイツってば、こういう状況に弱いのよ。」<br>
銀「ふぅん、あ、カルピスなくなっちゃった。ちょっと入れてくるわぁ。」<br>
咲「ん、行って来~い・・・・・さて、誰を待ってるんだ?」<br>
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2分後<br>
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銀「お待たせぇ~♪それで、あの二人はどう?」<br>
咲「ああ、まったく喋らず黙ったまんま、マジでありえないよ。」<br>
銀「それってひっどぉ~い。」<br>
咲「だよな、ちょっとは話せ・・・って、あれササヤン(笹原)じゃん!」<br>
銀「あぁ~~!!あそこにいるの薔薇水晶じゃなぁい!!」<br>
咲「水銀燈!!行くよ!!」<br>
銀「もちろんよ!!」<br>
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笹原「それじゃ、薔薇水晶さんも斑目さんに呼ばれたんだ。」<br>
薔薇「・・・・・うん・・・一緒に来てって。」<br>
笹原「そうなんだ。でも、いったい何の用なんだろ?用件は買い物に<br>
付き合ってくれって話だったけど・・・」<br>
薔薇「でも・・・・買い物なら・・・この前・・・したんだよね?」<br>
笹原「あ、うん。徹夜で並んでちょっと買い物を。」<br>
薔薇「エロゲ・・・・だっけ?」<br>
笹原「あはは・・・・あ~~~、うん。」<br>
薔薇「・・・・面白かったら・・・・・貸してね。」<br>
笹原「良けど・・・男性向けだからおもろくないよ?」<br>
薔薇「良いよ・・・・別に・・・あれ?・・・・銀ちゃんだ♪」<br>
笹原「え?あ、隣にいるのって・・・・春日部さん!?」<br>
咲「おい、ササヤン!!何でここにいる!!」<br>
銀「薔薇水晶もどうしてここにいるのよぉ!!」<br>
笹原「え?あ、いや、斑目さんに呼ばれたんだよ。駅に来てくれって。」<br>
薔薇「うん・・・・・私も・・・・呼ばれた。」<br>
咲「やっぱそうか・・・・ちょい、ササヤンと薔薇っち、こっち来て。」<br>
笹原「何か・・・・・・」<br>
薔薇「・・・・オモシロドキドキ・・・・?」<br>
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再び戻って、喫茶店内<br>
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笹原「え~、俺ら、何かしました?」<br>
咲「いや、何もしてない、けど、しかけた。」<br>
銀「もう、薔薇水晶ぉ~、あの二人の邪魔しちゃだめじゃなぁい。」<br>
薔薇「二人・・・・?邪魔・・・?でぃもーると・・・意味不明。」<br>
咲「う~ん、いちいち説明すんのめんどいから、まずは外を見て。」<br>
笹原「はあ・・・・。」<br>
薔薇「どこを・・・・見るの・・・?」<br>
銀「駅前の時計台よぉ~♪」<br>
笹原「え~と・・・・ってええ!!??な、何で斑目さんが女の人と!!??」<br>
薔薇「あ・・・・・あれ・・・メグだぁ!!」<br>
咲「まー、これで意味分かるよね?」<br>
銀「薔薇水晶は・・・・分かるのかしらぁ?」<br>
笹原「つまり・・・・・デートっすか?」<br>
薔薇「・・・・ゲーセン・・・レッツゴー?」<br>
咲「ササヤン正解、薔薇っち不正解。」<br>
笹原「はぁ・・・意味は分かりましたけど、でも俺らどうすんの春日部さん?」<br>
咲「ここまで分かっていてまだ理解してないのかササヤン?」<br>
銀「今日は二人っきりにしろって言ってるのよぉ。野暮な事聞くわねぇ。」<br>
笹原「ええ~?でも、約束しちゃってるん・・・」<br>
咲「破棄しろ、今すぐメールして行けなくなったと言うんだ。」<br>
銀「薔薇水晶は私がメールしたげるわぁ。」<br>
笹原「春日部さん・・・・また何か企んでいません?」<br>
咲「ふふふ~♪まあ、ちょっと斑目に大人の階段を上ってもらうのよ♪」<br>
<br>
薔薇「階段・・・・カウボーイビバップ?」<br>
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遅い・・・・・・・<br>
遅い・・・・・・・<br>
遅い遅い遅い遅いぞ二人ともぉぉぉぉぉぉ~~~~~~~!!!!!!<br>
待って5分!!柿崎さんとしゃべらずにずっと待って5分!!<br>
いったい、二人とも何をやってるだぁぁーーーーー!!!!<br>
・・・・ん?俺のケータイ鳴ってるじゃねえか何々・・・<br>
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<新着メール><br>
笹原『すんません斑目さん、行けなくなりました』<br>
薔薇水晶『いけません、ごめんなさい』<br>
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なんですとぉぉぉぉぉ~~~~~~~~!!!!!???!!!?????<br>
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ありえねーーーー!!!ありえねーーーー!!!どうすんの俺!!???<br>
俺一人じゃ無理無理無理!!!ぜぇ~~~ったい無理!!!!<br>
うっわ、やべえよ斑目!!最大最強の大ピンチじゃねえか!!<br>
メグ「あの、どうかしましたか?もう、行きますか?」<br>
クソ!!どうする斑目!!???<br>
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→A『あ、うん、行こうか』<br>
B『あ、ごめん、もう少し待って』<br>
C『やっぱ、今日は止めよう』<br>
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斑目「そ、それじゃ行こうかぁ~、AHHAHAHAHA~~~♪」<br>
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あ~、死にたい<br>
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薔薇「今日の『薔薇っちとげんしけんの仲間達』は・・・・・おしまい。<br>
それじゃ・・・・・次回予告だよ♪」<br>
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笹原「春日部さん、本当にこのまま尾行するの?」<br>
咲「うっさい、ササヤン!!今、斑目追いかけてるんだから黙る!!」<br>
銀「あ、あの店入ったわよ!!」<br>
笹原「あの~・・・・ええっと・・・・・」<br>
咲「よし!!ササヤン行くんだ!!」<br>
笹原「はい~~~~!?俺っすか~~~!!??」<br>
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咲&銀「オタクの中にはオタクが行くの!!」<br>
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笹原「そんな~~~~~~!!!」<br>
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薔薇「・・・・次回・・・・『デート開始のドッキドキ』・・・だよ。<br>
斑目先輩の元に・・・新しい風が吹く・・・・♪」<br>
<br></font></p>
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