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  自然と柚子葉を――妹を抱きしめる手に力が入る。
  さっきまで泣いていたからなのだろうか、重ね合わせた唇から燃えるような熱が伝わってくる。
  胸にもまた、控えめにではあるが確かな弾力を感じ取る事が出来る。

  それにしても、だ。
  さんざん俺を苦しめてきた、小悪魔のようなコイツが……
  こんなに華奢で、これ以上強く抱いたら壊れてしまいそうで……
  こんなにも……儚いなんて……

「んっ」

  不意に唇が離れ、甘い陶酔から現実へと引き戻された。
  腕にかかる髪がくすぐったい。

  ひやっとした空気が2人の顔と顔の間をすり抜け、
  それに誘われるかのようにうっすらとまぶたを開く。
  視界に飛び込んで来た上気した頬に、うるうると柔らかな光をたたえている瞳に、
  思わず胸がキュンと締め付けられる。

「アニキぃ……んんっ!?」

  突き上げる衝動に抗えきれず、再び口づけ。
  俺の背へと回された、か細い腕に力が入るのが分かる。
  柔らかい、暖かい触感がまたも身をとろけさせる。

  ――もっともっと、柚子葉と繋がっていたい。家族として、では無く。
  そんな思いがふつふつと湧き上がってくる。
  いや、もしかしたら胸の奥底にそういう想いが眠っていたのかもしれない。
  今まで気付いていなかっただけで。

「これが答え……じゃ、ダメか?」

  そっと顔を離し、まだ微かに温もりが残る唇から吐息交じりの告白を漏らす。
  その言葉を反すうするかのように、目を閉じ俺の肩に寄りかかる最愛の妹。
  ふわふわの髪を優しく、優しく指ですいてやる。

  今までも疑似体験――まぁエロゲなんだが――で、それこそ1ダース超の妹たちを
  愛でて来たが……ああ、認める。妹属性だ。俺は。
 それにしても、本当に夢みたいだ。
  あぁ……柚子葉たん最高……

「だ~めっ」

  またしても陶酔から呼び覚まされてしまった。

「ちゃんと、口に出して言ってくんなきゃ。
『彼女』でも無いのに、キ・ス・し・ちゃ・う、な~んてさぁ~あ」

  軽く呆けていた俺の視界に、いつもの生意気なツラが映る。
  そしていつもの憎まれ口。
  ……ダメだ。俺の脳に何かフィルターでもかかってるのか、可愛くて可愛くてたまらない。

「……どうしても?」
「どうしても」
「……好き」
「ん~?聞こえないなぁ~」

  ウソだろおまえそれ絶対ウソだろ。
  いつでもキス出来るような距離で聞こえないとかありえないから。

「す・き・で・す」
「パードゥン?」
「すっ、きっ、でっ、すっ」
「もういっかい!」
「すっ!きっ!でっ!すっ!」

  うはwwww俺テラマゾスwwwwwwww
  何か新しい快感が目覚めてきたような。(こないような。)
  そんな妙な具合にドキがムネムネな俺へと投げかけられた、容赦無いお言葉。

「ツバ飛ばすな、バカ」

  ハァ?てめぇが声ちいせぇっつーから息切れするほどに好き好き連呼してやったんだろ
  大体俺はてめぇみてぇな小便くせー小娘なんz

「……大好き、だよ」

  俺も大好きぃぃぃぃぃっ!!!!
  はにかんだ笑顔で伝えられた気持ち、プライスレス。


                  ■


「あ~晩飯作るの面倒くさいなぁ~」
「そうだな~」

  ソファーにデレ~っともたれかかり、グーグー腹を鳴らしつつ洋画を眺める俺と妹。
  ふたりの時間を堪能している間に佳境を迎えたのか、マフィアっぽい連中を相手に
  アーノルドがナイフ一本で立ち向かっている。

「ね~ね~、アニキぃ~」
「ん?」
「ピザでも取らない?」
「こんな時間に食ったら太るぞ……ってか代金は?」
「アニキのおご」
「却下」

  さすがにこのすらっとしたウェストが緩んでしまっては、国家的大損害だ。
  ついでに全財産3260円の俺の財布も大損害を被る事になる……故に、ピザは無しだ。
  ちらりと、隣でのびている奴を眺める。
  ウェストもさる事ながら、ホットパンツから伸びる足も、タンクトップ越しに見て取れる
  本当に、本当にちょこんりと控えめに主張している胸も……ああ、やっぱり最高だ。

「あ、俺の部屋にカップやきそばの買い置きあるからそれ食おっか」
「何で、んなモン買い置きしてんのさ?」
「……いいだろ別に。好きなんだよ、ペヤング」

  何が、どういう風に好きかとか聞くなよ。

「んじゃ、晩御飯アニキおすすめのペヤングにしよっか。あと適当に冷蔵庫の中漁ってさ」
「おけ。それじゃ部屋から持ってくるわ」

  その場をたち、薄暗い階段を一段一段踏みしめ自室へと向かった。
  しかし、やっぱり夢のようだ。
  性格はともかく見た目に関してはパーフェクトに俺的ストライクゾーン直撃の、
  あの柚子葉が、俺の事を好きだった、だなんて。

  ドアノブをひねり、手探りで灯りを点け、秘密の自家発電機材格納庫を開く。
  ペヤング、改造カップメン容器、河原で拾った秘蔵のエロマンガ……
  そこには俺の夢が、ぎっしりと詰まっていた。

「もしかしたら、別れの時が近いのかもな……お前とも」

  改造カップメン容器3号『ステファニー』を手に、めくるめく愛欲の日々に想いを馳せる。
  ブリッジ体勢でオナろうとして足をつったあの日、
  妹12人切りをしようとして、始めて出た赤玉にガクブルしたあの日……
  そう、こいつはまさしく俺の青春だった。

  ステファニーをそっと、定位置である『妹アンソロジー・みるくらぶ』の隣へと横たわらせてやり、
  ペヤングを2つ手に取って青春の扉をそっと閉めてやった。

  ――あばよ、ステファニー。

  振り返りもせず、部屋の電気を消した。
  そうだ。ステファニーはもう過去の女なのだ。
  自室を後にし、俺は踏み出す。
  そう、ピリオドの向こうへ!

「おっかえり~」

  両手を広げ待ち構えていた奴の姿を見て、俺は吹いた。
  裸エプロン。
  そう、地球上に存在する男すべての夢。
  人類が生み出した至高の芸術。
  その、裸エプロンを、俺の妹が、ほ、ほ、ほぁーっ!!

「遅かったじゃん、どったのよ?」
「お、お、おまっ」

  残念ながらフリル等は付いていないが、オレンジ色の生地に緑で刻まれたロゴが
  何ともかわいらしい。
  その憎らしい布の向こうに存在するであろう、つるぺたボディーが自然と頭に思い描かれる。
  が、平常心を装いペヤングを柚子葉へと手渡す。

「じゃ、アタシがペヤング作るから、アニキは冷蔵庫の残り物で適当に何か作ってね」

  くるっと回れ右をして……あ?
  あ……エプロンの下にタンクトップとホットパンツだと……?
  ちくしょう……
  ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!

  とりあえず冷蔵庫の中にレタスとキュウリがあったのでサラダを作ってみた。
  ミニトマトが2個あったので、キュウリの両サイドにタマタマ配置して先っぽから
  白いドレッシングぴゅーとかやろうかと思ったけど、色々メンドクセので止めた。

「いっただきま~す」
「いただきます」

  ソースの絡み具合が今ひとつ中途半端なペヤングをざっくりかき混ぜ、口へと運ぶ。
  !!
  こ、これは……

「お前、お湯入れて何分で作ったよこれ」
「普通に3分だけど?」

  だからペヤングは2分半で作れと。こんな柔らかいので満足してんのは素人だけだと。

「はい、アニキ。あ~ん」

  ペヤングマイスターとしての100のこだわりに思いを馳せている所に、
  輪切りキュウリを掴んだ箸がすぅっと伸びてきた。
  箸の主がいる右隣へと笑みを返し、それにパクっと食いつく。
  ホント、こいつの笑顔を見ていると何もかも許せそうな気分になってくる。

「なんか、こうしてると恋人同士みたいだな」
「うんうんそうだね、別に彼女でも何でもないけどね。アタシ」
「……お前なぁ、あんだけ人に好き好き連呼させておいて、まだ根に持ってんのか」
「だってぇ~」

  もくもくと、ヤキソバを食っていたかと思ったらピタッと手を止め、
  俺によりかかるようにして下から顔を覗き込んできた。

「まだ、付き合って下さいって言われてないも~ん」

  まったく、妙な所で律儀と言うか細かいと言うか……
  はぁ、仕方無い。

「柚子葉さん、好きです。付き合って下さい」
「ん~、気持ちがこもってない。もう一度」
「ずっと、ずっと、柚子葉さんの事が好きでした。結婚を前提に付き合って下さい」
「……ぷっ、アニキ大丈夫?兄妹なんだから結婚とかありえないし」
「わ、笑う事無いだろ。俺だって恥ずかしいんだからよぉ……こんな事言うの」
「何よぉ、嫌々言ってるワケぇ?」

  げ、何やら雲行きが悪くなってきたぞ。

「い、嫌々な訳無いだろ。本気でお前の事好きだし、恋人同士になりたいんだから。俺は」
「も~、アニキ必死すぎ。そんな顔真っ赤にしちゃってさ」
「ぐっ、人が下手に出て――」
「兄妹なんだから、普通のカップルみたくは出来ないんだよ?ホントにいいの?」
「関係あるかよ、んな事。俺は、お前が、好きなんだから」

  一瞬の静寂。妹の眉間に、何かを堪えているかのようにシワが走る。

「……しょうがないなぁ、そんなに言うんだったら、付き合ったげるよっ」

  早口でまくし立てたかと思ったら、ガタンと飛び跳ねるようにして席を立ってしまった。
  そのまま早足にリビングの出口へと向かう柚子葉。

「アタシ、風呂、入ってくるから、アニキ、洗い物、お願いねっ」

  振り向きもせず、言いたい事だけ言って、さっさと廊下の闇へと消えていってしまった。
  ……しょうがない奴だな。
  あえて何も言わずその背中を見送り、俺は2人分の食器を流しへと運んでいった。


                  ■


  いや~今日も良い湯加減であったなぁ。
  風呂のある離れからリビングへ直行、ダイニングキッチンで牛乳ぐびっ!
  無論、手は腰に、だ。
  本物ならば、牛乳それ自体にもこだわらねばなるまい。
  紙パックなど論外、ホモジナイズ瓶牛乳。通ならコレ。

  神聖なる男の儀式を終え、誰もいないリビングを後にし自室へと戻る。
  ドアノブを捻り、安らぎを求め俺の領域へと……

「やほー」
「お前なぁ、何で俺のベッドで寝てる訳よ」
「何となく」

  奴が、布団から首だけ出して、悠々とマイベッドでくつろいでやがった。
  それは何か、一緒に寝たいと言うボディランゲージなのか。
  さすがにそれは、下半身が暴虐な獣になってしまうのが目に見えてる。
  いくらなんでもそれは倫理的にNGだ。故に、退場していただかねばなるまい。

「まったく、1人じゃ寝られないって歳でも無いだろ」

  掛け布団を引っぺがした瞬間、俺の股間がスパークした。
  控えめのふくらみの頂点に、薄ピンク色の突起。
  うっすらと紅色に染まっている、滑らかな肌。
  まだ毛も生えそろっていない、禁断のデルタ地帯。
  間違いない、こいつ、全裸だ。

「あ~、見たなぁエッチぃ~」

  そう言いながらぱっと両手の平でで胸を覆って見せる。
  下は、相変わらずサービス全開だ。
  ちろちろと伸びる陰毛の下、やわらかな曲線を描いている土手。
  そこに肉のクレバスが……ピンク色の、ヒダっぽい物がちらっと……

「そんなジロジロ見ないでよ、ヘンタイ」

  そこもまた、無情にも手で覆われてしまった。
  仕方ない。もっと女体の神秘を堪能したかったが、開放された片方の胸を眺めて楽しむ事にした。

「……アニキもさ、突っ立ってないで脱いでよ」
「へ?」
「アタシだけ裸とか、恥ずかしいじゃん」
「な、ばっ、何言ってんだよっ!バーロー!!」

  いくらなんでも最後の一線を越えるのはヤバい。ヤバすぎる。
  出来ちゃった結婚とか結ばれてメデタシメデタシとか、そんなチャチなエンドじゃあ
  断じて済まされねぇ。
  理性だ。ここは、理性で耐えねば。

「やっぱドーテーじゃ、そんな度胸無いかぁ~」

  理性だ。平常心だ。鉄の心だ。
  脳内で般若心経を唱える俺を尻目に、ヤツがもぞもぞと動き出した。
  身を起こし、俺の方を向いて、足をM字に開いて……

「ほらほら、ここが気になるんでしょぉ~?」

  指先で、ピンク色の割れ目を、くぱぁって……
  いやいや!負けちゃダメだ負けちゃダメだ!!
  行深般若波いままで無修正動画で見てきたのとは違う、羅蜜多時若々しいピンク色の秘部。
  照見そこに柚子葉の、すらっとした人差し指が五蘊クリトリスと、
  膣口を交互に皆空……

「んんっ……アニキぃ……」

  色即是空、南無阿弥陀仏。
  くちゅくちゅ淫らな音を漏らしながら、柚子葉の指が激しく出たり入ったりしている。
  もう一方の手で、乳首をクリックリッと転がし……

「んあっ、もっとぉ……来てぇ……あに……あんっ!」

  いいや!『限界』だッ!脱ぐねッ!
  一息にスウェットの上下を、トランクスを脱ぎ捨て、ビンビンの下半身を開!放!

「はぁっ……え、ちょ」

  そのまま柚子葉にダァァァァァァイブッッ!!!

「こらっ、待て、いきなりす、んぎぃぃぃぃぃぃっ!!」