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J「はぁ・・・・」
ため息を吐きながら僕はベットで横になり、ぼんやりと天井を眺めていた
JUNはずっとこのような調子で過ごしていた。
心細い。寂しい。もう何もしたくない。
彼女と別れてから1ヶ月ずっとこんな気持ち・・・
JUNは彼女、翠星石と別れてずっとその状態を引きずっていた
J「(忘れたくないのに忘れたくない・・・はぁ・・・)」
僕は何もしなければ良かったと何度も後悔をしている。こんな気持ちになるなら最初から好きにならなければよかったと

けど、そんな気持ちはあっけなく、簡単に今の状況が変わるなんて誰が思っただろう
それは些細な一本の電話から。そしてそれがこれからどうやって変っていくんだろうか・・・
電話の内容はいたってシンプル。親からの電話だった
「そろそろ一緒に住んだらどうだ?」
こんなごくありきたりな陳腐な内容だった
JUNは家を飛び出し、親とは別々に住んでいた
僕もそろそろ戻ってもいいかなと思った。けどそれはJUNの心残りを1つ、狂うほどに悩んでいた
J「(もし家に戻ったら翠星石とはもう連絡は取れなくなるんだろうな・・・)」
僕はそんな事を思いながら半月の猶予をもらい、答えを出す事を伝えると親も少し残念そうにそれを了承してくれた

1ヶ月前・・・
僕は翠星石と付き合ってた・・・。僕はずっと彼女と居ると約束をし、彼女も僕を好きでいてくれた
けどそんな簡単には世の中はいかなかった
翠星石は暫く付き合い始めてこう告白して全てが終わってしまったんだと思う
翠星石「JUN・・・ごめんですぅ・・・やっぱり翠星石はどうしても忘れられない人がいるんですよ」
JUNは呆然と彼女の言葉を聞いてるだけしか出来なかった。この幸せな時間に終わりなんて来るなんて予想もしてなかったから・・・
そして彼女、翠星石は私の事を忘れて欲しい。と言い、僕らの幸せな関係は簡単にピリオドがついていた

J「はぁ・・・もう僕も自分の道を決めないとな・・・・」
そう思い立ち、JUNはパソコンの電源を付け、自分のHPの日記に今までの事、これからの事を全て吐き出し、最後の書き込みをした
それから数日後、一通のメールが届いていた
J「(ん・・・また業者とかセールスのメールかぁ?)」
そのタイトルを見てJUNは少し戸惑った
翠星石・・・・・
僕はそれを見るかどうか暫く悩んだ後、意を決した

To:翠星石
title:JUN・・・・
本文:何話していいか分からないけど、JUNの声が聞きたいですぅ・・・・・

僕は胸が締め付けられるようになり、そのメールを閉じた
J「(なんだよ・・・忘れたいのに・・・こんなメール寄こしてくるなんて卑怯だよっ・・・)」
けどもしこのまま両親の所に行ったら翠星石とは連絡はもう無くなってしまう。もう裏切られるのも嫌だ。だけど・・・後悔はしたくなかった
僕はさきほどのメールを開き、自分の思いを文字に綴っていた

To:JUN
title:Re.
本文:僕も何話していいかわからないけど・・・翠星石の声が聞きたい。

JUNは暫くして翠星石との懐かしい過去を思い出しながら彼女の声を聞ける番号をつづっていった。
何回目の呼び出し音だろう・・・・心臓が破裂するぐらい緊張する。ああ、確か彼女に告白する時も緊張したな・・・・
何を話していいかなんてわからない。けどJUNは純粋に翠星石の声が聞きたかった

ガチャ・・・・・

J「あっ・・・・」
電話を出たのはいいが僕達は暫く何を話していいかわからず、只々お互いの存在がそこにいるという事だけでも安心が出来た
J「最近風邪とかひいてないか・・・?寒くなってきたし気をつけろよ?それと・・・」
僕はそんな最近の事などや、翠星石がきちんとやっているかなどごくありきたりな会話を一人続けていた
彼女は泣きながら何度も「うん・・」と答えてくれた
そんなやりとりをしながらも僕は心地良かった。彼女の声を聞くたびに今まで荒んだ気持ちは何事も無かったかのように落ち着いていた
暫くして翠星石も色んな事を話した。僕はただ彼女の声を聞くだけで安心が出来ていてどんな内容かもその言葉の旋律に浸っていた
J「あー、僕さ・・・・翠星石のこと・・忘れてなかったから・・・」
突然JUNは彼女にそう言うと
翠星石「っ・・・翠星石も・・・忘れてなかったですぅ・・・」
そんなちっぽけな事で喜べた、けどもう僕等も子供じゃない。後悔はもう二度としたくない・・・そう思いながらも僕は考えるよりも口に出した
J「らしくないよな・・・翠星石、好きだ。ずっと大好きだ・・・」
言った後に馬鹿らしく思えてきた。けど僕はただ自分の本当の気持ちが伝えたかった・・・
翠星石は電話の向こうで泣きじゃくっている。行き成りそんな事を言われればそうだろう。JUNは謝ろうとした時
翠星石「翠星石も大好きですぅ・・・・」

声を枯らしながら、泣きじゃくりながら囁いていた
二人は暫く名前を呼び合ったり、色んな話に華が咲いた。そう、まるで1ヶ月前に戻れたかのように・・・・
翠星石は泣き、喋り疲れたのかスヤスヤと寝息を立てていた。
J「(全く・・・・風邪引くぞ・・・)」
もうあの頃ではない。
それはほんの少しだけ神様がくれた束の間の幸せだろう
僕と彼女はお互い本当に好きなのも分かっている。
けどそれはどうにも抗えないこと
僕はもう後悔はない・・・・残り数日彼女との日々を大事にしたい。それまではどうかこの束の間の幸せが続きますように・・・
JUNはそう思いながら静かに受話器を置いた

~END~