隠しの影響


単刀直入に言って、隠しが喧嘩界に与えた影響というものは、それはそれは凄まじいものだ。
ロリ殺に影響され毒殺ができ、毒殺に影響されまた隠しサイトができ、と
「隠し」の設定やシステムは次々と伝播し、喧嘩界全体に浸透していった。
所属する喧嘩師もHNからして個性豊か且つ魅力的な人物ばかりで、
隠しの住人がチャットに現れるだけで、静まっていた場が一斉に賑わったものであった。
誰も彼もが隠しに興味津津であったが、畏敬の念か、とりあえず情報を聞き出したかったのか、
(恐らく後者だが)
彼ら相手に喧嘩をしようとする輩はほとんどおらず、隠しに関する様々な情報を聞いては、更に関心を深め、まだ見ぬ新世界に想いを馳せていた。

また、喧嘩師の興味を引き寄せる上で絶大な効果を持っていたのが、
前述したロリィタ殺人娯楽の下部サイトと、今は亡きmegaBBSに立てられたあるスレッドである。

下部サイトは二つ存在し、一つは簡易な形態のチャットである、通称「ロリ仮」。
チャットといっても実際は伝言版的用途で使われており、
隠しの喧嘩師が何事か喋ったり、ページ上部に「○○に遠征している」などのプチ情報が載せられていた。
ページの名称が変わったが、最近まで存在していた。

二つ目は、ロリィタ殺人娯楽の「下層」喧嘩師が運営していたサイトである。
影響を与えた下部サイトと言えば、通常はこちらを指すことが多い。
内容としてはロリィタ殺人娯楽を始めとした主要隠しサイトの喧嘩師紹介が主で、
紹介の一つ一つがどれも凝っており、隠し常連の会話ログが一部抜粋されたり、
それぞれが気に入っている喧嘩師を挙げるなど、その手法は実に巧みなものだった。
設置されていたチャットにはごく稀に隠しの住人が来たり、
最初期に存在した掲示板では、下層の住人が上層の有名喧嘩師を真似て遊んだりしていた。
(リニューアルの際にロリ殺の管理人から叱られたため掲示版は削除、ロリ殺常連紹介も2回ほど内容が変わっている)
また、途中から閲覧者からのメッセージに対する返答が設けられている。
閲覧者の興味をそそる非常に良い情報サイトだったのだが、
ロリィタ殺人娯楽の管理人・副管理人・トップ喧嘩師の引退による情勢悪化を理由に、2006年の2月頃閉鎖してしまった。南無。
最終更新:2015年10月01日 00:46