"20080915"喧嘩界復興計画
喧嘩サイト、引いては喧嘩界に付いて離れぬ最大の問題、それは「過疎」である。
喧嘩界の人口というものは決して多くはない。
喧嘩という特殊なコミュニケーションの上に成り立っているが故に、当然人は増えにくいし、
人を増やし、且つ定着させるための魅力ある喧嘩界を作るには、
住人が積極的に喧嘩行動を起こす必要がある。
しかし、喧嘩をする上でのモチベーション維持というものは非常に困難な上、
(面倒臭く飽きやすい)
人材の減りやすさは余所のコミュニティサイトの比ではないというのだから始末が悪い。
人が長居し難い。
人が新たに入り難い。
慢性的な人材不足。
「過疎」という天敵が付き纏うのも当然のことであり、
全くもって喧嘩界というのは御し難い世界であると痛感せざるを得ないだろう。
事実、喧嘩界は今までに幾度もの過疎を体験してきている。
だが、その度に復興してきたのもまた事実と言えば事実。
温故知新。
喧嘩界の歴史を遡り、時代時代の過疎期と復興期を探れば、
自ずからヒントが見つかる(はずである)。
前章においては「いつの間にか復興していた」と記したが、
復興するにはやはり何らかのきっかけがあったのは言うまでもない。
大雑把に言うと、
の二つが挙げられる。
時間の経過に身を任せて本当に「いつの間にか」復興しているパターンもあるが、
自主的に喧嘩界復興の志を得ようとする以上、この方法を望むことは出来ないだろう。
さて、喧嘩界が「過疎」る根本には、「喧嘩師のモチベーション低下」がある。
要するに「喧嘩に飽きる」ということなのだが、
慢性的な人材不足や、そこから来るマンネリ感を考えれば、致し方ないと言える。
喧嘩師が喧嘩から遠ざかれば喧嘩サイトは衰えるし、
その衰える喧嘩サイトを見て、或いは親しい喧嘩師の行方が知れなくなって、
他の喧嘩師たちも興味を失う。
そんな状態で一部の常連が新参を勧誘しようが、余程の物好きでない限り居着くわけもなく、
負の連鎖はやがて氷河期を導く。
しかし逆に言えば、喧嘩師の興味を再び引き寄せることが、喧嘩界復興に繋がるということだ。
上述した復興の二要因には、「新しい」という要素が共通している。
モチベーション低下の要因である慢性的な人材不足やマンネリ感を解消する上で、
このような「新たな刺激」は絶大なる効力を発揮するのだ。
少なくとも筆者には効力を発揮する。間違いなく。
実例を挙げると、2005年1月~4月間の氷河期を融解したのは
大規模な新参流入(第二世代の登場)のお陰だし、
ケースは多少異なるものの、毒殺消滅後、
もしかしたら氷河期に突入するやもしれなかった喧嘩界に
新たな時代をもたらしたのは、後に最大手にまで発展する平成喧嘩塾だ。
………既にお分かりかと思うが、一つ問題点があるとすれば、
生半可な「刺激」ではどうしようもないことか。
これについては次章にて更に語っていきたい。
最終更新:2011年08月13日 02:54