例の名無しですよ(故)


「マジメ板において相手を煽る」という最大禁忌の実践に加え、
平成喧嘩塾の管理者塾長と、喧嘩塾の帝王Selciaの逆鱗にも触れるという、
エスパー伊藤も裸足で逃げ出す伝説的チャレンジを敢行した偉大なる問題児。
生前、短期間ではあるが、平成喧嘩塾に在籍していた。
彼のあまりに無謀で強烈なその生き様は、保身と怠惰に埋もれる
現代の喧嘩師たちに大きな衝撃を与え、今でも語り草となっている。

当初はマジメ板においてマジメに討論に参加しているマジメ君だと思われたが、
矛盾がどうたらとかいう不毛系マジメウンコスレにおいて徐々にその本性を現し始める。
彼の背徳を恐れぬ一片の躊躇もなき反逆行為は、
「マジメ板なんだし煽る奴なんているわけないよね^^」
という無意識下の安堵、そして先入観のみならず、喧嘩師たちが籠もっていたルールの殻すらも粉々に打ち砕いた。
また、この際の衝撃で喧嘩塾内の名無しの数人がショック死している。
しかも、その反逆の相手は、塾の支配者たる――神と呼称しても何ら差支えはない――塾長とSelciaその人である。
その上、彼らの穏便な対応に対しても、開き直りは当然、あまつさえ逆ギレすら辞さない構えを見せた。
「己のワガママを貫き通す」
を地で行く彼の反逆はもはや暴走の域にまで達し、
「アク禁」という権限を振りかざす塾長とSelciaの癒着体制について、

「紛れもない言論封殺であり、現代喧嘩社会における腐敗が如実に表れている。
この許せざる相互依存関係を、私は自身の命を賭して、徹底的に打ち砕く。」

と、痛烈に批判するまでに至る。
この後、反逆の基点として「平成喧嘩塾(マジメ)@ウィキ」を作成し、
両人の癒着と、それに追随する喧嘩塾生の堕落した関係を
「塾長セルシア教」と称するなど、風刺を交えた抗議活動を展開するが、
神と帝王の絶対なる力の前では、たった一人の反逆者など、あまりに無力に過ぎる存在だった。
下界で声を大にして喚く小粒の度重なる狼藉を見かねた
平成喧嘩塾の最高意思決定機関「「幹部連」の定例会議において、彼に対する措置は
喧嘩塾の最高法規である「喧嘩塾ガイドライン」の規定に従い、
規則違反者に対する最高刑罰「アクセス禁止」に決定し、その後間もなく実行される。
アクセス禁止措置については彼以外の一般利用者の間でも物議を醸したが、程なく収束。
「幹部連」という巨大な権力機構に楯突いた男の壮絶なる喧嘩人生はここで幕を閉じ、
某日未明、喧嘩塾の姉妹サイトである男塾の住人「王大人」によって死亡が確認された。
最期の言葉は「コードギアス2期まだかよ」であったとされている。

反逆は失敗に終わったものの、彼の遺産である「平成喧嘩塾(マジメ)@ウィキ」及び彼の反逆に関するログについては、

「腐敗した現代喧嘩社会に牙を取り戻すための指標であり、重要な知的財産である」

との意見が多く寄せられ、今後永久的な保護を望む声が後を絶たない。

("故人美化委員会"および"誇大妄想同好会"共同編集)
最終更新:2012年11月05日 03:09